「しゃがみ歩き」ができますか?《からだの土台「足育」vol.2》

今日もお読みいただきまして、
ありがとうございます。
    
みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中の
コラムをお届けいたします。

◆◆◆ からだの土台「足育」vol.2◆◆◆

わが家は長男が小学校1年、長女が2歳の時に、
東京から綾町へ移住してきました。

脱サラして新しい事業を始める夫を手伝いながら、
私は東京で行っていた自主保育の経験を元に、
子どもの体の発達を促す
リズムあそびの教室を始めました。
 
 
ある日、子どもたちが「しゃがみ歩き」の
リズムができないことに気付きました。

通常は3歳頃になると
足の裏に土踏まずができ始め、
踵(かかと)をあげたしゃがみ歩きが
できるようになります。

東京の自主保育で見ていた子どもたちも、
3歳頃にこの動きができていました。

ところが、教室に通う3歳の子ども全員が、
しゃがむことすらおぼつきません。

なかでも、
赤ちゃんの頃にハイハイをたくさんさせて
丈夫な足腰を育てたはずの娘も、
しゃがむ姿勢ができないのがショックでした。

「なぜだろうか?」と、
しゃがむことができずに転んでしまう
子どもたちの姿勢をまねしながら考えました。
 
 
そこで気付いたのが、
東京と宮崎の移動手段の違い。

東京での移動はバスか電車でした。

出掛けるためには、
家から駅まで歩かなくてはいけません。

東京ではマンションの6階に住んでいましたが、
エントランスに行くまでの間も意外と歩きます。

足の健康に良いだろうと、
階段も積極的に使っていました。

ところが、
宮崎に来て車に乗るようになってからは、
家の中から玄関先までや、
目的地の駐車場から入り口までしか歩かない。

運動量が激減していたのです。

車社会だからこそ、
子どもが体を動かす機会を大人が作らなければ、
子どもの体は育たないということに気付きました。
 
 
これからの宮崎では、社会福祉費の負担が
ますます重くなることが予想されます。

でも、私たち親世代が
家族の足を育てる意識をもって、
これまでの習慣を変えていけば、
30年後に介護や医療に頼らずに済む未来に
変えられるのではないか。

そうひらめいて、
私は宮崎に「足育」を広めることを決めました。

(みやざき足育センター 成田あす香)

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いかがでしたでしょうか?

新聞のコラムには文字数の枠があるので、
書かなかったのですが、

実は一番のショックだったのが、

>「なぜだろうか?」と、
しゃがむことができずに転んでしまう
子どもたちの姿勢をまねしながら考えました。

という私自身が、
しゃがむ姿勢で足腰が不安定に
なっていたことなんです。
 
この出来事があったのは、
3人目を出産して10か月過ぎた頃でした。

出産後の3週間は
布団で寝て体を休める生活が続き、
産後2カ月くらいまでは
家の中での静かな生活になりますので、
どうしても筋力は落ちます。

東京で出産した1人目、2人目の産後は、
その後に日常生活で体を使って
筋力が戻っていたのですが、

宮崎で出産した3人目の産後は、
どこかに出かけるのは全て車だったので、
日常生活での運動量が少なくて、
落ちた筋力が戻っていなかったんだと思います。

ちょうど立て続けに
両家の母が転倒して骨折したことも重なり、
「このままでは自分が大変だ」
と強い危機意識をもちました。

「自分が寝たきりになりたくない」
「子どもが私より早く要介護になっちゃ困る」
と、真剣に思いました。

私は、このときの気持ちが、
自分とわが子の足育を続ける
原動力になっています。
 
 
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
 
この記事を読んで
感じたり考えたりしたことが、
あなたがご家族の足を健康に育てる
原動力になったら嬉しく思います。