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子年にちなんで…「関節にねずみがいる!?」

明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。

また、旧年中はひとかたならぬご厚情をいただき、ありがとうございます。

新年のご挨拶にあたり、子年にちなんだ決意を書こうと思いまして、インターネットでヒントを探していて、ふと思い立って「ねずみ 足」というキーワードで検索してみると、「関節ねずみ」という記事がずらっと並びました。

初めて目にした言葉だったので「いったい何?」と思って読んでみると、軟骨や骨の小さなかけらが関節内に遊離して動き回る「関節遊離体」という病気があり、これが別名「関節ねずみ」と呼ばれているのだそうです。

関節遊離体が関節にはまり込むと、痛みが出たり、関節がうまく動かなくなったりするトラブルが起こり、関節遊離体が再び移動するとトラブルが解消してしまうこともあるとか。

そして、関節遊離体ができる原因には、成長期の子どものスポーツによるものも多いそうです。

子育て中の親としては「関節ねずみ」、ぜひ頭の片隅に残しておきたいですね。

「サッカー少年、足の捻挫で3年続いた痛み 手術で元気に」という朝日新聞の記事では、捻挫だと思っていたら実は剥離骨折をしていて、はがれた骨のかけらが痛みを引き起こしていたという話が紹介されています。

このほかに、野球での肘関節、バレーボールやバスケットボールでの膝関節のように、スポーツ活動で特定の関節に負担がかかることで、軟骨が剥がれて関節遊離体が生じることもあるそうです。

上記のサッカー少年の記事では、エックス線検査では異常が見つからず、捻挫と診断されました。

しかし、痛みがたびたび起こるのがおかしいと思った医師が、MRIで検査をしたところ、初めて関節遊離体があることが分かったということです。

子どもが体の痛みを訴えている時は、必ず整形外科に行って検査を受けること。

何度も同じような痛みが繰り返すときこそ、きちんと検査ができる病院で診てもらうことが大切ですね。
  
  
さて、本題として書こうとしていた「ねずみ年にちなんだ決意」ですが…(笑)

日本の昔話「ねずみのよめいり」をご存知でしょうか。

大事に育てた娘に日本一のお婿さんを探そうと、ねずみの夫婦が太陽や月、雲や風にお願いに行く話で、絵本もたくさん出ています。

ねずみの夫婦は「あなたは世の中で一番えらい、うちの娘を嫁に」とお願いしますが、みんな「自分よりもすごいものがいる」と言います。

そして、最後にお願いにいった「壁さん」に「ねずみにはかなわない。どんなに固い壁にしても、穴をあけられてしまうから」と言われ、「世の中でいちばんえらいのはわたしたちだった」とお隣の家のねずみをお婿さんにします。

この話で私は二つのキーワードが浮かびました。

ひとつは「一人一人が、お互いにかなわないような、すごい力をもっている」ということ。

もうひとつは「原点に戻る」ということです。

干支が一巡して再び始まる「子年」。

平成20年の子年から、たくさんの人との出会いに恵まれ、新たな気づきや学びを重ねてきての令和2年。

改めて原点を見つめ、関わらせていただく方の個性を大切にしながら、一歩ずつ新たな歩みを進める年にします。

本年も、みやざき足育センターをよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ご感想やご質問がありましたら、こちらまでお送り下さい。

みやざき足育センター 成田あす香

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成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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