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今の靴、買ってからどのくらいたっていますか?《からだの土台「足育」vol.4》

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中のコラム《からだの土台「足育」》から
お届けいたします。

前にお子さんの靴を買ったのは、いつですか?

今、お子さんが履いている靴は、
買ってからどのくらいたっていますか? 

「半年はたっていると思う」という方は、
靴のサイズを確認してあげてください。

子どもの足の成長は、
3歳までは1年に約2㎝、
3歳を過ぎると1年に約1cmの
ペースと言われています。

靴のサイズ展開は0・5cm刻みですから、
前に靴を買ってから半年が過ぎているとなると、
サイズが足に合っていない可能性があります。
 

靴のサイズは中敷きで確認するのがおすすめ

 
靴のサイズが合っているかを確認するには、
中敷きを使う方法が簡単です。

靴から中敷きを取り出して床の上に置き、
足を乗せて立ちます。

このとき、中敷きと踵(かかと)の
位置を丁寧に合わせましょう。

そして、つま先の部分に
足の指の厚みに合ったゆとりがあることを確認します。

目安は、靴のサイズが15cm未満では5~8mm、
15cm以上では1cm程度、
学童や大人の靴では1cmまたはそれ以上です。

つま先のゆとりが5mmを切っていたら、
靴を買い換えた方がいいでしょう。

〇サイズが小さくなっている例

 
〇サイズが大きすぎる例 

サイズの合わない靴で骨格が変形することも

 
サイズの小さい靴を履いていると、
足の指を伸ばすことができず、
足の裏の重心のバランスが偏ったり、
間違った体の使い方を身につけたりします。

また、子どもの足の骨は軟らかいため、
骨格が変形する可能性もあります。

サイズが合っていた方も、
安心してはいけません。

半年が過ぎているのに
サイズがぴったりということは、
購入時、大きめのサイズだったのかも。

詳しくはあらためて触れますが、
大きめの靴も足のトラブルの原因になります。
  
 

靴底の減り具合もチェックして

小学生以降は成長のペースが
ゆるやかになりますが、
体重が増えて動きが激しくなるので、
靴が消耗しやすいです。
  
靴底の減りや破れ、型崩れは、
足の癖の表れでもあります。

そのまま使っていると、
間違った体の使い方を強めることもあるので、
買い換えがよいでしょう。

子どもの足って、あっという間に大きくなります。
月に1回は中敷きを使ったサイズ確認をお勧めします。

(みやざき足育センター成田あす香)

子ども靴の寿命は3カ月から6カ月!?

新聞に書かせていただいたのは、ここまでですが、
「前に靴を買ってから、半年はたっていると思う」
という方は、本当に今すぐ靴を見てほしいです。

子ども靴は、耐久期間が6カ月を
想定しているという話も聞いたことがあります。

わが子の靴を見ていると、
3ケ月から半年が寿命だなあと思います。

特に男の子は消耗が激しいですね。

「え~!?靴に穴が開いた!?」
「なんで、こんなに底が減ってるの??」

足育を実践している私でも、
「え~!?」と思わず言ってしまうほど、
子どもの靴は早く傷みます。

それから「3ケ月から半年が寿命だなあ」
と書きましたが、靴の寿命の差は、
靴の販売価格の差と比例するように感じます。

もしもサイズが合っていても、   
靴底が減っていたり、履き口が開いていたりしたら、
いますぐ買い替えてあげてください。

お読みいただき、ありがとうございました。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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