赤ちゃんクラスに参加されたあやちゃん(宮崎市)は、第1子のちーちゃんが2歳のときにあしかクラスに入会されました。
ちーちゃんが3歳児で就園するのを機に卒会、仕事復帰されてから、今度は第2子のすーちゃんを出産されました。
そして、すーちゃんが生後6カ月の頃から赤ちゃんクラスに入会されました。
向き癖が気になっていろいろ相談していた
――赤ちゃんクラスに参加する前に、子育てで気になっていたことはありますか?
あや:
すーちゃんの向き癖ですね。
ちーちゃんの時はなにも考えなくても、ちゃんと上を向いて寝ていたのですが…。
すーちゃんは、絶対、右なんですよ。
成田:
新生児の頃は首を真ん中に保つ力がないので、どちらかに向いてしまうものなんですよ。
それで、そのまま同じ方しか向いてないと、それが向き癖になることがある。
だから、生まれて間もないうちから、抱っこするときは首を傾けないように気を付けることが大切なんです。
あとは、うつぶせで一緒に遊んでほしいのですが、最近は乳幼児突然死症候群を心配して、うつぶせを経験しないまま成長する赤ちゃんもいますね。
あや:
私もうつぶせ怖いなって思ってたんですよ。
成田:
あおむけで何かを見ようと左右へ首が動いたり、うつぶせで顔を上げたりするような関わりを通して、最初は向き癖があっても、だんだん気にならなくなります。
新生児の時から、全身を使うことが大事なんですよ。
あや:
そうだったのか~。全然…考えもしなかったです。
足育クラスで体の発達を見てもらえるとは思いもしなかった
――赤ちゃんクラスに参加を決めた理由は?
あや:
ちーちゃんの時で、足育の良さはもう知ってたから。
あとは、月1回からでもOKという点がハードルが低くて、参加しやすくなりました。
成田:
でも、最終的には毎週来ますって言いましたよね。
やっぱり毎週行った方がいいと思いましたか?
あや:
思いました。予算が許せば毎週がいいですね。赤ちゃんの成長は早い!
それと、向き癖に悩んでいた時に、あす香さんが専門っていう意識が全くなかったんですよ。
成田:
そうですよね、足ですからね。
あや:
あのとき、あす香さんに相談すれば良かったんだと思って。
もったいないことをしたなと、今でも後悔しています。
成田:
いえいえ。
あや:
私が思う以上に、あす香さんの足育は深くて広くて驚きました。
足だけでなく、頭の向き癖もあす香さんが専門だったとは。
成田:
子どもの発達の流れって、頭から順番に進んでいくんです。
まず首がすわって、背中がすわって、腰がすわって、はいはいができて、立って、歩けるようになって。
だから、子どもの足で気になることがあったら、足だけ何とかするのではなく、頭の方まで戻っていくことになるんですよ。
あや:
濃ゆいですよね。もっと早いうちに来たかったです。
成田:
みわちゃん(※)も、2カ月くらいで電話をくれたんです。向き癖が気になるって。
だから、1カ月、2カ月の、まだ外には出られない時期っていうのが大事だなと思いました。
あや:
意識がまったくなかったですね。
ちーちゃんの時は、3歳目前の最後の2カ月しか足育クラスには参加していないので、足育の深さをあまり経験しないまま終わっていました。
だから、赤ちゃんクラスがこんなに奥深いものとは思っていなくて、来てみて驚きました。
足育で、遊ぶだけじゃなく、体の発達をきめ細かく見てくださるなんて。
(※みわちゃんは、あやちゃんと同時期に赤ちゃんクラスに所属したメンバーです。みわちゃんの声も別のページでご紹介しています)
一人じゃないんだよっていう感覚がすごくいい
――赤ちゃんクラスの中で一番心に残っているエピソードは何ですか?
あや:
Zoomでのオンラインのクラスが楽しかったですね。(※)
ずっと家にいる毎日でしたが、画面越しでもみんなとつながって遊ぶ時間があるのは良かったです。
生活のハリが出ました。
成田:
あー良かった~。
あや:
支援センターなどのつながりはどちらかというと単発ですが、足育クラスは毎週定期的に会うという時間の流れの中で生きてる。
そういうメンバーとオンラインでもつながってる感覚、一人じゃないんだよっていう感覚がすごくいいなって思いました。
(※2021年1月に宮崎県独自の緊急事態宣言が発令された際、対面でのクラスの開催を見合わせてオンラインで行いました)
あや:
他の習い事はあまり分かりませんが、足育クラスはみんな打ち解けますよね。
成田:
クラスで記録を書いてるのは大きいのかもしれませんね。
必ず振り返りを送ってもらって、お互いどんな悩みを持っているのかなとか、今日のことでどう感じたのかなとか、みんな共有していて。
あや:
同じ時間一緒にいても、気づくこと全然ちがいますもんね。
あの記録の後にくださるコメントも、めちゃめちゃありがたい。
成田:
良かったー。いつも、どこを拾うか悩むんですよ。
あや:
あれは、記録を読んでから考えるんですか?
成田:
いただいた記録と、私がまとめたこども達の様子のメモを見て、コメントを送っています。
クラスに来て、そこで何があったかを一緒に振り返る機会があると、先に進みやすいと思うんですよね。
あとは、クラスに来た時だけでなく、家でやってもらいたいから、というのもあります。
あや:
コメントが楽しみですね。
あのコメントがいただけるだけで、参加する意義がある。
気心の知れた仲の友人がいる安心感
――赤ちゃんクラスに参加して良かったことは?
あや:
クラスのお母さんたちと、毎週こうやって話ができるっていうのが良かったですね。
雑談や、いろいろな相談まで聞いてもらって、気持ちが軽くなりました。
足育クラスの仲間は、気心の深さが違いますね。
それと、定期的に赤ちゃんクラスがあるのは、リズムができます。
育休中で仕事をしてないとリズムがないけれど、ここを起点にスケジュールにリズムができる。
発達の流れを踏まえて育てたい方、のびのび育てたい方に
――この赤ちゃんクラスをお勧めしたいのはどんな方ですか?
あや:
向き癖に悩んでいる方はぜひ来てほしいですよね。
それから、発達の流れを踏まえて、しっかり育てたい方。
私みたいに心配性な方もいいですよね。
ここに来ればなんでもすぐ相談できるから。
あとは、のびのび育てたいと思っている方は来た方が絶対いいんじゃないでしょうか。
のびのび育てるには、のびのび育てる覚悟がいるのかなって思います。
成田:
確かにそうですね。
社会ではのびのびできないところが多いですものね。
あや:
そして、のびのびを受け入れてくれる仲間がいないと。
のびのびを受け入れてくれるから、親子ともども本当にのびのび遊べる。
だから、足育クラスは赤ちゃんの時はもちろん、ちーちゃんのように3歳過ぎてから大事になってくる場所だと思いますね。
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