10月17日(木)、森永児童館(宮崎県東諸県郡国富町)にて、子育て中のお母さんのためのウォーキング講座を行いました。
子どもの足を大切に育てたいと考えるお母さん方の中には、ご自身の足や体の気がかりから「子どもには同じ思いをさせないように」と願う方も多いです。
そんなお母さん方の足の気がかりを解決するために、今回は「フットマスター」として靴・足・歩き方のお話をさせていただきました。
(フットマスターとは、南青山「足から治療院」クレアーレ院長 新保泰秀先生が開講する「フットマスター養成塾」でスキルを習得した足の専門家で、靴や足、体の悩みへのアドバイスの他、一人一人の本来の足に合わせて石こうで型をとるオーダーメイド矯正インソールの製作も手がけています。)
片手に荷物、片手に子どもを抱っこして歩くのが楽になるコツは?
講座の内容を簡単にご紹介します。
(1) 歩き方の癖を知ろう ~靴底で自分の癖をチェック~
(2) 体に余計な負担をかけない、正しい立ち方・歩き方を覚えよう
(3) 正しい立ち方・歩き方をするための靴選びのポイントを確認しよう
まずは、それぞれ今日履いてきた靴を裏返して、靴底の減り方をチェックしました。
かかとの外側が減っている人、内側が減っている人、つま先が減っている人、左右に差がある人。
歩き方の癖が靴底に現れます。
正しく歩くためには、まず正しく立つこと。
足裏の重心の位置を確認しました。
立つときの足裏の重心を、かかとの少し前(バランスポイント)に置くと、抱っこも楽にできます。
いよいよ歩き方。
かかとの骨の丸みでボールが転がるように重心を移動していく「新保式ボールウォーキング」を練習します。
参加されている方の日頃の困っていることにお答えし、片手に荷物、片手に子どもを抱っこして歩くときのコツもお伝えしました。
バランスポイントを意識して立ち、まずは両手で子どもを抱っこ。
そして、上半身、足裏の状態を保ったまま、片方の手を離して荷物をもち、歩き出します。
講座の最後は、習った立ち方・歩き方がきちんとできるような靴選びのポイントを、皆さんが履かれてきた靴で確認しました。
ふだん何気なくしている姿勢や歩き方を正しく
それでは、参加された皆さんの受講後のご感想を紹介いたします。
・正しい歩き方を知らなかったので目から鱗でした
・バランスポイントを意識します
・バランスのいい抱っこのしかたをやってみます
・ふだん、何気なくしている姿勢や歩き方を、正しくできるよう実践していきます
・難しかったですが、自分の歩き方を直せるいいチャンスになりました
・いつも分かりやすく、普段考えていないと言う事に気づかされています
・知らなかったことや、自分の良くない所などを知ることができて、とても勉強になりました
お伝えした歩き方は、「足裏の重心の位置はかかとの少し前」「ひざを伸ばしてかかとで着地」「つま先はまっすぐ前」「足首を使う」など、簡単なことではあるのですが、これまでの歩き方と違うので、慣れるまでは難しく感じることもあります。
でも、毎日少しずつ意識していけば、1~2カ月でマスターできますので、ぜひ続けていってもらえたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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みやざき足育センター 成田あす香
宮崎県内はもちろん、全国へ講座に伺います
子育て支援センター、幼稚園、保育所、認定こども園、学校などへ出張し、赤ちゃんから大人までの足育講座、親子あそびのワークショップなどをお届けしています。
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