お読みいただきまして、ありがとうございます。
みやざき足育センターの成田あす香です。
まるでコントのような話なのですが、
現在、夫が足首を骨折して入院しています。
けがをしたのは3月上旬のこと。
畑に作業場を建てていて、
屋根をつける作業の最中に落ちて、
右足首の関節を脱臼・粉砕骨折しました。
先生の見立てによると、
着地するときに脱臼し、
踵(かかと)の骨が脛(すね)の骨にぶつかり、
粉砕骨折に至ったのではないか、
ということです。
けがの当日に手術をして、
足全体を工事現場の足場のようにがっちりと固め、
足の腫れが治まってから、
今度は粉砕骨折した箇所にボルトやプレートを入れる手術。
現在は、ボルトやプレートで骨を補強した足に、
プラスチックの支えが付いた装具をつけて、
毎日2時間のリハビリをしています。
今日から、けがをした方の足に
少しずつ体重をかける練習が始まったそうです。
けがのことを近所のおじちゃんおばちゃんに話すと、
「まだ若いのに」と言われるのですが、
若さは関係ないと私は思っています。
夫がけがをする直前、
私は、オーダーメイドの中敷きを製作するための技術を学んでいて、
毎日のように夫の足首をモデルに石膏をとっていました。
石膏をとる練習をしていると、
左足に比べると右足首の方が傾きが強く、
固くて動き辛い感じがありました。
足首の固さに加えて、
その日は長靴を履いたまま作業をしていましたので、
着地した足場の悪さに耐えられず、
捻ってしまったのでしょう。
そして、今回ここで
初めて明かしてしまう話なのですが…
私はてっきり作業場の屋根の上から落ちたと思っていたのですが、
落ちたのは、高さ50㎝くらいの脚立の上からだったそうです。
「え? 50cm??」
私もびっくりしましたが、
病院の先生にも驚かれたようです。
けがって、
ちょっとした偶然の積み重ねで
起きてしまうものなんですね…。
夫は、子どもの頃から足首が固く、
和式トイレでしゃがむのが辛かったそうです。
子どもの頃はたくさん外で遊び、
跳んで走ってしゃがみ込んで、
しなやかな足首を育てる。
大人になってからは、
自分の足の特性を理解して、
弱いところはカバーやケアをしながら、
足を正しく使って育て続ける。
一生けがをしない体づくりのために、
子どもから大人まで、
いつまでも「足育」が大切だと改めて思いました。
一度ケガをしてしまうと、
数カ月の単位で自由が利かなくなります。
何をするにも欠かせない資本は「体」です。
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。