子供靴の中敷がはがれてしまう《メールde足育相談室vol.110》

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子どもの靴、中敷がはがれてしまうことが多く・・・

どうしてかしら。。??

買ってそんなに経たなくても、取れちゃうのです(*_*)
履き方かしら・・・

写真は長男(中1)のなんですが、思えば、次男(小1)もたまになります。
だけど、長女(小5)のはなりません。

だから「歩き方かな?」と思ったのですが、長男の通学用の運動靴はなりません。

何か分かることがあったら、教えてください~♪

(中1男子&小5女子&小1男子のお母さんより)

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頂いた写真1

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頂いた写真2

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【回答】

ご相談をありがとうございます。

私も、長男にこの靴を履かせていたことがあります。

確か3ヶ月経たずにインソールが剥がれ、靴底は片減りし、アッパー(靴底より上の部分)の形も崩れていたので、サイズアウトの前に買い替えました。

これなら、2倍のお金を出して、良い靴を買った方が良いのでは?と思って、最近はもう買っていません。
 
 
靴の価格って、商品の性能に比例しているかなと思います。

素材の調達コストや作業工数など、この価格で作れるように、かなり工夫していると思います。
  
  

…というのも、金曜日にアシックススポーツ工学研究所を見学させて頂く機会がありまして。

その中で、プロスポーツ選手のオーダーシューズの製作工程を見せて頂きました。

求められる機能から素材を作ったり、激しい使用に耐えられるように糊付も2回したり、それから方法を変えて機械で何度も圧着したり、と想像もしていなかったような多くの工程を経て作られていました。

(*詳しくは過去の投稿「価格の差は、工程数や素材の違い 〜アシックススポーツ工学研究所を見学して〜」もぜひご覧ください)

この例は高価格の靴の話ですが、逆に低価格の靴の場合は、素材は安く手に入るもので済ませて、糊付けや圧着も最低限の回数に減らすなど、できるだけ価格を下げる工夫をしてるってことですよね。

だから、耐久性が低いのも、当たり前と考えられます。
    
    
中1の長男さんはよくこうなる、小1の次男さんもたまになる、小5の長女さんはならないということでしたね。
   
でも、中1と小1だと、脚力が違いますよね。
  
それから、男の子と女の子でも、脚力が違うし、行動も違いますよね。
 
それで、こういう風に靴の中敷が剥がれちゃうんじゃないかなと思います。
 
このメーカーがダメって訳ではなくて、この価格帯の靴(3,000円前後)だと、どうしても耐久性は低い…ということです。
 
耐久性に違いはありますが、どんな靴であっても基本は消耗します。
 
サイズアウトしなくても、底が減ったり、形が崩れたり、インソールが剥がれたりなど、靴の機能が低下したときは、修理したり買い替えたりするものなんですね。
 
高価格の靴では修理ができるものもありますが(子供靴だったら1万5千円以上するようなヨーロッパの子供靴ですね)、たぶんこのメルマガの読者さんが買われている靴のほとんどは、修理はできない作りなので、基本的に買い替えです。
 
写真を拝見すると、靴の内くるぶし側の履き口が若干広がってきてるようです。
 
このままこの靴を履いていると、踵の骨が倒れ込むのを助長してしまうことにも繋がるので心配です。
      
お役目を全うしてくれてありがとう!と感謝して、新しい靴に買い替えてあげましょう。

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