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千代田幼稚園にて足育講座・親子あそび・靴のサイズチェックを行いました

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

6月16日、千代田幼稚園(宮崎県宮崎市)の参観日にて、
保護者の方を対象にした「6歳までの足育講座」と
親子交流を兼ねてのふれあい遊び、
靴のサイズチェックの体験を行いました。

「6歳までの足育講座」では、
近年、増えている子ども達の足のトラブルを防ぎ、
発達の機会を逃さずに運動能力を高めるために、
生活の中で心がけたいポイントや
靴の選び方と履き方、爪の切り方について、
お話をさせていただきました。


(当記事内の写真の一部について、プライバシー保護のために、ぼかし加工をしています)
  

「早く走るためには『足の指のところで曲がる靴』」

講座を受けられた後にいただいたご感想を、
紹介させていただきます。

巻き爪にならない対策を知りたかったのですが、
爪の切り方が思っていたものと違ったことが分かりました。
爪が割れるトラブルもあるので、気をつけたいです。
靴はデザインで選んでいたことが多かったので、
中敷きを出して直接確認します。
子どもの足の爪が割れやすく、
予防策はないかと思っていましたが、
足の爪を短く切りすぎていたことに気づきました。
子どもが外でよく裸足になりたがり、
それを止めることもあったのですが、
裸足で遊ぶ機会を作ると良いと聞き、
今後はできるだけ裸足を許容しようと思います。
早く走るための足育を知りたいと思いましたが、
「足の指のところで曲がる靴」と聞いて、
確かにそうだと気づきました。
6歳ぐらいまでに、運動能力が
だいたい決まるというのも初めて知り、
下の子がまだ3歳なので、上の子と同様に
靴選びを慎重にしていこうと思いました。
靴選びの時、サイズだけでなく、
靴底の足指の部分が曲がるか、
かかと部分がしっかりしているかを
見ることを始めて知りました。
運動の大切さに気付きました。
短い距離の移動はなるべく歩きます。
月に1回、子どもの靴を見てあげて、
教えていただいたことを活かしたいです。
柔らかい靴がダメなのはすごく意外でした。
靴は痛がらず、大きすぎなければいいと思っていました。
靴の選び方が良く分かりました。

いす一つのスペースでも、全身を使う遊びができる

後半は、お子さん方が加わり、
体を育てるふれあい遊びを行いました。

たくさんの保護者の方が参加してくださったので、
動ける範囲に限りがあり、
いす一つのスペースでもできる遊びを
ご紹介させていただきました。
 

「おすわりやっす いすどっせ
 あんまりのったら こけまっせ」

椅子に座った大人の脚に子どもを座らせ、
節に合わせて脚を弾ませ、
“こけまっせ”のところで、
脚を開いて子どもを落とすようにします。

子どもの骨盤を横から支え、
腰がまっすぐに立つようにすることで、
上半身の姿勢を保つ力につなげます。

このうたは、京都のわらべうたで、
もともとは複数の子どもで遊ばれた遊びで、
座っている子の膝の上へ、
次々と他の子どもが重なって座っていく遊びです。
 
 

「ゆっさ ゆっさ もんものき
 もんもこなったら あんげましょ
 うさぎにはむしくされ いぬにもむしくされ
 ぼうやにはいいところ」

椅子に座った大人の脚に子どもを立たせ、
節に合わせて脚を交互に動かします。

足元が不安定なところでも、
バランスをとって立つ力につながります。

もともとは、
膝に子どもを座らせて揺らして遊ぶうたとして、
保育士の先生から教わりました。
 
 

遊びの最後は“コアラごっこ”。

お父さんお母さんにしがみつき、
おんぶ→抱っこ→おんぶと一周します。

バランス感覚や全身の筋力を育てます。
 
 
いす一つのスペースでも、
体を動かせる遊びがこんなにできます。

明日は雨になりそうなので、
ぜひ家で遊んでいただけたらと思います。

靴のサイズが合っていた子どもは、わずか1割

最後に、講座の中で紹介した、
中敷きを使ったサイズチェックの方法を
実際にやってみました。


つま先の余裕がありすぎる、サイズが大きすぎたお子さん。


つま先が中敷きからややはみ出している、サイズが小さすぎたお子さん。

今回は約50組の方が参加されていたので、
すべての方の中敷きを確認できなかったのですが、
「サイズがあっていた人はいますか?」
と手を上げていただいたところ、
全体の約1割の5人位の方から手が上がりました。

そして、サイズが合わなかった方も挙手していただくと、
3分の2は「小さすぎ」、3分の1は「大きすぎ」でした。

わが子の靴はサイズアウトでした…。
しかし、靴の幅には余裕がありすぎるということだったので、
もう少し細身の靴を探そうと思います。

このご感想を書いてくださった方は、
以前に私が近くの小学校でさせていただいた
足育講座にもご参加くださったそうです。

「上の子たちの上履きを面ファスナータイプに
買い替えて履かせています」
というご報告も寄せてくださいました。

子どもの足の成長の大切さを感じて、
講座のご依頼をくださる先生方のおかげで、
足育が徐々に広まり、
わが子のために行動を起こされる保護者の方が
増えてきていることが、とても嬉しいです。

今日の機会を用意してくださった
千代田保育園の先生方と、
お聴きくださった保護者の皆様に、
心より感謝いたします。

お読みいただき、ありがとうございました。

ご感想やご質問がありましたら、こちらまでお送り下さい。

☆お知らせ☆
子育て支援センター、幼稚園、保育園、子育てサークル等へ足育講座に伺っております。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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