PR

【出張講座】森永児童館子育て支援センター

2020年9月17日、森永児童館子育て支援センター(宮崎県東諸県郡国富町)へ足育講座に伺いました。

参加されたのは、0歳~1歳の子どもとお母さん7組です。

まずは絵本「あしとくんとあしみちゃん」(監修:日本足育プロジェクト協会)を読んだあと、集まられたお母さん方の気になっていることを教えていただきました。

□ ファーストシューズを購入したが、履くと歩かない

□ 1歳2カ月でまだ歩かない

□ 靴を買い替えるタイミングを知りたい

□ 安い靴から高い靴までいろいろあるが、違いは?

これらの疑問への回答も交えながら、子どもの足を健やかに育てるために欠かせない「足」「靴」の知識と、遊びを通して体を動かす(運動する)ことの大切さをお話ししました。

 

「ファーストシューズを購入したが、履くと歩かない」というお母さんには、購入された靴を見せていただきました。

裸足なら歩けるのに靴を履くと歩きたがらない場合、靴に問題があることがよくあります。

中敷きを出してサイズをチェックしてみると足に対して大きすぎることが分かり、靴の構造としても歩きやすいとはいえない靴であることが分かりました。

 

「1歳2カ月でまだ歩かない」というお母さんには、歩き始めの時期は個人差が大きく、1歳6か月頃までに歩き出せば心配はいらないことをお伝えしました。

この夏、フェニックス自然動物園で生まれたキリンの赤ちゃんは、生後30分ほどで立ち上がり、2日後には跳ねまわっていたそうですが、ヒトの赤ちゃんはひとりで立ち上がるまでに1年以上かかります。

それは、他の哺乳類と違って二本の足でまっすぐに立つという「ヒト」の体が必要とする、大切な運動発達の期間なのです。

重力に抗って体をまっすぐに保つというのは、実はとても大変なこと。

寝返りやはいはいなどの赤ちゃんのときの運動発達を通して、これができる体を育てているのです。

最近は1歳前に歩き出すお子さんもいますが、トラブルのない健康な足を育てるためには、もっと長く寝返りやはいはいをしてほしいです。

また、はいはい期におすすめの遊びとして、歩き出した後に転んでも自分の身を守ることのできる力を育む「たかいたかい」「ゆらす遊び」を一緒にしました。

それでは、参加された方のご感想を紹介します。

参加された方のご感想

靴の選び方について詳しく教えていただけて助かりました。
ぴったりの靴を改めて買おうと思います。
子どもの足の特徴を知らなかったので、とても勉強になりました。
(お子さんの年齢:1歳1か月)
靴の芯(注:かかとの芯のこと)など気にしたことがなかったので、気にして見てみようと思いました。
小さいうちからできる足育について、もっと詳しく知りたいです。
(お子さんの年齢:0歳4カ月)

主催の児童館スタッフの先生の声です。

以前に在籍していた職員の紹介で毎年依頼していて、いつもお母さん方に好評です。今年度は来館してくださるお母さん方の顔ぶれががらりと変わり、まだ先生のお話を聞いた事がない方が増えました。

みなさん、とても真剣にお話を聞かれていて、これからの成長・靴選びにためになるものばかりで、とても良かったです。

以上、森永児童館子育て支援センターでの足育講座の報告をお届けしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

記事を読まれてのご感想・ご質問はこちらからどうぞ。

100歳まで歩ける足を育てる保育士 みやざき足育センター 成田あす香

宮崎県内はもちろん、全国へ出張講座に伺います

・子育て支援センター
・幼稚園、保育園・保育所、認定こども園
・小学校、中学校(学校保健委員会、家庭教育学級など)
足育講座や足育ワークショップ(体験型の講座)、子どもの足の計測のほか、運動あそびやウォーキング教室にも伺います。
詳しくはこちらの案内ページをご覧ください。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

成田 あす香をフォローする
未分類
タイトルとURLをコピーしました