大人サイズの上履き・体育館履き

中学生や高校生、そして保育・教育の現場で働く教職員の方は「上履き」が必要です。

上履きは一日を通して長く履くものなので、体の健康に与える影響も大きく、本来は最もよく考えて選びたい靴と言っても良いかもしれません。

ただ、中高生の場合はスリッパ・サンダルが指定されていたり、靴の指定のない教職員の方も脱ぎ履きのしやすさからスリッパ・サンダルを履く方も多いようです。

(中学や高校で指定されているサンダルの例:写真中央)

スリッパやサンダルなどの足裏にフィットしない履き物は、脱ぎ履きがしやすい一方で歩きにくく、履き物が脱げないように不自然な歩き方をするため、足もとが不安定になります。

その結果、筋肉が正しく使えなかったり、膝・股関節・腰にも負担がかかったりしします。

そして、これが積み重なると、足のアーチの低下、外反母趾や浮きゆびなどの足の変形、関節の痛みなど、さまざまなトラブルにつながります。

災害時を考えた場合にも、スリッパ・サンダルでは足もとを守ることができませんが、足にフィットする靴底のしっかりした靴なら、がれきから足を守り、走って避難することができます。

今回は、サイズが22センチ以上の展開がある「ベルトでとめるタイプの上履き」「体育館履き(紐靴)」をピックアップしてみましたので、参考にご覧ください。

ベルトでとめるタイプの上履き

アサヒ フットケア

幅は広めです。ここにピックアップした靴の中では、最もかかと周りの支えがしっかりしていると思います。

Asics ナースシューズ

アサヒ健康くん

サイズは25.0cmまで。靴の幅が広めです。

教育パワーシューズ

サイズは29.0cmまで。靴の幅は広めです。

JES日本教育シューズ

サイズは29.0cmまで。

教育シューズ

オートフィッツ吉祥寺の上履き

甲低細幅の子供靴専門のお店です。
ドイツの靴メーカーに特注したという上履きを販売されていて、サイズは38インチ(24.0cm相当)まであります。
通販ページはこちらです。

瞬足 足育(そくいく)

サイズは25.0cmまで。白と黒の2色があります。

ムーンスター

「大人の上履き」というコンセプトの靴があります。

体育館履き(紐靴)

アキレス

ムーンスター

教育シューズ

幅がやや広めで、つま先ゆったりのデザインです。

アサヒ

幅が広めです(メーカーの記載では4Eとあります)。

Asicsナースシューズ

こちらはナースシューズですが、紐靴として紹介します。

アサヒ フットケア

こちらも紐靴として紹介します。

行動パターンと足の形を考えた靴選びを

ベルトでとめる上履きか体育館履きか、どちらが良いかは毎日の行動パターンや環境を考えて選ぶのが良いでしょう。

足の健康を考えれば、最もおすすめの靴は紐靴ですが、脱ぎ履きを素早くする必要があるなら、ゆるんだ状態の紐靴をそのまま脱ぎ履きするよりも、ワンタッチで素早く止められる「ベルトでとめるタイプの靴」を毎回止め直して履く方が良いです。

また、足のタイプによってどの靴が適しているかは違うので、条件に合いそうなものを複数試し履きしてみて、足もとに違和感がない靴、最も安定して歩ける靴を選ぶと良いでしょう。

オンラインショップで靴を買う場合の注意を書いた記事もあるので、ぜひ参考にされてください。
(記事のタイトルは「ネット通販で子ども靴を買ってみよう」ですが、大人の靴もポイントは同じです)

一日を快適に過ごすことのできる靴が見つかりますように。

みやざき足育センター 成田あす香

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