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靴下を履く理由と裸足で靴を履くときに知っておきたいこと

靴を履く子どもの写真とこの記事のタイトル

こんにちは! 足育アドバイザーで保育士の成田です。

保育参観日の足育講座で、親御さんからこんな質問がありました。

保育園では裸足(素足)で靴を履くのですが、靴下は履いた方がいいんですか?

靴のときに靴下を履くのはなぜでしょうか?

子供たちは園舎の中で裸足で過ごしますし、その流れで裸足で靴下を履くところも多いですよね。

本来は、靴を履くときには靴下を履いた方がいいです。
その理由と、裸足で履く場合の臭いや汚れ対策のためにできる工夫を伝授します!

靴下を履く理由

靴を履くときには、靴下を履くことが重要です。

その理由は、靴の中を衛生的に保つためと、足の皮膚を保護するためです。

靴の中を衛生的に保つ

靴下は足から出る汗を吸収し、靴の中の汚れを防ぐ役割を果たします。

特に子どもの場合、新陳代謝が活発で足からの汗も多く、裸足で靴を履くと靴の中が蒸れやすくなります。

さらに、足が靴に直接触れることで、古くなった皮膚が靴の中にたまりやすくなります。

体温によって靴の中の温度が高くなると、雑菌などが繁殖しやすい不衛生な環境が生まれてしまいます。

足の皮膚を靴から守る

靴を裸足で履くと、靴と足の間で擦れが起こり、靴ずれやマメの原因となります。

また、靴の内側に使われている接着剤や縫い目の出っ張りが皮膚を刺激し、かぶれなどのトラブルを引き起こすこともあります。

靴下を履くことで、足の皮膚を保護し、健康を守ることができます。

裸足で靴を履かなければならない場合の工夫

園で裸足で靴を履いていると、靴がものすごく臭くなったり、菜かが真っ黒に汚れたりするのが気になりますよね。

また、水虫などの感染症のリスクも高まります。

お子さんが裸足で靴を履く環境にある皆さんのために、家庭でできる工夫をお伝えしたいと思います。
なお、これは、靴下を履いて靴を履く場合にも、おすすめの内容です。

靴の中の衛生を保つための工夫

  • 園から帰ってきたら、靴は風通しの良いところに出しておき、中を乾燥させましょう。
  • 靴を2足以上用意して日替わりで履き、1日以上靴を休ませられると理想的です。
  • 靴が1足の場合は、中敷を取り出して一晩干しておきましょう。水拭きして干すとさらにすっきりします。
  • 履いている靴の中敷が別売で買える場合は、中敷を日替わりにする方法もあります

足の皮膚の健康を保つ工夫

  • 石けんを使って毎日足を洗いましょう。足の指1本ずつの間まで丁寧に洗うことがポイントです。足の表面の古い皮膚や、感染症の原因となる菌(たとえば水虫の原因となる白癬菌など)を洗い流すことができます。
  • 足に傷ができている時や爪が割れている時は、靴下を履かせてもらうように先生にお願いしましょう。裸足で履くと悪化してしまう可能性があります。

まとめ

靴を履く際には靴下を履くことが大切です。

靴下は靴の衛生を保ち、足の皮膚を守る役割があります。

裸足で靴を履く場合は、適切な管理や工夫をすることで足の健康を守りましょう。

足育アドバイザー(R)/保育士
成田 あす香

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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