平和が丘幼稚園「すくすくクラブ」で足育講座を開催しました(宮崎県宮崎市)

2025年5月21日、宮崎市の平和が丘幼稚園が主催する子育て支援「すくすくクラブ」にて、足育講座を開催しました。

この日は0歳から2歳のお子さんと保護者の皆さまがご参加くださり、親子で「足を育てるふれあい遊び」を体験しながら、靴選びについても簡単に学びました。

今回は「遊びを中心にしてほしい」というリクエストをいただいていたこともあり、からだを育みながら健康な足の発達につながっていくわらべうた遊びをご紹介しました。

できるだけおうちでも続けられるように、多くの方になじみのあるわらべうたを選んで構成しました。
当日ご紹介した遊びの一部を、写真と共にご紹介します。

いっぽんばし こちょこちょ

平和が丘幼稚園の子育て支援「すくすくクラブ」の講座風景。講師の成田の声かけにこたえて、マットの上でお母さんがわが子にふれる遊びをしている様子。(2025年5月21日)

「手」で遊ぶ歌として知られていますが、同じ動きをそのまま「足」で遊ぶこともできます。
足にたくさん触れてあげて、足裏の感覚を高めましょう。

おおなみこなみ(ねがえりバージョン)

平和が丘幼稚園の子育て支援「すくすくクラブ」の講座風景。お母さんがわが子の背中や腰に触れて、撫でたり揺らしたりする遊びをしている様子。(2025年5月21日)

お腹や背中、腰のまわりがかたいと、手足も動かしにくくなってしまいます。
「おおなみこなみ ひっくりかえって あっぷっぷ」のうたに合わせて、あおむけの姿勢で波をイメージしながら体をやさしくゆらし、寝返りでうつぶせになってからも、同じように体をゆらす遊びをご紹介しました。

おおなみこなみ(高い高いバージョン)

平和が丘幼稚園の子育て支援「すくすくクラブ」の講座風景。お母さんがわが子を「たかいたかい」して遊ぶ様子。(2025年5月21日)

同じ歌を、今度はゆらして回って「高い高い」という遊びにアレンジして楽しみました。
こうした遊びは、姿勢を保つ筋力やバランスをとる感覚を育むのにぴったり。
子どもが小さいうちにたくさん楽しんでほしい遊びのひとつです。

靴選びのお話のあとは
「つま先立ち歩きをしているけど、問題はない?」
「宮崎の靴屋さん情報を教えて!」
「伸びるひもの靴やスリップオンの靴はどう?」
「中敷きが抜けない靴のサイズはどう見ればいい?」
と質問が相次ぎ、お母さんたちの関心の高さが伝わってきました。

主催者の先生からは、
「寝返りのさせ方が、園でもやっている『リズム体操』と同じやり方でした。自信をもって保護者にも伝えていきたいです。」
とご感想をいただきました。

講座の前に図書室で待たせていただいたときに、棚に「さくら・さくらんぼの保育」に関する本がたくさん並んでいるのを見て、「もしかして実践園かな?」と思っていましたが、やはりそのようです。

足育に取り組む以前には、子育て仲間と自主保育をしながら「さくら・さくらんぼの保育」を学び実践しており、今でもその学びを活かしています。

先生から「3歳児から5歳児の保護者向けの企画もできるといいと思いました。その時はぜひよろしくお願いします」というお声もいただきました。

もし実現した時には、リズム遊びが足育にもつながることをお伝えできたらと思います。


ご参加くださった皆様、そして今回の講座を企画してくださった平和が丘幼稚園様に、心より感謝申し上げます。

なお、平和が丘幼稚園のホームページでも、足育講座の様子をご紹介いただいています。ぜひご覧ください。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は6000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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