靴を履く時に必ず靴下を履くのはなぜ?

「靴を履かない時は基本的に裸足で」という記事をお届けしたところ、「靴の場合、靴下を履かせる理由を教えてください」というご質問をいただきました。

お子さんを保育園へお迎えに行ったとき、靴下を履かせてから靴を履かせていたら、その様子を見た先生に「園では靴下を履かせないのですが、履かせた方がいいですか?」と聞かれたのだそうです。

ぜひ皆さんにも知っていてほしいと思いましたので、今日は「靴の時に靴下を履く理由」をお届けします。
 

 

靴下を履く理由は2つ

本当は、靴を履く時には、必ず靴下を履きます。

理由は「靴の中を衛生的に保つため」、そして「足の皮膚を保護するため」です。

(1) 靴の中を衛生的に保つため

靴下は、足から出る汗を吸収させたり、靴の中の汚れを防ぐために使います。

足の裏は体の部位の中でも汗腺の多い場所です。

特に子どもは、新陳代謝が活発でよく動きますから、大人よりもよく汗をかきます。
 
裸足で履くと靴を履くと、足の汗が吸収されにくいので、靴の中が蒸れやすくなります。

また、足の裏が靴に直接触れると、古くなってはがれ落ちた皮膚(垢)が靴の中にたまります。

そして、体温によって靴の中の温度が高くなると、雑菌などが繁殖しやすい不衛生な環境を作ってしまいます。

これを防ぐために、靴を履くときには清潔な靴下を履きます。

(2) 足の皮膚を靴から守るため

靴を裸足で履くと、靴が足の皮膚に直に触れることになります。

そうすると、歩いている時に靴と足が擦れて、靴ずれやマメができる原因となります。

人によっては、靴の内側に使われている接着剤などの成分が皮膚を刺激し、かぶれなどのトラブルが起きることもあります。

これを防ぐために、靴下を履いて足の皮膚の健康を守ります。


 

どうしても裸足で靴を履かなければならないときは…

子どもの健やかな成長のために「裸足保育」を取り入れている園も多いようですが、靴の時に靴下を履くのは上記のような理由があるので、靴を履く活動の時は、本当は靴下を履いてほしいものです。

でも、園の方針でどうしても裸足で靴を履かなければならない方も多いかもしれません。

その場合は、靴の中が不衛生にならないための工夫をしてみてください。(靴下を履いて靴を履く場合でも、ぜひ取り組んでほしい内容です。)

靴の中の衛生を保つ工夫

・園から帰ってきたら、靴は風通しの良いところで乾燥させること。扉付きの下駄箱へしまい込むのはNG。

・靴を2足以上用意して日替わりで履き、1日以上靴を休ませられば超GOOD。

・靴が1足の場合、園から帰ってきたら中敷きを出して一晩干す。水拭きして干すとスッキリ。

・靴が1足の場合、履いている靴の中敷きが別売で用意されていれば、中敷きを日替わりにする方法も。

足の皮膚の健康を保つ工夫

・石けんを使って毎日足を洗う。足の指1本ずつの間まで丁寧に洗うこと。足の表面の古い皮膚や、感染症の原因となる菌(水虫の原因となる白癬菌など)を洗い流すことができる。

・足の皮膚に傷ができているときや爪が割れているときなど、足にトラブルがある場合には必ず靴下を履かせてもらい、悪化を防いで。

(写真ACより)

以上、靴の時に靴下を履く理由と、はだしで靴を履かなければならないときの工夫についてお届けしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

この記事は、メールマガジンで配信したコラムを加筆再編してお届けしました。
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100歳まで歩ける足を育てる保育士
足育アドバイザーⓇ 成田あす香