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爪の切り方は、指先と同じ長さでまっすぐに

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中のコラム
《からだの土台「足育」》からお届けいたします。

爪の切り方を教わったことがありますか?

あなたは、これまでに爪の切り方を教わったことがありますか。

幼稚園や保育園で足育講座をするとき、
保護者の方々に爪の切り方を質問すると、
「できるだけ短く切る」
「白い部分を少し残すくらい切る」
という回答をされる方が多いです。

私は「深爪にならない程度に短めに切る」
と以前は思っていました。

でも、これらはすべて間違い。

爪は、指先と同じ長さか、やや長めの位置で
まっすぐに切り、両端の角をやすりなどで丸く整える、
スクエアカットと呼ばれる切り方が基本です。

爪の役割は指先を守ることと、指先の力を強めること

爪は、小さいながらも重要な役割を二つもっています。

まずは指先を守ること、
そして指先の力を強めることです。

爪を切ったあとに、
指先に力が入りにくかったり、
細かい作業がしにくかった経験はありませんか。

これは爪を切りすぎてしまったからです。

足の指は、爪のトラブルが起きやすい

足の指には全身の体重がかかるため、
爪のトラブルが起きやすい特性があります。

足の指は、立ったり歩いたりすると、
床面からの圧がかかって指の裏の肉が上に持ち上がります。

このときに爪が指先より短いと、
爪が皮膚に当たってしまい、
爪の角が刺さって腫れたり、
うまく伸びずに巻き爪になったりします。

だから、爪を短く切ってはいけないのです。

爪を指先と同じ長さで整えてあると、
体重をしっかりと支えることができ、
歩き方が安定して、転びにくくなります。

爪の切りすぎ防止には、刃先がまっすぐな爪切りか、刃の中心が高くなっているもの

爪の切りすぎを防ぐには、
爪切りの刃の形にこだわるのも一つです。

よく見かける爪切りは、
爪切りの刃の中心が最も低い形で孤を描いているものですが、
この形は深爪をしやすかったり、爪の角が残りやすかったりします。

爪切りは、刃先がまっすぐなものか、
刃の中心が高くなっているものを選び、
お風呂上がりで爪が柔らかくなっている時に、
両端から少しずつ切るようにすると、切りすぎを防ぎます。

また、爪の角を整えるやすりは、
爪切りについているものではなく、
別に爪やすりを用意すると良いです。

(みやざき足育センター 成田あす香)

お読みいただき、ありがとうございました。
質問やご感想がありましたら、こちらまでお送り下さい。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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