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上の子が履いていた靴を、下の子にも履かせてもよい?《メールde足育相談室vol.196》

お読みいただきまして、
ありがとうございます。
    
みやざき足育センターの
成田あす香です。

今日は、「足の計測相談会」に参加してくださった方から
後日いただいたメールよりお届けします。

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☆ メールde足育相談室
「教えて!あす香さん」vol.196 ☆

先日習ったことを参考に
さっそく靴を選びました。

秋には2人目が生まれる予定なのですが、
上の子が履いていた靴を
下の子にもはかせてもよいのでしょうか?

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メールをお送りくださって、
ありがとうございます。

靴選び、早速お役に立てたようで
嬉しく思います。

さて、下の子の靴ですが、
原則としては、お下がりはせず、
新しい靴を用意してほしいです。

なぜかというと、他の人が履いた靴は、
その人の足の癖がついていたり、
底も減っていたりするからです。

【お下がりは原則NG。
 だけど、こんな活用法ならば…】

子どもが増えると、
子どもにかかるお金も増えるものです。

もしも、足の形のタイプが似ていて、
(幅が細め・標準・広め)、
靴の消耗がそれほどでもない場合には、
洗い替え用や汚れる時に限定して
お下がりを活用するなら「あり」かな~と、
私は思います。

私も、上の子の靴を捨てずに、
そういうときのために保管してあります。

特に、一番下は男の子で、
水たまりや泥んこを見ると
ずんずん入っていって汚れるので、
「靴が乾かない―」「泥んこになったー」
というときに、
上の子のお下がりに助けられています。

なお、一番上の長男の靴は、
よく走り回っているからか、
消耗がすごい。

靴底がすり減っているので、
ほとんどお下がりはしませんでした。

また、長男と二番目の長女で、
足型も違うので、
お下がりをしなかった面もあります。

長男は靴幅がEEの標準サイズでしたが、
長女は足が細くて薄いので、
長男の靴は合いませんでした。

三番目の次男は、
長女ほどではないものの、
どちらかといえば足が細いので、
長女の靴も合わせられます。

【靴をとっておく場合の注意点】
 
あるとき、
畑の中に靴底だけ落ちているのを見つけて、
「びっくり~? なんで~?」
とFacebookに投稿したら、
足育アドバイザー仲間で
シューフィッターの遠藤睦代さんが、
その理由を教えてくれました。

靴は、履かないでいると、
接着があまくなり、
靴底が剥がれてきてしまうことがあるそうです。

また、靴底がウレタン底の場合は、
加水分解によって、
靴底そのものが劣化するそうです。

「靴は、湿気に弱いので
なるべく履いてもらう事
湿気を吸わない保管所や、方法を
お客様にはお話しています」

ということでした。

何度も言いますが、
上の子が履いていた靴を下の子にも履かせる、
いわゆる「お下がり」は、基本はNGです。

でも、洗い替え用で一時的に履く靴として、
お下がりの靴を保存しておきたい場合には、
しっかり乾燥させてから
風通しの良いところに保管するのが良いですね。

 
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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