お読みいただき、ありがとうございます。
みやざき足育センターの成田あす香です。
あそびと生活を通して
子どもの体の力を高める教室
「親子足育クラスあしか」。
このクラスには、
0歳児・1歳児・2歳児の子どもと
お母さんが参加しています。
子どもの発達の過程において、
3歳頃までのあそびは、
基本的には一人あそびです。
友達の存在は必要ですが、
同じことをして一緒に遊ぶのではなく、
基本的には一人ずつ別の遊びをしながら、
お互いに刺激を受け合って遊びます。
時にはお互いの
「これがやりたいの」
の違いがぶつかって、
ケンカになることもありますが…。
それが、2歳半を過ぎてくると、
ごくごく簡単なルールであれば、
少しずつ集団遊びが
楽しめるようになります。
そこで、9月18日の足育クラスでは、
「こんこんさん」
という、輪になってあそぶ
わらべうたを初めて試してみました。
♪こんこんさん あそびましょ
「いま ねてます」
♪こんこんさん あそびましょ
「いま かおあらってます」
♪こんこんさん あそびましょ
「いま ごはんたべてます」
「なんのおかずで?」
「へびのいきたん」
参加されているお母さんの感想をご紹介します。
みんなで「こんこんさん」の説明を聞いて、
最初はよく分からなくても、
やりながらルールが分かってきたみたいで、
「いま、ごはん食べてます」
「なんのおかずで?」
と聞くと、顔から笑みがこぼれて、
「へびの生きたん」と聞いて逃げる時は、
キャーっと散っていく。
こうやって、一緒に一つの遊びを
楽しめるようになったんだなあと、
子ども達の成長を感じました。
(2歳9ヶ月の男の子 Rくんのお母さん)
流れを理解すると輪に入ってやり始めました。
最初はなかなか手をつなぐことはできずにいましたが、
本人が理解したらすんなりで、手をつないで歩き始めました。
(1歳3ヶ月の女の子 Sちゃんのお母さん)
子どもを走り回らせようと思っても、
なかなか走りまわることはできませんが、
こうして鬼ごっこの形になると、
いくらでも走れてしまうんですよね。
また、鬼ごっこのいいところが、
「自分の思い通りになる体験」と、
「自分の思い通りにならない体験」
ができるところ。
この日は、
Tちゃんは鬼をやりたいのに、
なかなか捕まえてもらえず、
Rくんは鬼をやりたくないのに、
捕まってしまい…という
「思い通りにならない」ドラマがあり、
それぞれに自分の気持ちと
折り合いをつけようとする
場面も見られました。
あそびを通して体を動かすと、
心も一緒に育ちます。
幼稚園に入るまでの貴重な親子時間。
親子で楽しく遊んで、体も心もたくましく育てませんか?
お読みいただき、ありがとうございました。
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