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足に合わないハイヒール、なんとかなりますか?《メールde足育相談室vol.34》

Q.足に合わないハイヒール、なんとかなりますか?

結婚式に出席するのに、ハイヒールを履きたいと思っています。

足に合わないことは分かっているのですが、めったに履かないので、あるもので済ませたいです。

足に合わないハイヒールでも、なんとか履く方法はありますか?

A.会場に着いてからヒールに履き替え&テーピングで対応。帰ってからは足のケアを。

どなたの結婚式なのでしょうか? おめでとうございます!

めったに履くものでないのに、新しく買うのはもったいない…。確かにお気持ちは分かります。

お手持ちのハイヒールで、少しでも楽に過ごせる工夫をお伝えしますね。

まず、「足に合わない」ということですから、会場までは履き慣れている普通の靴で出かけてください。

そして、会場に着いて、結婚式に出るギリギリになってから、ハイヒールに履き替えるようにしましょう。

次の工夫として、テーピングをご紹介します。

キネシオテープを使って足の横アーチをサポート

東京・人形町のパンプスクリニックサロン「アンドステディ」さんで教えていただいた、パンプスでも見えにくいテービングです。

足の横アーチをサポートすることで、重心が安定しやすくなります。

このテーピングには、薬局で「キネシオテープ」などの名前で売っている、太幅で伸びるタイプのテープを使います。(37.5ミリ位のテープ)

《テープを切る》

(1)
テープを、足幅より若干長めに切ります。
足幅の位置は、親指のつけ根の骨の張り出した部分と、小指のつけ根の骨の張り出している部分を横に結んだラインです。

(2)
1で切ったテープを、縦半分に切ります。
そうすると細長いテープが2本できます。

《テープを貼る》

(1)
足の甲の、親指のつけねの骨の張り出したところから、足裏に向けて貼り始めます。

(2)
足の裏を小指側に向かって軽く引きながら貼っていきます。横アーチを作るようにして貼っていきましょう。

(3)
足の甲の小指のつけねの骨の張り出したところで、貼り終えます。

一般的に知られているテーピングの方法と比べるとサポート力は弱いのですが、した方が足裏の安定感が高まります。

足裏の重心の位置「バランスポイント」を意識して

また、ハイヒールを履くと重心がつま先に偏りやすくなりますが、重心はかかとの少し前「バランスポイント」を意識してください。

具体的には、足の内くるぶしと外くるぶしを足裏側で結んだ真ん中の位置です。

(引用:『正しく歩けば不調が消える! 1日300歩ウォーキング 』著:新保泰秀 出版:日本文芸社)

バランスポイントに重心をおいたら、その上に骨盤、肩、耳が一直線上に並ぶイメージで立ちます。

見た目の美しさはもちろん、体にとっても楽に、良い姿勢を保てますよ。

帰った後は、お風呂で温めて軽くマッサージするなど、疲れた足の筋肉をケアしましょう。

筋ゆるのセルフケアでは、足指1本ずつを優しくクルクルと揺らしたり、脚の張っている筋肉に触れて呼吸したりして、固くなった筋肉をケアします。
 

久しぶりのハイヒール、良い姿勢で素敵に履きこなしてくださいね。


*この記事は、メールマガジン【メールde足育相談室「教えて!あす香さん♡」】(2014/10/27発行)を加筆再編しました。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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