「母子手帳1冊に身長・体重や予防接種の記録と育児の心得がまとまっているみたいに、足を健やかに育てる知識がまとまっていたら…」という思いが形になり、「足育手帳」が誕生しました。
母子手帳の足育編のような1冊を
このたび、私が足育アドバイザーとして所属している日本足育プロジェクト協会(奈良県・理事長 玉島麻理)から「足育手帳」が誕生しました。
子育てに関する情報が簡単に手に入る現代ですが、足育講座を初めて聞かれたお母さんは、口を揃えて「もっと早く聞きたかった」という感想を寄せてくださいます。
「歩く前の時期がここまで大事とは知らなかった」
「初めての靴を買う前に聞きたかった」
「もっと子どもが小さい時に知りたかった」
このような感想を伺うたびに、私たち日本足育プロジェクト協会では、「子育て中の全ての方に、足と靴に関わる基本的な知識が正しく伝わるためにはどうしたらいいのか」と考えてきました。
そして 「母子手帳のように、足を健やかに育てるための知識をまとめた1冊を、子育てを始めるお母さんの手元に届けたい」という思いを温めてきました。
ついに、それが形となり「足育手帳」が誕生しました。
なお、協会の拠点がある奈良県大和郡山市では、この足育手帳を市民公募事業として採択し、これから誕生するすべての赤ちゃんに保健センターから足育手帳を配るそうです。
↑2016年の未来みやざき子育て応援フェスティバルは、
日本足育プロジェクト協会理事長も計測&講座に参加したことがあります
足育手帳にはどんなことが載っていますか?
子どもの足に関する次の基礎知識と、6歳までの足の成長を記録できるスペースがあります。
- 歩くまでにしてほしい大切なこと
- 子どもの靴の選び方
- 歩き始めてからの運動発達
成長記録は、お誕生と歩き始めの頃の足の写真や足型スタンプを貼るページと、足のサイズを記録するページを用意。
靴選びに欠かせない足のサイズ記録欄は、成長の著しい3歳までは、春夏は毎月、秋冬は3ヵ月に1回の計測が書けるように8個作りました。
足育手帳はどこで手に入りますか?
みやざき足育センターで開催する足育クラスや講座、個別相談を受けた方には、足育手帳をプレゼントします。
また、子育て支援センター・保育園・幼稚園の出張講座のときにも、足育手帳を持っていきます。(出張講座では、ご希望の方に販売をします)
※宮崎県以外にお住まいの方は、全国各地の足育アドバイザーにお問い合わせください。(ここをクリックすると足育プロジェクト協会のホームページが開きます。下にスクロールしていくと日本地図の絵があり、お住まいの地域の足育アドバイザーを探すことができます。)
いつかは、全国で足育手帳が配られるようになったり、母子健康手帳に子どもの足育が載っているような社会になったらいいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みやざき足育センター 成田あす香