こんにちは!足育アドバイザー®の成田あす香です。
足育講座の質問コーナーでは、よくこんな声をいただきます。

子どもがサンダルやヒールなどのおしゃれな靴を履きたがるのですが、どう対応すればいいですか?
おしゃれでかわいい靴を履きたい気持ちは自然な成長のあらわれですが、足に合わない靴を履くとトラブルの原因になることを知ると、悩ましいですよね。
今回は、そんなときに役立つかもしれない、ティーンズ向けの本をご紹介します。
『子どものうちにしっておきたい!おしゃれ障害』
この本には「足に合わない靴・水虫」という章があります。
「かわいいデザインの靴は痛くても仕方ないよね」と言って足に合わない靴を履いていると、どうなるのか。見るからに痛々しい子どもの足の写真と共に、分かりやすく説明されています。
さらに本の中では「靴はもともと、足を保護するとともに足の機能をサポートするために考案された”道具”」と説明され、よい靴の選び方が、4つのポイントで分かりやすく紹介されています。
「足に合わない靴・水虫」の章を監修されたのは高山かおる先生
この章は、皮膚科医として足のトラブル治療や研究に取り組まれている高山かおる先生が監修されています。
高山先生は、日本足育プロジェクト協会主催の足育アドバイザー養成講座で「皮膚科学」をご講義くださっている先生です。
済生会川口総合病院皮膚科の主任部長であり、東京医科歯科大学付属病院では“フットケア外来”を開設するなど、足の専門分野で活躍される第一人者のお一人です。
健康な足の大切さを広く啓発し、テレビなどのメディアにも多数出演されています。
「一般社団法人 足育研究会」を設立し代表を務められるほか、日本足育プロジェクト協会では相談役としてアドバイスもいただいています。
思春期のいろいろな「おしゃれ」に潜むリスク
この本には靴のことだけでなく、化粧品やピアス、カラーコンタクトレンズなど、思春期の子どもが関心をもちやすい「おしゃれ」について幅広く書かれています。
思春期の頃の私は、女の子らしいおしゃれには興味が薄かったのですが、唯一、手足の毛深さを気にしていました。
かみそり、脱毛テープ、脱色など、いろいろ試していたのですが、この本を読んでみると、「あのときトラブルになっていなくて本当に良かった」とホッとします。
本棚にさりげなく置いておきたい一冊
思春期になると、幼児期のように親子で一緒に本を読むのは難しくなります。
でも本棚にそっと置いておくと、子ども自身が自然と手にとって読むことがあります。
『おしゃれ障害』は、子どもが自分の体をどう大切にするかを考えるきっかけになる一冊です。
特に靴に関する部分は、高山先生が監修されている点でも、そして私自身がが内容を読んでみても、安心しておすすめできます。