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運動器の健康・日本賞の奨励賞を受賞しました

成田が壇上で、運動器の健康・日本協会の理事長より表彰を受ける様子。

こんにちは! みやざき足育センター代表、足育アドバイザーで保育士の成田です。

みやざき足育センターの取り組みが、「2024年度 運動器の健康・日本賞」(主催:公益財団法人運動器の健康・日本協会)において奨励賞を受賞しました。

2024年4月14日(日曜日)に明治記念館(東京都港区)にて表彰式が開かれ、参加してまいりましたので、ご報告をお送りします。

運動器の健康・日本賞とは

運動器は、骨や関節、筋肉、靭帯、腱、神経など、体を支えたり動かしたりする大切な器官のことです。

「運動器の健康・日本賞」は、運動器の健康の大切さを広める活動や、運動器の病気やけが、障害の予防や改善に向けた取り組みを称える賞で、平成24年度から顕彰が行われています。

※公益財団法人運動器の健康・日本協会のホームページはこちらです

受賞事業紹介|ニュースレターから始まる「足育」普及・啓発活動

今回受賞した事業「ニュースレターから始まる「足育」普及・啓発活動」について、表彰式で発表した内容を抜粋で紹介します。

表彰式での発表スライド。演題「ニュースレターから始まる足育普及啓発活動」

足育とは

「足育」とは、足の大切さを知り、足を健康に育むための「足」「靴」「運動」に関わる習慣を、家庭を中心として日常生活、特に子育てに取り入れて実践することです。

2013年10月、私は日本足育プロジェクト協会より足育アドバイザーの認定を受け、足育の普及啓発活動を始めましたが、子どもの足の発達や靴の大切さを理解してもらうのは簡単ではありませんでした。

そんな中、中小企業のニュースレターを数多く手がける広告制作会社「オモシロホンポ」のセミナーに参加し、ニュースレターの可能性を感じました。

表彰式での発表スライド。すべり台の階段をよじのぼる幼児と成田の写真。足、靴、運動の3つのキーワードが輪でつながったイメージ。

第1号「足育ニュース」は手書きのモノクロコピー

2014年8月、セミナーから1か月後に手書きのモノクロコピーで「足育ニュース」第1号を発行しました。

最初は反応がありませんでしたが、セミナーで聞いた「3号続けると新たな出会いがある」という言葉を信じて発行を続けた結果、3号目を発行した後に足計測会に参加する方が現れました。

手書きのモノクロコピーで制作された足育ニュースの第1号と第3号

「足育かわらばん」へリニューアル

2016年、当面の目標を「宮崎県内26市町村で足育講座を開催すること」に定め、ニュースレターを「足育かわらばん」という名前の両面カラーの紙面にリニューアルしました。

県内の子育て支援センターへの送付を始めると、足育講座の依頼が増え、宮崎日日新聞の子育てコーナーで半年間の連載も行うことができました。

リニューアルされたニュースレターは両面カラーとなり、名称も「足育かわらばん」と変更

再リニューアルで訪問地域が県内21市町村へ

2022年、ニュースレターの効果を高めるために、広告制作会社オモシロホンポのアドバイスを受け、文字数を減らして写真を多用するなどのリニューアルを行いました。

これにより、足育講座の開催地域が拡大し、新たに5つの市町を訪問することができました。

現在は1号あたり1800部を発行し、宮崎県内の子育て支援センター、各市町村の教育委員会、ご縁のあった幼稚園や保育園、認定こども園など190カ所へ無料で送付しています。

最新号の足育かわらばんは、写真が多く掲載され、より見やすくなった

ニュースレターの良さ

ニュースレターの良さは、チラシと違って何度も渡せて、受け取った人に喜んでいただけることです。

さらに、読んで下さった人に、興味を高め理解を深めてくれる時間を創ってくれます。

情報を届ける手段はいくつもありますが、紙のニュースレターには、人から人へと直に情報が渡りやすく、手元に残りやすいという特長があります。

講座を聞いて足育の大切さに気づいた人が、「足育かわらばん」を園や学校の先生に渡すなど、ニュースレターが思いをつなぐきっかけとなっています。

ニュースレターへの信念

私は以前、勤めていた会社や趣味のアマチュア合唱団、自主保育などで、通信を作る係を担当していました。

時には発行継続の危機もありましたが、「新聞をやめれば組織は衰退する」と思って発行を続けたことが、重要な学びとなりまっした。

みやざき足育センターは個人事業ですが、ニュースレターの制作は、足育を広める思いを再確認する、大切な時間になっています。

今は、このニュースレターの継続が、いつか社会を変え、足育があたりまえの価値観となる世界を実現する一歩になると信じています。

発表スライド。ニュースレターが組織を作る、ニュースレターが社会を創る。

お読みくださったすべての方へ感謝

今回の受賞は、私一人の努力だけではなく、多くの方々の応援と共感があってものです。

ニュースレターを受け取り、お読みくださったすべての方々に、深く感謝しています。

今後も足育の普及に全力を尽くし、子育てに携わる皆さんに足と靴の大切さを伝えていきます。

運動器の健康・日本協会の理事長である松本守雄様と、表彰状と盾を手に笑顔の成田

選評|全身を支える大切な土台である足の成長過程で、最も重要である幼少期に対するアプローチが高く評価

運動器の健康・日本賞の審査委員である小林範行様(第一三共株式会社 プライマリ・マーケティング部 骨関節・ペイン・感染症グループ グループ長)より、以下の選評をいただきました。

子どもが健康な足に成長するために、必要な足・爪のケア、正しい靴の選び方や履き方、適切な運動を日常の習慣に取り入れていくことで、様々な足のトラブルを未然に防ぐことを目的とした「足育」は、協会の基本理念である“動く喜び動ける幸せ”の実現に不可欠な活動の一つであると言える。

 しかし、子どもの健康に高い関心をもつ人でも、足や靴の重要性は理解されにくく興味を引き起こすのが課題となっていた。

 成田氏は、2014年からニュースレターを発行し、「足育」という言葉の認知および子供の足と靴の大切さの普及に取り組んでいる。現在では、宮崎県内の子育て支援センター、幼稚園・保育園、認定子ども園にニュースレターを送付し、活動の幅を拡大している。

 本活動は、全身を支える大切な土台である足の成長過程で、最も重要である幼少期に対するアプローチが高く評価された。

 今後も、健康な足を意識した「足育」がさらに普及していくことが期待される。

審査委員:小林 範行様

引用:運動器の健康・日本協会ホームページ「2024年度 運動器の健康・日本賞」 

見習いたい取り組みが結集! 運動器の健康・日本賞の表彰式

表彰式は2024年4月14日(日曜日)に東京の明治記念館で行われました。

会場には、すべての受賞者が勢揃いし、受賞事業について発表も行われました。

地元の名産品である白ねぎを生産する農家さんの腰痛を予防するという鳥取県西部のプロジェクト(日本賞)や、千葉県山武市の自治体主導で高齢者に関わる多様な施設が見事に連携した転倒骨折予防プロジェクト(優秀賞)は、宮崎県でもぜひ取り入れてほしい素晴らしい事例でした。

また、同じ「足育」をテーマに幼児を対象とした浮き趾調査に取り組む理学療法士さんのグループ「ティプト」さんとのつながりも得られ、広報活動に関わる情報共有もできました。

北海道の理学療法士グループティプトの大河原ななみさんと成田の2人で北海道の理学療法士グループティプトの大河原ななみさんと2人で笑顔の写真

運動器の健康・日本協会の理念「動く喜び 動ける幸せ」を願って尽力する人たちとの交流は、様々な気づきと学びに満ちており、気持ちも新たに一歩を踏み出すための大きな節目の1日を過ごしました。

表彰状を手に金屏風の前に並ぶ受賞者一同

足育の普及と啓発に取り組んできた10年間の道のりが、運動器の健康・日本賞の受賞という形で認められたことは、大きな励みとなります。

これからも、地道な活動を続けながら、より多くの人々に足の健康の重要性を伝えていきます。

皆様の温かいご支援とご協力に心より感謝申し上げます。

今後ともみやざき足育センターをどうぞよろしくお願いいたします。

みやざき足育センター代表 成田あす香

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成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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