2019年4月の親子足育クラスあしかは「移動運動技能の向上につながる遊びを見つける」を活動のテーマにしています。
具体的な動きとしては「這う」「歩く」「走る」「止まる」「よじのぼる」「上がる」「下りる」「跳ぶ」「またぐ」などがありますが、家にある物を使って室内でもこれらの動きを引き出すことができます。
4月9日の室内遊びでは、次の物を使って即席サーキットができあがりました。
・丸い形の低反発クッション(ニトリ)
高さ10cm位のもの2個
高さ5cm位のもの3個
・座布団5枚(無印良品)
・風呂椅子5個(100円均一ショップ)
・杉の丸太平均台(前に住んでいた家の裏の斜面で伐採された杉を活用)
・椅子2脚
・簡易ハイテーブル(ニトリ)
親の手を借りずに自分で丸太渡りに挑戦しようとする子(1歳10か月)、椅子によじ登って遊ぶ子(1歳2か月)など、一人一人が自分の体の力に合わせて遊んでいました。
お母さん方が書かれている「クラスを振り返っての気づきや感想」からご紹介します。
(1歳8か月の女の子Iちゃんのお母さん)
クッションを並べたり、椅子や丸太を使っての「♪どんどんばしわたれ さあわたれ」では、低反発のクッションの不安定な足場を、バランスを取りながら歩いていました。
少し月齢が上のSちゃんの動きの後を行き、同じ方向に回り、流れを理解していました。
でも、風呂椅子は毎回とばしていて「つかまるものがないからやらない」という選択をしたのかもしれないと思いました。
子どもたちの様子を見ていると、自分の今の力が分かっているようで、明らかにできそうにないと思うことにはやらず、「ちょっとだけ挑戦」というレベルのことを選んでやっているように見えます。
そして、挑戦しているときの子どもは、表情や全身からみなぎるエネルギーで、ものすごい集中力を発揮しているのが感じられます。
親としては、「○○ちゃんみたいにやってみよう」とか、「すごいね、がんばって」と言いたくなるところですが、あえて口出し手出しをしない。
これが、子どものもっている力を引き出すポイントです。
Iちゃんのお母さんも、風呂椅子をやらなくても何も言わず、隣を歩いたり、後ろからサーキットをやったりして、一緒に遊びを楽しまれていました。
家庭でできる室内サーキット、きっとどの家にも何か使える物があると思いますので、ぜひ試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みやざき足育センター 成田あす香
親子足育クラス「あしか」について
少人数で、子どもの発達のみちすじを感じながら、子どもの体を育てるあそびと暮らしの知恵を学ぶ、親子で通う保育園のような教室です。
わらべうた遊び、さくら・さくらんぼのリズム、公園や綾の自然の中での外遊びなどを行っています。
産後・育休中の親子時間を楽しみたい。
わが子のペースを大切に、子どものそばで成長を見守りたい。
そんなお母さんと子ども達をお待ちしています。
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