幼児期に身につけたい28の動き《からだの土台「足育」》

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中のコラム
《からだの土台「足育」》からお届けいたします。

幼児期の運動能力向上は「遊び」で

子どもの運動能力を高めるために、
何かスポーツをさせたいと思っている親御さんへ。

幼児期は、遊びを通して多様な動きを経験させることで、
十分に運動能力を高めることができるんです。

幼児期に身につけたい28の動き

「運動能力」というと、
スポーツが思い浮かぶかもしれませんが、
生活の中で必要な動きや、
とっさの時に身を守る動きも運動能力です。

6、7歳の頃までは、
生きていく上で欠かせない
基本の動きをマスターする時期です。

文部科学省「幼児期運動指針ガイドブック」では、
幼児期にできるようになっておきたい
基本的な動きとして、
次にあげる28の動きが挙げられています。
 
☆体のバランスをとる動き
・立つ
・座る
・寝ころぶ
・起きる
・回る
・転がる
・渡る
・ぶら下がる

☆体を移動する動き
・歩く
・走る
・はねる
・跳ぶ
・登る
・下りる
・はう
・よける
・滑る

☆用具などを操作する動き
・持つ
・運ぶ
・投げる
・捕る
・転がす
・蹴る
・積む
・こぐ
・掘る
・押す
・引く

スポーツでは、特定の動きが多くなりますが、
遊びではこの28の動きがすべてできます。

また、自分から動くため、
伸び伸びと無理のない動きができます。

たった1本のひもでも、10の動きが生まれた

そうはいっても、
どんな遊びがいいのか思い浮かびませんよね。

でも、家の中にいるときでも、
ちょっとした道具があるだけで、
体を使って遊ぶことができるんです。

例えば、100円ショップなどにある
長さ2~3mのひもでも、
いろいろな動きが生まれます。

親子足育クラスで遊んでいる時には、
こんな動きが生まれました。
  
  
ひもに合わせて「歩く」


 
 
お腹をつけて「はう」姿勢でくぐる


 
  
手足を支えにした「はう」姿勢でくぐる


 
 
高いところのひもを伸びあがって「引く」


 
 
ひもを手綱にして「滑る」


 
 
ひもを「跳ぶ」

写真には残っていませんが、
次のような遊びもありました。

・ゴールに見立てて「走る」
・土俵に見立ててお相撲「押す」「引く」「よける」「転がる」「起きる」など

たった1本のひもで10種類の動きが出てきました。

基本の動きができてこそ、複雑な動きもできる

6、7歳までに身につけた基本の動きがあってこそ、
体育やスポーツで必要な複雑な動きができます。

そして、基本の動きのできる力が一生を支えます。

幼児期は、28の動きを引き出す遊びで、
運動能力の土台を築いてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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