Q.足に合わないハイヒール、なんとかなりますか?
結婚式に出席するのに、ハイヒールを履きたいと思っています。
足に合わないことは分かっているのですが、めったに履かないので、あるもので済ませたいです。
足に合わないハイヒールでも、なんとか履く方法はありますか?
A.会場に着いてからヒールに履き替え&テーピングで対応。帰ってからは足のケアを。
どなたの結婚式なのでしょうか? おめでとうございます!
めったに履くものでないのに、新しく買うのはもったいない…。確かにお気持ちは分かります。
お手持ちのハイヒールで、少しでも楽に過ごせる工夫をお伝えしますね。
まず、「足に合わない」ということですから、会場までは履き慣れている普通の靴で出かけてください。
そして、会場に着いて、結婚式に出るギリギリになってから、ハイヒールに履き替えるようにしましょう。
次の工夫として、テーピングをご紹介します。
キネシオテープを使って足の横アーチをサポート
東京・人形町のパンプスクリニックサロン「アンドステディ」さんで教えていただいた、パンプスでも見えにくいテービングです。
足の横アーチをサポートすることで、重心が安定しやすくなります。
このテーピングには、薬局で「キネシオテープ」などの名前で売っている、太幅で伸びるタイプのテープを使います。(37.5ミリ位のテープ)
《テープを切る》
(1)
テープを、足幅より若干長めに切ります。
足幅の位置は、親指のつけ根の骨の張り出した部分と、小指のつけ根の骨の張り出している部分を横に結んだラインです。
(2)
1で切ったテープを、縦半分に切ります。
そうすると細長いテープが2本できます。
《テープを貼る》
(1)
足の甲の、親指のつけねの骨の張り出したところから、足裏に向けて貼り始めます。
(2)
足の裏を小指側に向かって軽く引きながら貼っていきます。横アーチを作るようにして貼っていきましょう。
(3)
足の甲の小指のつけねの骨の張り出したところで、貼り終えます。
一般的に知られているテーピングの方法と比べるとサポート力は弱いのですが、した方が足裏の安定感が高まります。
足裏の重心の位置「バランスポイント」を意識して
また、ハイヒールを履くと重心がつま先に偏りやすくなりますが、重心はかかとの少し前「バランスポイント」を意識してください。
具体的には、足の内くるぶしと外くるぶしを足裏側で結んだ真ん中の位置です。
(引用:『正しく歩けば不調が消える! 1日300歩ウォーキング 』著:新保泰秀 出版:日本文芸社)
バランスポイントに重心をおいたら、その上に骨盤、肩、耳が一直線上に並ぶイメージで立ちます。
見た目の美しさはもちろん、体にとっても楽に、良い姿勢を保てますよ。
帰った後は、お風呂で温めて軽くマッサージするなど、疲れた足の筋肉をケアしましょう。
筋ゆるのセルフケアでは、足指1本ずつを優しくクルクルと揺らしたり、脚の張っている筋肉に触れて呼吸したりして、固くなった筋肉をケアします。
久しぶりのハイヒール、良い姿勢で素敵に履きこなしてくださいね。
*この記事は、メールマガジン【メールde足育相談室「教えて!あす香さん♡」】(2014/10/27発行)を加筆再編しました。