ピッタリの靴を履いているのに足指が丸まってしまうのはなぜ?《メールde足育相談室vol.122》

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今日の足育相談は、足育カウンセリングにお越し下さったご兄妹の中の、3歳の娘さんの様子をシェアします。

「じゃあ、足を測ろうね〜」と裸足を見せてもらったら、足の指が丸まって不安定になっています。

どうしたのかな? 靴が小さいのかな? と思いながら計測をしました。

足の計測をし、履いている靴(アシックス)のサイズを確認しました。

計測値に1センチ加わったサイズだったので、たぶん大丈夫そうなんだけどなあ? と思い、次は中敷を抜いて確認。

中敷きを抜いて足を載せてみましたが、長さも幅もピッタリです。

うーん、どうして足の指が丸まってしまうのかしら??

「じゃあ、靴を履いてみようね」と履かせてあげたら、靴を履いた後に足の爪先をトントンとしました。

もしかして、原因はこれかもしれない!!

以前にお会いした時も、靴を履くときに爪先をトントンしてしまう癖があり、「踵トントンね〜」と話していたのですが、なかなか癖がなおらないのだそうです。

私は、家で靴を履くときの様子などをうかがってみました。

すると、家では靴を履いて外へ早く行きたい思いが強くて、自分で靴を履いて行ってしまうとのこと。

また、幼稚園では、災害時に備えて、靴を立ったまま急いで履くように日々練習しているそうです。

なるほど…なかなか正しく靴を履けるようになるのが難しいのも分かりますね。

しかし、今、足の指も丸まっていることから、本当に足の変形に繋がってしまうのが心配。

癖を直したい時は、それを注意するよりも、新しい癖で上書きする方が確実です。

「しばらく大変だとは思いますが、玄関で一緒に靴を履いて、”踵トントン”と言いながら、踵をトントンする動作を見せてあげてください」とお伝えしました。

たぶん、自分で靴を正しく履く動作が完成するのは、年長くらいまでかかるのではないかと思います。

靴を履くって、動作としては意外と細かい作業が多く、難しいですからね。

毎日コツコツと練習を重ねることが確実に力となり、また正しく靴を履いた状態を覚えることが足の感覚を育てることに繋がります。

大変なことですが、ぜひ丁寧に取り組んであげてくださいね、とお話ししました。


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