お読みいただきまして、ありがとうございます。みやざき足育センターの成田あす香です。
家事や子育てをしながら、何かのついでにできちゃうセルフコンディショニングで、快適な体だけでなく理想の自分を手に入れる「筋ゆる&ウォーキングライフマスター合宿」の2期生が先週から始まっています。
メンバーのお一人であるあゆみさんが、第1回グループレッスンのレポートをまとめてくださいました。
健康的な美ボディを手に入れる!
今回、美ボディを手に入れるべくこの合宿に参加を決めた。世間一般の美魔女を目指すのではなく、あくまで健康的な私をイメージ! 理想とする美しさは、デコルテライン・ウエスト周りがすっきりしていて身体が傾いていないことです。そして、歩き方では、体の軸がぶれずに足運びが軽やかであること。理想は、NHKのテレビ体操のお姉さんのようになりたい!なんて思ってみたり…。
今回の合宿の参加者もう一人は、あやさん。立ち姿や歩く姿にコンプレックスをもっていて、このままだと老後が心配とまだ30代の今からお悩み中。
「変えたくない」と「変わりたい」のせめぎ合いを乗り切る4つのポイント
3ヶ月という長い期間は、気持ちもからだも変化する。しかし、人間そう簡単には変わらない。これまで3日坊主を何百回いや何千回繰り返してきたのか分からない。誰しもが心当たりのあることだと思う。それというのも人は行動の中で意識している事は2~3%、無意識は97~98%というのだ。いつも慣れ親しんでいる日常を変えるのは正直「めんどくさい」。しかし、本音を言えば、もっと生活しやすく、健康になり、幸せになりたいと心の底では思っている。その蓋をしてきた本音を引き出し、現状より少しでも成長したい。
この「変えたくない」と「変わりたい」のせめぎ合いを乗り切るための、最初のポイントが次の4つだそうだ。
①少しずつ
②丁寧に
③記録を残す
④いつやるかを決める
そして、習慣化は、やろうと決めたのにやめたくなる「反発期」、やるのが面倒くさくなる「無気力期」、乗りに乗ってできるようになる「安定期」、飽きてくる「倦怠期」の4つのステップを乗り越えたさきにあるそうだ。この4つを意識することで「めんどくさいな~、やめちゃいたいな~」という悪魔のささやきを断つことができる…かもしれない。これは、この3カ月やってみないとわからない。
このまま何もしないと、産後体型ゆるみっぱなし、高齢になって病院通い…
やろうと決めたのにやめたくなる「反発期」を乗り切るために、「このままだと私たちはどうなってしまうのか」を書き出すワークをした。
私は、産後体型はゆるみっぱなしで、ゴムパン生活。鏡(自分)から目をそむけ、子どもや旦那のできていない点にばかり目がいくようになり、ガミガミ婆のできあがり!
一方あやさんは、背中が丸まって、仕事で肩こりに悩みに、クヨクヨしてしまう。おばあちゃんになったときに膝や足の痛みで新たな病院通いが始まってそう…
想像するだけで暗い!
次は、明るい未来の想像。筋ゆるの体験会での変化を思い出しながら、これを続けていくと、この先にどんな良いことがあるのかを書き出すワークをした。
ゴールのなりたい自分を、紙に書いて張ろう!
「靴は、その人の立ち姿や人となりをあらわす」
せっかく体が整っても、体の土台となる足元の靴がよくないと、また体の状態が戻ってしまう。今持っている靴たちをすべて持ってきて、問題点や良い点を挙げてみた。
そこで見えたものは、ヒールカウンター(かかとの芯)がしっかりしているか、自分の足の形に合っているか、指の付け根で靴底が曲がるデザインか。その他に、はき口の形、靴の補正、靴裏のすり減り方など、お互いの靴を見合いながら確認した。
私は、スニーカーばかりを履いていたが、そのスニーカーも一年はいていると靴の形が崩れ、はき口が左右非対称になっていた。靴裏も3ミリほどすり減っていて、左右ですり減り方が違った。
あやさんは、仕事用パンプス晴れ用や雨用、スニーカーやハイヒールを持参。シンプルで可愛らしいデザインだったが、可愛く見せるために足に負担をかけてしまっていることも分かった。そして、奮発して買ったものの、もったいなくて履かなかったイタリアの靴は、ヒールカウンターがしっかりしていて、靴のバランスもよく、しまっておくにはもったいない品だった。高価なものはここ一番の時に出したいと思うものだが、普段から使ってあげるのが本当は良いのではないかと、あす香さんは問いかけてくれた。
パンプスは100点満点の靴とはいかないが、マイナス面を理解して履くこと、なるべくそのような靴を履く時間を短くすることを意識して、メリハリをつけて生活すれば良いという結論になった。「靴は、その人の立ち姿や人となりをあらわす」話をしながらそんな言葉が頭に浮かんだ。
筋ゆるセルフコンディショニングの前後で、全身に感じた体の変化
片手ばんざいは、まず頬に手を当てもう一方の手をばんざいのかたちにして深呼吸をする。頬の手を首、胸、背中へと当て同じように呼吸をゆっくりしてゆく。(ここは、ポイントなどもあるのであす香さんに聞くのが一番早い!)
通常は頬からだが、その前に、最後にやる胸と背中を加えると、ばんざいのかたちがしやすくなり、ゆるみも大きくなる。一連の流れをやってみると、やる前に比べてすんなり腕が上がるようになり、頭皮が柔らかくなり、肋骨が立体的になり、足を上げるのが楽に、腰が畳にすべてつくようになった。
5歳若く見えるようになった、壁を使った立ち姿の練習
せっかく体がゆるんでも、立っている姿勢が良くないと、また体の一部の筋肉に負担をかけてしまう。くるぶし、骨盤、肩、耳が一直線になっているのが理想の立ち姿勢。そこで、壁に背とかかとをつけ、体でまっすぐの姿勢を感じて覚える練習をした。やってみると、あごが2重あごになっている感じがして腰が壁につかない…反り腰だ。頑張って壁に背中をつけようとするとバランスが崩れる。そこで、重心を置くポイントをチェック! くるぶしとくるぶしを結んだ足裏を意識して立ち、壁に同じように立つと先ほどよりは腰がつく。
ここで驚いたのが、あやさんの変化。最初は骨盤が左右の片方だけしかついていなかったが、両方つくように意識したところ、普通に立っているときには膝が曲がって伸びていなかったのが、膝が伸びて猫背も改善されていた。立ち姿だけでも5歳若返った!
心の重荷を軽くして体をゆるみやすくする「やろうと思ってやれていないこと」
合宿では、筋ゆるやウォーキングだけでなく、習慣化を進めやすくしたり、体の過剰な緊張を生む思考の癖に気付いたりするために、「お題」が出る。
次のレッスンまでのお題は、「やろうと思ってやれていないこと」。こういうことが、知らず知らずのうちに、心の重荷になって、新しいことへ取り組もうとするときの足かせとなるので、それを同時になくすために、このワークに取り組む。
私は、衣替えをあげた。家族全員分を一人でやるとなると果てしなく大変な作業なので逃げていた。しかし、ここでポイントがある。一日5分だけする。長くやると達成感はあるが、疲れて他の家事に支障をきたすこともしばしば。だから、今回はあえて5分で終わりにするのだそうだ。
そんなこんなで、あやさんと始まった筋ゆる&ウォーキングライフマスター合宿。毎日の生活に変化を少し加えて3カ月後どうなるのか楽しみに過ごしていこう。
「美ボディを手に入れる!」「立ち姿や歩く姿を変えたい!」というような本音の理想。変えたいと思って、今までにもいろいろやってみたけれど、なかなか続かないし、変わった実感ももてない。あゆみさんとあやさんも、そんなご経験をおもちでした。
人は変わりたいと思う一方で、無意識の部分では現状を維持しようとする働きをもっています。現在の体の状態は、生まれてから長年かけて築き上げてきたものですから、それを変えるのは、実は簡単なことではありません。しかし、今までと違うことを始めたことがわからないくらい、小さく小さく始めていくと、比較的、無理なく新しい状態を築き上げていくことができます。
「比較的、無理なく」と書きましたが、小さく小さく始めても、新しい、理想の自分になっていく道のりには、何度か乗り越えるべきハードルが現れます。それを乗り越えるための強力な助っ人が、同時期に参加する仲間や私です。そして、ハードルを越え続けた先には、描いている理想以上のかけがえのない財産が待っています。
あやさんが「歩き姿に自信がもてず、橘通りの横断歩道を堂々と渡れない」と話されているのを聞いて、「3か月後、きれいに颯爽と歩けるようになって、橘通りの横断歩道を全部渡って、合宿完走記念のランチに行きましょう!」と約束を交わしました。今からその日を楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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≫第2回グループレッスンのレポート「軸が整うと本来もっている力が発揮できる」
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