こんにちは! 足育アドバイザーで保育士の成田あす香です。
中学生や高校生、そして保育・教育の現場で働く教職員の方々にとって「上履き」は欠かせないアイテムです。
上履きは一日を通して長時間履くため、体の健康に与える影響も大きく、最も大切に選びたい靴のひとつです。
しかし、現実的には、中高生はスリッパやサンダルが指定されている場合が多く、園や学校の教職員の方々では脱ぎ履きのしやすさからスリッパやサンダルを履く方も多いようです。
(中学や高校で指定されているサンダルの例:写真中央)
スリッパやサンダルがトラブルの原因に?
スリッパやサンダルなど、足にフィットしない履き物は、脱ぎ履きがしやすい一方で、脱げやすいため不自然な歩き方になりがちです。
その結果、足もとが不安定になり、筋肉が正しく使えないために、膝や股関節、腰に負担がかかるという問題が生じます。
これが続くと、足のアーチの低下、外反母趾や浮き指などの足の変形、関節の痛みなど、さまざまなトラブルに繋がる可能性があります。
さらに、災害時を想定すると、スリッパやサンダルは地震で割れたガラスや落ちてきた物が散乱する中での避難には不向きです。
底が薄くて足の甲を覆う部分が少ない履き物では、足を怪我する危険性が高まります。
また、津波が心配な地域では、高い場所へ逃げる必要がありますが、脱げやすいスリッパやサンダルで迅速な避難ができるでしょうか。
そこで今回は、脱ぎ履きが頻繁な環境でもワンタッチで靴をフィットさせられる「ベルトでとめるタイプの上履き」で22センチ以上のサイズがあるものをピックアップしました。
中学生や高校生、大人の皆さんの上履き選びの参考になれば幸いです。
ベルトでとめるタイプの上履きをご紹介!
アサヒ フットケア
足のサイズが変わらなくなってきた高校生から大人の方に。
産学医共同研究によって開発された、足の健康を考えたシューズです。
かかと周りのサポートがしっかりしていて、とても歩きやすいのが特徴です。
サイズは22.0~28.0まで展開しており、標準から幅広の足の方に適しています。
アサヒフットケアの機能については、楽天市場のボタンから詳しくご覧いただけます。
Asics ナースシューズ
足のサイズが変わらなくなってきた高校生から大人の方に。
2本のベルトでしっかりと固定できるタイプです。
サイズ展開が21.5~29.0と幅広く、男女問わず試してみたくなる一足。
Asicsにはいろいろなタイプのナースシューズがあり、1本ベルトのものや甲の素材が違うものなど、多様なラインナップが揃っています。ぜひ検索してみてください。
ミズノ ナースシューズ
足のサイズが変わらなくなってきた高校生から大人の方に。
サイドのメッシュ素材や靴底の通気穴など、蒸れにくさを重視したシューズです。
サイズ展開は21.5から28.0までです。
アサヒ健康くん
小学校中学年から大人まで。
25.0までのサイズ展開があり、標準から幅広の足の方に適しています。
瞬足 足育(そくいく)
小学校中学年から大人の女性に。
25.0までのサイズ展開があり、幅狭から標準の足の方に適しています。
JES日本教育シューズ 足守
小学校中学年から大人まで。
29.0までのサイズ展開があり、3つの幅(狭幅、中幅、広幅)から選べます。Amazonで購入可能です。
教育パワーシューズ
小学校中学年から大人まで。
29.0までのサイズ展開があり、標準から幅広の足の方に適しています。
ムーンスター
小学校中学年から高校生まで。
24.5cmまでのサイズ展開がある白いベルト付き運動靴です。
オートフィッツ吉祥寺の上履き
小学校中学年から大人の女性に。
甲低細幅の子ども靴を専門に扱うお店です。ドイツの靴メーカーに特注した上履きを販売しており、サイズ展開が38インチ(24.0cm相当)まであります。
通販ページはこちらです。
自分に合った靴を見つけるために
それぞれの足にぴったり合う靴は異なります。
予算やサイズに合わせていくつか試し履きして、足元に違和感がなく、安定感がある一足を選んでください。
オンラインでの購入を考えているなら、「ネット通販で子ども靴を失敗せずに購入するためのガイド」を参考にしてみてください。大人の靴選びにも同じポイントが当てはまります。
毎日を快適に過ごせる靴が見つかりますように。