新型コロナウイルス感染症の影響で、なかなか外に出られず、大人も子どもも運動が不足しがち。
それぞれの家庭で工夫されている様子がSNSにアップされていますが、私は「毎日ラジオ体操をやる」という日課に取り組んでいます。
ラジオ体操をやろうと思ったきっかけは、3か月ほど前に図書館で出会った『最高のラジオ体操』という本。
(Amazon.co.jpより)
この本を読んで、自分がこれまでやっていたラジオ体操は、まるで自己流だったことが分かったのです。
そして、本に書いてある動きを丁寧に練習していくと、体のスッキリ感のまるで違うこと!
柔軟性も高まってきているように思います。
ラジオ体操は全身の筋肉をくまなく使ういい運動ですが、子どもはなかなかやってくれない…というところもありますよね。
それが、子どもも喜んで一緒にやってくれる、こんなラジオ体操があるんです。
ドラえもんとラジオ体操
ラジオ体操を自分の好きな時間にやりたいと思ってAmazonMusicで音源を探していたら、「ドラえもんとラジオ体操」という曲を見つけました。
(Amazon.co.jpより)
「どんな曲だろう?」と再生してみると、ドラえもんの「さあ、みんなでいっしょにラジオ体操第一をやろう」というかけ声が。
その声を耳にした小学2年の息子が駆け寄ってきて、なんと誘ってもいないのに、私と一緒にラジオ体操を始めました。
ドラえもんだけでなく、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんと、全キャラクターが動きのポイントと数のカウントをしてくれ、最後まで楽しく、しかも、しっかり体を動かしている息子。
これまでも家でラジオ体操をしたことがありますが、こんなにやってくれたことはありませんでした。
正しい動きをマスター!
音楽に合わせて体を動かすだけでもいい運動にはなりますが、せっかくやるなら、できるだけ正しい動きに近づけた方が、運動効果は上がります。
まず、自分が動きをマスターし、子どもに正しい動きを見せること。
そして、子どもに「ワンポイント」だけ声をかけると、子どもの動きが良くなっていきます。
たとえば「からだを横にまげる運動」では、体を真横に曲げて、背骨をしならせて、胸の横が伸びることが大事なのですが、子どもは手を斜め前に伸ばした姿勢になってしまい、この動きが正しくできていないことがあります。
これを細かく説明しようとすると、子どもはとたんに嫌になってしまいますので、してほしいことをワンポイントで伝えること。
うちの息子の場合では「腕が耳に着くように伸ばそうね」というワンポイントを伝えたら、自然に正しい動きに近づきました。
このような声かけを思いつくためにも、まずは自分自身の体で正しい動きをマスターしていることが大事です。
ラジオ体操の正しい動きをマスターする方法
NHKのホームページで図解のダウンロードができるようになっています。
→ダウンロード先はこちら
この図解を見ながら、ラジオ体操の動画を見ると、動きがよく分かると思います。
(YouTubeより)
私が読んだ本『最高のラジオ体操』は、動きのポイントがより具体的に説明して書いてあるところが良かったです。
たとえば、「腕をまわす運動」では「腕が顔につくくらい」と説明されていて、それを守ったら、自然に肘が伸びて大きく腕が回っていました。
ラジオ体操の正しい動きを知ると、今までの動きはかなり自己流だったことに気づく方がほとんどだと思います。
一度に全部マスターするのは難しいので、「今日はこの運動をしっかりやろう」と一つずつ正しい動きを覚え直していくといいです。
音源はAmazonMusicやiTunesなど音楽ダウンロードアプリ・サイトで入手できます。
幼児から小学校低学年の子どもとのラジオ体操は「ドラえもんとラジオ体操」がお勧めですが、小学校高学年以上の子どもや大人には、ラジオ体操の曲をアレンジしたダンス・ミュージックもお勧め。「KIDS TRANCE LAND」というアルバムに第1&第2と入っています。
(Amazon.co.jpより)
身体活動を増やして不安を乗り切ろう
日常生活に制限がかかる日々が続いていますが、身体活動が減ると精神活動も低下し、心身が不安定になりやすいと言われています。
今、そしてこれからに不安を抱きやすい今の状況だからこそ、意識して身体を動かしていきませんか。
家の中で短時間でできる上に、全身の筋肉をくまなく使う、とても効率の良い運動「ラジオ体操」。
まずはやって、体と心の変化を感じてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事は、メールマガジンで配信したコラムを加筆再編してお届けしました。
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100歳まで歩ける足を育てる保育士
足育アドバイザーⓇ 成田あす香