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なでしこ保育園(高鍋町)にて足育講座を開催しました

2021年6月5日、社会福祉法人あけぼの福祉会 なでしこ保育園(高鍋町)において家庭教育学級出前講座として、幼児期の靴の選び方・履かせ方、足育の大切さについて講演いたしました。

在園児の保護者様と職員の皆様、主催者様と合わせて21人の方が講座をお聞きくださり、「帰ったら靴のサイズを確認してみたい」「自分も楽しんで体を動かしたい」などのご感想をいただきました。

主催者様からは、「靴選びだけでなく、今一番話していただきたかった、いろんな運動をすることの大事さも伝えてくださり、とても良かったです」とのお声をいただいています。

講座でお話ししたことをご紹介!

(1)6歳までの足育の重要性
・足にトラブルのある子どもが増加
・運動機能に問題の見られる子どもが増加

(2)6歳までの「足」の発達
・土踏まずの発達
・骨の発達
・体の器官・機能の発達

(3)赤ちゃんに必要な「運動」
・0歳で経験してほしい3つのハイハイ
・「ハイハイをしない」などの相談が増加
・赤ちゃんへのかかわり方の基本

(4)幼児期に経験したい「運動」
・幼児期に経験したい基本の動き28種類(文部科学省「幼児期運動指針ガイドブック」より)
・日常生活に足育タイムを増やす3つのヒント
・徒歩通園と散歩のすすめ

(5)子どもの靴の選び方・履き方
・足にぴったり合う靴の選び方
・足にとって良い靴の選ぶためのチェックポイント
・足が喜ぶ靴の履き方

(6)正しい靴の履き方体験
・いつも通りに靴を履いて歩いてみよう
・靴ひもをきちんと結んで歩いてみよう

受講された皆さんの感想をご紹介!

講座の中で印象に残ったことや心に響いたことは?

    • 大人の関わりで子どもの発達に違いが出てしまうこと
    • 小さい子どもは骨がまだできていないから足が変形してしまうこと
    • 運動教室している園ではなく、担任の先生が楽しく体を動かしている園が子どもたちにも影響を与えているということ
    • 足に合った靴を70パーセントの人が履いていないということ
    • 小さい靴、大きい靴を履いていると足のトラブルにつながること
    • 靴選びの大切さ…2名
    • 普段の生活の中での運動の取り入れ方
    • 赤ちゃんの時からの抱き方、体の動かし方
    • 靴・運動・足の3つが深く関係していて健康な足になること
    • 子どもとかかわるときは左右対称でかかわること
    • ハイハイなど、その月齢でしっかりやっていくのが大切だということ
    • 爪の切り方

講座の中で、実際にやってみようと思うことは?

靴の選び方…9名
靴の履き方…2名
靴のサイズ確認…1名
足のサイズ測定…3名
運動に関わること…5名

  • 靴選びはサイズのみを基準に選んでいましたが、足の甲を含めて測るなど、もっと大切にするべき項目を抜かりなく調べてみようと思った
  • 実際に靴を履かせてみて、子どもがちゃんと履けているか確認して購入したい
  • 靴選びと、自分も楽しんで体を動かす
  • なんとなく選んでいた靴ですが、サイズをきちんと測って選びたい
  • 手伝いをさせることで運動につなげること、徒歩通園や散歩など
  • 帰ったら靴のサイズを確認してみたい
  • しゃがんでつま先立ち
  • 日頃の運動を段階を組み、その月齢の時々を大切にやっていきたい

その他のご感想やご意見

  • 足育と運動の大切さについても改めて学べてよかった。
  • 今まで靴の選び方などなんとなくで決めていましたが、講座を受けて参考にしたいことがたくさんありました。
  • 園の子どもたちの靴や自分の子どもの靴を見てみたいと思います。
  • 靴の選び方、足育は体をつくる大切なことだと思いました。
  • 靴の選び方で体全体のトラブルについての認識が少しは分かった気がします。
  • 学んだことを仕事に生かしたい。

主催者様の感想をご紹介!

児湯保育会の研修で講座を受けたことがきっかけで、足育を知りました。

足育は、園としては靴選びまで担任が行うことはできないのが課題でした。運動について今一番課題として考えていて、園庭に築山が3つできて、足に合った靴を履いていない子が多かったことから、足育講座を依頼しました。

靴選びだけでなく、今一番話していただきたかった、いろんな運動をすることの大事さも伝えてくださり、とても良かったです。

なでしこ保育園のご紹介!

足育講座の後に園庭を見せていただき、「すごいですね!私がここで遊びたい!!」と感動の声を連発でした。

芝の築山に、土の築山。
築山の上には水が出てくる手押しポンプ。
水が流れる先には泥んこあそびコーナー。
2つの築山の頂上を結ぶ、太い丸太の橋。

思わず乗りたくなる形の切り株のようなものがゴロン。
これは海岸で見つけて3人掛かりで運んできた流木だそう。

大きな木に合わせて作った木造の複合遊具は、ボルダリングやはしご、縄など、いろいろなルートからツリーハウスに登れるしかけ。
子どもの挑戦意欲がかき立てられること間違いなし! 私も上りたかった~。

なでしこ保育園の園庭で遊んだ気分が体験できる動画ができたそうです! ぜひご覧ください。

こんな園で毎日しっかり体を使って遊べていれば、元気な足が育まれるはずですよね。

でも、せっかくいい保育環境があったとしても、子ども自身がその保育環境で存分に遊べる状態になっていなければ、その恩恵は受けられません。

素晴らしい保育環境の恩恵を存分に受けるために、足に合った靴を履かせること、そして早寝早起きの生活リズム(21時前就寝・7時前起床)を守って、園に送り出すことが大切です。

以上、2021年6月5日になでしこ保育園(高鍋町)において開催した講座のご報告でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

記事を読まれてのご感想やご質問のある方は、問い合わせフォームからお送りください。

0歳からの足を育てる保育士

みやざき足育センター 成田あす香

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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