2019年3月の親子足育クラスあしかは「操作系運動技能の向上につながる遊びを見つける」を活動のテーマにしています。
「操作系運動技能」というと難しい感じがしますが、ひとことで分かりやすく表現するなら「物を思い通りに動かす力」ということです。
いろいろな道具を使った中で、ゴム紐を使った電車ごっこが、思いのほか盛り上がりましたので、ご紹介します。
異年齢の子どもが一緒に電車ごっこができる
これまでのクラスで、ロープを使った電車ごっこは遊んだことがありましたが、ゴム紐を使うのは初めて。
やってみると、年齢の違う子どもが一緒でも、誰も転んだり止まったりせずに、前へ進めるのが良かったです。
ロープを使って電車ごっこをする場合には、年齢が上の子ども達が勢いよく動くと、小さい子どもは引きずられて転んでしまいます。
それがゴムでは、上の子ども達が勢いよく動いて引っ張った時に、ビヨーンと伸びてくれるので、他の子どもが引きずられることがありません。
1人で歩けるようになったばかりの1歳3カ月の子と、走り出したいくらいの勢いのある3歳の子が一緒にいても、ゴムの伸びがペースの違いを受け止めてくれました。
大人が「ごっこ」の世界を広げてあげると、いろいろな動きを引き出せる
遊んでいる途中で、1人のお母さんが座って腕を出して「カンカン」と踏み切りをやってくれました。
すると、そこからアイディアが広がって、他のお母さんは腕や脚を使ってトンネルを作ったり、しこを踏むポーズで大きな岩山を作ったりして、電車ごっこの「歩く」という動きに加えてくれました。
トンネルを「くぐる」「這う」。岩山をはたらく車になりきって「押す」「引く」というように、歩く以外の動きも引き出せました。
ゴム一本で、外遊びはもちろん、部屋の中でも、ここまで遊べる!
ゴム、すごいですよね!!
Rくん(3歳3カ月)のお母さんが、クラスの振り返りの中に電車ごっこの感想を書かれていましたので、紹介します。
あゆみさんがいろいろな演出をしてくれて、とても楽しかった。
さりーさんを岩に見立てて「押す」のも気に入っていた!!
家で遊んでいても、こんなに広がらないので、みんなと遊べて本当に楽しい!!
子どもは楽しいのが一番だから、遊びながら体の動きを引き出していくのを目の当たりにして、改めて足育クラスのすごさを感じた。
どの子もが目をキラキラさせて遊ぶ「電車ごっこ」。
足育クラスのお母さん方は、雨で外に行けない時の室内遊びや、公園からそろそろ帰らせたいというような時にも活用されているそうです。
ご自宅にあるゴム紐を活用して、ぜひ試してみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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親子足育クラス「あしか」について
少人数で、子どもの発達のみちすじを感じながら、子どもの体を育てるあそびと暮らしの知恵を学ぶ、親子で通う保育園のようなクラスです。
わらべうた遊び、さくら・さくらんぼのリズム、公園や綾の自然の中での外遊びなどを行っています。
産後・育休中の親子時間を楽しみたい0歳~3歳のお子さんのいるお母さん、まずは体験参加してみませんか?
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