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冬も裸足がいいの? 靴下を履くならどんなもの?

足育講座で「靴を履かない時は基本的に裸足。靴を履く時は必ず靴下を」というお話をしていますが、冬が近づいてくると「寒い時でも裸足がいいですか?」と聞かれることが増えます。

お答えとしては「その時々、お子さんの様子に応じて、選択してください」とお伝えしています。

裸足の良さは、足の指が自由に使いやすいこと。
靴下の良さは、足の保温ができること。

今の状況、その人の状況に応じて、どちらを優先した方がいいかは異なると思うからです。

室内で遊ぶ時は裸足で

室内で遊ぶ時には、足の指が自由に使えるように、裸足が良いと思います。

特に歩く前の赤ちゃんについて「保温しないと」と思うお母さんが多い気がしますが、寝返りをするとき、腹ばいをするとき、はいはいや高ばいをするとき、赤ちゃんは足指で床を蹴って移動します。

だから、裸足をお勧めします。

保温が必要な時は靴下を

一方で、車での移動中や抱っこでの移動中など、子どもがからだを自由に動かせないとき、体調が悪くて保温が必要と思うときなどは、靴下を使うのも良いと思います。

靴下を履いているときは、足に汗をかいていないか、水で濡れたりしていないか、こまめに気を配ってあげてください。

汗や水で靴下が湿ると、かえって足を冷やすことにつながってしまいます。


(写真AC)

眠るときは靴下を脱がせて

足に保温が必要と感じる時でも、布団で眠らせるときには靴下は脱がせてください。

眠りに入るときには、手足の皮膚の体温が上がって体の熱を放出し、体全体の深部の体温を下がって眠りにつくという流れがあります。

靴下を履いたままでいると、この流れを妨げてしまうからです。

もし足の冷えが気になるようなら、足が温まってきたら必ず靴下は脱がせるようにしたり、レッグウォーマーを使って足首までを保温したりすることをおすすめします。


(写真AC)

靴下を履いて過ごすときの注意

靴下を履いて室内で過ごすときは、足下が滑りやすくなるので気をつけてあげてください。

ただ「滑りやすいから」と滑り止めがたくさんついている靴下を履くのは注意が必要です。

歩いたり走ったりするときに滑り止めが働くと、足の甲側の靴下を引っ張る形になり、足の指が圧迫されてしまうことがあるからです。

この状態が続くことで足の指が丸まってしまう子もいると聞いているので、靴下は滑り止めがないタイプ、滑り止めが少ないタイプを選んでもらえればと思います。


(写真AC)

靴下も靴と同じようにサイズぴったりを

靴下も靴と同じでサイズが大切です。

サイズが小さ過ぎると足の指を圧迫してしまいますし、大き過ぎると歩きにくくなります。

とはいえ、靴下のサイズは「12〜14cm」「14〜16cm」のように適応範囲が広くて、靴以上にサイズ選びに悩むところだと思います。

TABIOのホームページでは、書いてあるサイズと足のサイズの対応が表で書かれています。

たとえばサイズ表示13~15cmのものは、許容範囲が12.5~15.5cmだそうです。

靴のサイズ選びと同じように、靴下も足の長さを測り、それを基準に選ぶといいですね。

Tabio 靴下辞典 サイズ表 >>>

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

みやざき足育センター
足育アドバイザー&保育士
成田 あす香

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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