11月14日(土)15日(日)の2日間、「未来みやざき子育て応援フェスティバル2015」に出展させて頂きました。
今年は、足育アドバイザーの養成機関である”NPO法人日本足育プロジェクト協会”の玉島代表が奈良より、また竹永アドバイザーが熊本より応援にかけつけ、2日間で約70名の子ども達の足を計測させて頂きました。
また、15分のプチ足育講座も開催し、ご好評をいただきました。
足計測には1歳から小学生までのお子さんが来られましたが、年齢が上がるほどに、何か気になるところがある印象でした。
足の指が床から浮いている子。小指が捻れて倒れている子。親指が捻れて倒れ骨が出っ張っている子。足の踵が傾いている子。
サイズアウト、大きすぎ、靴がダメ、玉島代表が「アカンアカン〜」と言うような明らかにダメな原因も多かったのですが、意外と見られたのが「長さも幅も合っているけれど、その子の足の形に合っていない靴を履いていた」というケースでした。
足の健康を考えた靴としては素晴らしい靴なのですが、親指に比べて小指の部分がシュッと細いデザインのため、足の幅がしっかりあるお子さんの場合は小指が圧迫されやすいのです。
中敷を出して足を乗せてもらうと、足の指の形が靴の形そのままになっていました。
親が我が子の足の特徴を知り、メーカー名に惑わされず靴を選ぶスキルを身につけることの大切さを、改めて感じています。
玉島代表の話を宮崎で聴くことのできる貴重な機会に、子育て中のお母さん・お父さん、子育てひろばのスタッフの方、学校の先生、ベビーマッサージの先生、理学療法士さん、靴メーカーの方、合計10名が参加してくださいました。
玉島代表が行った児童館での小学生の足計測、中学校での足計測などの最新の調査結果を交えて子ども達の足事情について伺い、質問コーナーでは「親や大人に何ができるだろうか」という活発な質問が飛び交いました。
「O脚が気になる場合、ママが何かした方がいいですか?」
「ハイハイをしない、ハイハイをしているが足の指を使わない場合はどうすれば良い?」
「片足ハイハイをしている子はどうすれば良い?」
「立腰ができない小学生にどう指導をすれば良い?」などなど…
最後に、玉島代表に宮崎の子供達の足を見た感想を伺いました。
やはり、奈良と同じようにほとんどの子供の足に何かのトラブルがあり、特に指が床から浮いている子が多かった印象だそうです。
また、宮崎に来てみて車社会であることを実感。生活環境がそのまま足に出て、足が使えていないなと感じたそうです。
足は使うことで育っていきます。
意識しなければ足を使わない生活になりがちな環境では、意識して足を使うことが必要なのです。
また、足の力が充分に育っていない子供は、靴による足のトラブルも起こりやすくなります。
今の私たちの生活は、2世代、3世代前の生活とは歩く量が激減し、子ども達は体力も運動能力も低下しています。
そうすると、足に合った靴、足の健康に良い構造の靴を子供に履かせてあげることは、本当は全ての子供に等しく必要なことであると、私は思います。
1人1人が無限の可能性を持っています。自分のもつ可能性にチャレンジするために欠かせない大切なものが「身体」。そして身体の土台となるのが足です。
身体を建物や家に見立てるならば、足は基礎の部分にあたります。
そう考えると、身体をしっかりと支える基礎を育てる「足育」って、とても大事なことですよね。
あなたと、あなたの家族の可能性を広げるために欠かせないもの、それが「足育」です。