2020年9月19日、国富町立八代小学校の家庭教育学級で足育講座をさせていただき、8名の保護者の方にご参加いただきました。
役員さんと事前の打ち合わせの中で「がっちり話を聞いて勉強する講座と、クイズ形式で楽しく勉強する講座、どちらがいいですか?」と伺ってみたところ、「楽しい方で」とリクエストをいただきまして、クイズ形式の講座を開催しました。
まずは足のクイズで、人間の足、子どもの足について勉強。「土の上を裸足で歩いた後に足の裏を見ると、土がつかない、へこんだところがある。ここは『土ふまず』と呼ばれ、人間の足だけに見られる。さて○か×か?」
次に、小学校で行われている「運動器健診」から「片足立ち」「しゃがみこみ」「上体を曲げる」の3つにチャレンジ。一つでもできない場合はロコモの心配が…。
コロナウィルス感染症の影響で休校や外出自粛となり、大人も子どももロコモの心配があるとニュースで報じられています。年に1度の運動器健診だけでなく、日常的にこのチャレンジをやってみて、体の状態をチェックしながら柔軟性やバランス力アップにつなげてもらえたらと思います。
最後に、靴のクイズで靴が足に与える影響を勉強。「靴のパワーが分かる8つの質問」に照らし合わせながら、いろいろな靴の違いを見ていきました。
講座の終わりは質問が飛び交い、足と靴の世界の奥深さが分かりました。
新しい靴探しの旅に出たいと思います。
参加された方のご感想を紹介します。
知らなかったことだらけの靴選び、履き方について大変勉強になりました。
時間に追われる日々で、靴の脱ぎ履きに手間をかけたくなくてスリッパやひものない靴ばかりでしたが、さっそく変えていきます。
(お子さんの年齢:11歳、20歳)
デザインや軽さで靴を選んでいたので、足を大切に、足に合った靴を選びたいと思いました。
たこ・うおの目など、きちんと皮膚科にて受診したいと感じました。
(お子さんの年齢:10歳)
たくさん運動して足の力をつけます。
子ども達の靴、しっかりとサイズの合ったものを履かせたいです。
(お子さんの年齢:9歳、6歳)
知っているようで知らない。
選ぶ時にはデザイン、メーカー、品で選んでいたので、考えて買うようになると思いました。
(お子さんの年齢:12歳)
今後考えられる足の病気や症状についてよく分かりました。
足下から健康を考えることの大事さを痛感しました。
(お子さんの年齢:20歳)
とりあえず「はいとけ」みたいな感じで、あまり考えていませんでした。
子どもの足を見ること、靴の曲がり方を見てみたいです。
足の大切さを考えさせられました。
(お子さんの年齢:12歳)
チェックして靴を選ぼうと思います。
運動が大事で取り組もうと思います。
(お子さんの年齢:9歳、12歳)
話を聞いていくにしたがって、質問が浮かんできて、足育についてどんどん知りたくなりました。
学校に履いている靴があっているか心配になったので、これからは正しい靴を選んであげたい。家に帰ってすぐ中敷きにのせてみます。
新しい靴探しの旅に出たいと思います。
(お子さんの年齢:11歳)
以上、受講された皆さんのご感想でした。
今回お伺いした八代小学校は、国富町の中でも山に近い地域にあって校区が広いのが特徴です。6割の子どもはスクールバスで学校に通い、放課後や休日に友達の家に遊びに行くのは親が車で送っていかなければならないそうです。
足育講座を聞いて、どなたも日常生活の中での運動量を増やす大切さに大きく頷いていらっしゃいました。そして、どうやって運動量を増やせばいいか悩んでおられるようすもありました。
車が日常生活を支えている地域こそ、足育が必要です。足の健康を維持するために必要な運動量を確保するためには、家庭・学校・地域が一体になった取り組みができるといいんだろうな…と話をしながら思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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100歳まで歩ける足を育てる保育士 みやざき足育センター 成田あす香
宮崎県内はもちろん、全国へ出張講座に伺います
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