足にいい上履きを選ぶポイント|ベルト付きで足指を圧迫しないこと

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多様な上履きの写真とこの記事のタイトル

こんにちは! 足育アドバイザーで保育士の成田です。

子どもの健やかな成長には、靴選びがとても重要です。

上履き(上靴)は室内で履く靴であるため、脱ぎ履きしやすい簡易なものが選ばれがちですが、一日中履く靴として、本来は足のことを最も考えて選びたい靴です。

今回は、幼稚園や学校で履く子どもの上履きについて、どんなものが足に良いのかを一緒に考えてみましょう。

足の成長と靴選びの重要性

子どもの足は成長途中で骨、関節、筋肉が未熟な状態です。

筋骨格の成長は18歳頃まで続くため、この期間は足にマイナスの影響を与えない靴を選ぶ必要があります。

上履きも、外で履く靴と同じように次にあげるポイントを満たすことが大切です。

1. 足の指を圧迫しないこと

足の指は、歩く時にしっかりと地面を掴み蹴り出す役割を担います。

足の指を圧迫するような靴を履くと、正しい歩き方ができなかったり、足の指の変形を引き起こす原因になります。

つま先に広さと厚みがあり、足の指が自由に動かせる靴を選びましょう。

足指の圧迫を明らかにする写真。バレーシューズと足にいい上履きを同じ足模型に履かせ比較。バレーシューズではつま先がはみ出し、圧迫を受けているのが分かる。
左:バレーシューズ 右:子どもの足の発達を考慮して作られた上履き

バレーシューズの多くは、つま先の空間が狭く、足の指を圧迫しやすいため、注意が必要です。

足の形は一人一人異なるので、中敷きを使ってサイズを確認した後、履いて歩いてみて、指が当たるところがないかを確認しましょう。

2. 足と靴が一体化すること

歩く時に靴の中で足が前にずれないように、ベルトやひもで足に合わせて靴をしっかり固定できるものを選びましょう。

園や学校では、玄関やトイレでの脱ぎ履きも考慮して、面ファスナー(ベルクロ・マジックテープ)のベルトが付いた靴を選ぶと良いでしょう。

バレーシューズのゴムバンドや三角ゴムでは、足と靴がしっかり固定されないため、歩く時に靴が脱げやすく、不自然な歩き方を強いられることになります。

3. 靴底がしっかりしていて、足の指が曲がる位置で曲がること

歩くときには、足の指の関節部分が自然に曲がります。そのため、靴も同じところで曲がるものを選びましょう。
また、固い床から足を守るために、靴底に適度な厚みと硬さがあり、衝撃を吸収できることが大切です。
靴底が柔らかくてグニャグニャと曲がるものは、衝撃を吸収する力が弱く、足に負担をかけますので避けましょう。

4. かかとをしっかり支えられること

かかとの部分に芯が入っていて、上から押してもつぶれにくいものを選びましょう。
かかとの骨が倒れ込まないように靴で支えてあげることで、足をけがやトラブルから守ることができます。

ちなみに、私が足育を広めようと思ったきっかけの一つは、長男がバレーシューズで足の指がいわゆる「浮き指」になり、上履きを見直したら指がきちんと床につくようになったことでした。

また、上履きは災害時や非常時にはそのまま避難靴にもなる履き物です。
これらのポイントを満たす上履きは、バレーシューズよりも靴底がしっかりしていて、脱げにくいため走ることもでき、防災の点からもおすすめと言えるのではないでしょうか。

足に良い上履きはどこで買える?

靴屋さんの店頭でこれらのポイントを満たす靴が買えるところはかなり限られますが、オンラインショップでは多様な上履きを購入できます。

「サイズが合わなかったらどうしよう」と心配される方もいるかもしれませんが、サイズ交換や返品が可能なショップもあります。

どのショップでも、サイズ交換や返品についての説明が書いてあるページがありますので、先に読んで内容を確認しておきましょう。

靴のオンラインショッピングが初めての方は、こちらの記事もぜひお読みください。

商品紹介

足に良い上履きとして満たしたい条件のうち、「つま先に広さと厚みがある」「ベルトがついている」を満たしているものをピックアップしました。

なお、動く時の足元のサポートを考慮すると、かかとの芯(ヒールカウンター)が入っているものが理想的ですが、選択肢を広げるために、かかとの芯がないものも含めてご紹介しています。

また、バレーシューズが指定されている方のために、見た目がバレーシューズに近いものもリストアップしました。
より足にフィットするのは、バレーシューズタイプではなく、甲の全面を覆うタイプのものです。

そして、「誰にでもおすすめ」という靴はなく、その人の足にできるだけ合う靴を、正しく履くことが大切です。

この情報を参考にしていただき、試し履きをしたうえでお選びください。

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なお、リンク先の商品やサービスについて、当センターは責任を負いかねます。ご利用の際は、必ず最新情報や購入に関する条件をご確認ください。

アシックス スクスク キッズシューズ

外履きですが、白いカラーで上履きや体育館履きとしても履けます。しっかりとしたかかとの芯と折り返しタイプの2本ベルトが、足もとの安定性をサポートします。サイズは15.0から22.0まで。

アシックス スクスク 上履き

スクスクシリーズの上履きで、サイズ展開が13.0から22.0まであります。
Amazonでサイズが16cmから22cmを購入したい方はこちらからどうぞ。

アサヒ 健康くん

サイズ展開は15.0から25.0まで。標準から幅広の足のお子さんに。

瞬足 足育シリーズ
ミキハウス 上履き

サイズ展開は15.0から21.0まで。

イフミー 上履き

甲をしっかり包むタイプと、バレーシューズのようなデザインのタイプがあります。サイズ展開は15.0から21.0まで。

ハッピークローバー ムーンスターはだしっこ
ムーンスター スーパースター 

「白いカラーの外履き」ですが、上履きや体育館履きとしても履けます。サイズ展開は15.0~24.5まで。

ムーンスター キャロット

折り返しタイプのベルトなので、ベルトの端を引くだけでしっかり履きやすい。サイズ展開は14.0から25.0まで。

ムーンスター リトルスター

リトルスターのベルトバンドタイプ。サイズ展開は14.0から21.0まで。

教育シューズフレッシュ21
教育パワーシューズ

足の幅が広いお子さんに合わせやすい上履き。

サニーハグ

足の幅が広いお子さんに合わせやすい上履き。

足に合った上履きを選ぶために

お子さんの足に合った靴は、一人一人異なります。
予算やサイズに合わせて、いくつか試し履きをしてみましょう。

歩き方が自然で安定感があり、自分で履けることが大切です。

お子さんが一日の中で一番長く履く「上履き」。足の成長にとってとても大切な靴ですので、足に合ったものをしっかり選んであげてください。

上履きは、ただの室内靴ではなく、足の健康と成長を支える大切な靴です。

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