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ファーストシューズはいつから? 10歩からのスタートがおすすめの理由

つかまり立ちをする赤ちゃんの足元とこの記事のタイトル

こんにちは! 足育アドバイザーで保育士の成田です。

赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩きを始めると、ファーストシューズを買うタイミングが気になりますよね。

今回は、ファーストシューズをいつから履くか、靴選びのポイントについてお話します。

ファーストシューズを買うタイミングは10歩から20歩くらい歩けるようになってから

ファーストシューズは、自分の力で床から立ち上がり、10歩から20歩くらい安定して歩けるようになったら購入するのがおすすめです。

歩き始める前に用意すると、すぐにサイズアウトしてしまう可能性があります。

というのも、歩き出す前は足の指が丸まったようになっていることが多いですが、歩き出すと足の指でしっかり地面を押すようになり、指が伸びてくるためです。

「保育園でどうしても用意しなければならない」などの特別な理由がない場合は、10歩くらい安定して歩けるようになる頃から、足のサイズを測って靴を購入することをお勧めします。

公園の芝生など柔らかい土の上で遊ぶのであれば、裸足でも大丈夫ですので、焦って靴を買う必要はありません。

一方、歩くのが上手になってきて、アスファルトの上や鉄筋コンクリートの建物の床の上なども自分で歩きたがるようになったら、足を守るために靴は必須です。

ファーストシューズを選ぶ時にチェックするポイント

ファーストシューズを選ぶ際には、靴を実際に手に取って、以下のポイントをチェックしましょう。

ベルトやひもがついているかどうか

ベルトや紐がついていると、甲の高さや足首の太さに応じて、足と靴をぴったりと合わせて履けます。

靴のつま先側1/3程度の場所が曲がるかどうか

歩いたり走ったりするときには、足の指の関節の部分が曲がります。足の曲がるところと同じところで靴も曲がるものが、スムーズな歩行を助けます。

かかとの骨を支える「芯」が入っている靴かどうか

歩き始めの子どもは足のアーチが未発達で、かかとの骨が小さくて筋力も弱いので、かかとに硬い芯が入っている靴を選ぶと、足の骨格を靴で支えることができ、全身の筋肉をバランスよく育てる助けになります。

つま先は広く、厚みがあるデザインになっているか

足の骨が軟らかく未発達なため、靴でつま先を圧迫してしまうと足が変形する恐れがあります。

つま先が少し反り上がっているかどうか

特によちよち歩きの頃は、靴のつま先を地面に引っかけて転びやすいので、靴底のつま先部分が反りあがったもので転ばないようにしてあげてください。

靴底に適度な厚みや弾力があるかどうか

「ファーストシューズ」として売られている靴の中には、靴底が薄くて柔らかいものもあります。

アスファルトや鉄筋コンクリートの床の上を歩く場合、地面から受ける衝撃を和らげることができませんので、適度な厚みや弾力があるものにしてください。

サイズ選びは中敷を使って

サイズの合わない靴は、歩きにくく、転倒やけがの原因にもなります。
まずは、裸足で足の長さ・幅(できれば周径も)を測り、どのサイズが合いそうか把握しましょう。

裸足で測った足のサイズに、0.5cmから1.0cm足したくらいの長さのサイズの靴が合うことが多いですが、メーカーやモデルによって実際のサイズは異なります。

サイズを選ぶ時は、靴の中敷を取り出して、つま先にちょうど良いゆとりがあるかどうかを確認する方法がおすすめです。

靴のサイズが15.0になるまでは、適度なつま先の余裕の目安は8mmから5mmです。

中敷を使ったサイズの確認のしかたは、以下のブログ記事を参考にしてください。

中敷でサイズの確認ができたら、次に履いて歩かせてみます。

中敷でのサイズが良さそうでも、甲をおおう部分でのサイズ感などが足に合っていない場合もあります。

裸足で歩いている時と同じように歩けているかどうか、歩き方が不自然だったり転びやすい感じだったりしないかを、確認してください。

同じメーカーの同じモデルの靴でも、靴の素材が違うと歩き心地も変わることがありますので、いろいろ履き比べてベストな靴を選んでください。

1か月後に中敷をつかってサイズの確認を

子どもの足の成長はあっという間で、3歳までは1年に2センチのペースで足が成長します。

発達の段階や季節によって成長のペースが特に著しいときもあり、買った靴が1カ月でサイズアウトすることも珍しくありません。

これまで見てきたお子さんでは、ファーストシューズは1か月くらいでサイズアウトするケースは多いです。

靴を履き始めたら、毎月1回、中敷を使ってサイズの確認をする日を決め、知らず知らずのうちにサイズアウトしてしまうことを防ぎましょう。

つま先の余裕が5mmを切っていたらサイズアップです。

まとめ

赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩きを始めると、ファーストシューズを買うタイミングが気になりますが、のんびりと成長を見守り、10歩から20歩歩けるようになってから買うのがおすすめです。

靴選びの際には、選び方やサイズ選びのポイントを押さえ、赤ちゃんの足の健康や安定した歩行を靴でサポートしましょう。

そして、1か月に1回のサイズ確認で、いつでも足に合うサイズの靴を履かせてあげてください。

足育アドバイザー(R)/保育士
成田あす香

足育アドバイザーは特定非営利活動法人日本足育プロジェクト協会の登録商標です。
このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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