こんにちは!足育アドバイザーで保育士の成田です。
オンライン足育相談でこのような質問をいただきました。
子どもの靴の中敷がはがれてしまうことが多いのですが、なぜでしょうか?
買って間もないのに、すぐに取れてしまうのです(_)
写真は長男(中1)のものですが、実は次男(小1)もたまにはがれます。
しかし、長女(小5)の場合はそんなことはありません。
そこで、「歩き方が関係しているのかな?」と思ったのですが、長男の通学用の運動靴の中敷ははがれないし…。
何か分かることがあったら、教えてほしいです。
靴の価格と品質の関わり
私も、長男にこの靴を履かせていたことがありますが、3ヶ月も経たないうちに中敷が靴の中でずれて、靴底も片減りし、形も崩れてしまったので、サイズアウトの前に買い替えました。
低価格帯の靴では、できるだけ安い素材を使ったり、糊付けや圧着などの工程数を少なく抑えたりなどの工夫で価格を安くしています。
それが中敷のはがれやすさにつながっているのではないかと思います。
子どもの年齢、個性と靴の耐久性との関わり
3人の子どもで靴の中敷きがよくはがれるお子さんと、そうでないお子さんがいるということでした。
これは年齢や運動量、それぞれのお子さんの個性も関わっているのではないかと思います。
中1のお兄さんと小1の弟さんでは、脚力や運動量の差から、お兄さんの方が靴の傷みが早いでしょう。
また、小5の娘さんの中敷がはがれないのは、お兄さんや弟さんと比べて運動量が少なかったり、靴を丁寧に履いたりしているのではないでしょうか。
靴の履き方もはがれやすさに影響
靴の履き方も中敷のはがれやすさに影響してきます。
靴を適切にフィットさせずに履いていると、靴の中で足がずれるので、中敷がはがれやすくなります。
靴を履くたびに、ベルトをきちんととめることで、中敷だけでなく靴の傷みを防ぎ、足の健康も守ります。
中敷は糊付けされたものでなく、抜けるタイプがおすすめ
中学校の通学用の運動靴の中敷ははがれないというのも興味深いですね。
学校で指定された靴を履いているのではないかと思いますが、もしかすると、今まで履いていた靴より作りがしっかりしたものではないでしょうか。
また、中敷が糊付けされておらず、抜けるタイプの靴ではないでしょうか。
靴には、中敷が張り付けてあるタイプと、別で中敷を入れてあって抜くことができるタイプがあります。
靴を買う時には、後者の方をおすすめします。
中敷が抜けるとサイズの確認がしやすく、さらに立体的な中敷の場合は靴の中での足の安定感も高まります。
まとめ
子どもの靴の中敷がはがれる原因にはいろいろな要因が考えられます。
靴の価格や品質、子どもの年齢や個性、さらには靴の適切な履き方などが影響を与えます。
靴を長持ちさせ、足も健康に育むために、できれば中敷が抜けるタイプの靴を選び、ベルトや靴ひもをきちんと締めて履くことが大切です。
中敷がはがれるなど靴の傷みが出てきたら、早めに買い替えを検討しましょう。
足育アドバイザー(R)/保育士
成田 あす香