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「足のサイズと、実際に入る靴のサイズが違う。甲高だから?」

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、足育講座でよく質問をいただく、
「靴のサイズ」についてお答えします。

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☆メールde足育相談室
「教えて!あす香さん」vol.189 ☆

足のサイズと、実際に入る靴のサイズが
違います。足が甲高だからでしょうか?

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足のサイズと靴のサイズは違うことも多い

まず、靴のサイズについて説明します。

靴のサイズはJIS規格で定められています。

例えば、靴のサイズが「18.0」の場合は、
「足の実寸が18.0の人が履くとちょうど良い靴」
ということを表しています。

ところが、ここが厄介なのですが、
実際のところは、そうではないこともあります。

靴に関わる仕事の方々から伺ったこと、
それから、私の経験でも、
実寸よりも0.5~1.0くらい
大きなサイズが合うケースが多いようです。

足のサイズと靴のサイズは、
違うことも多いと思っていてください。

同じサイズが書いてあっても、同じ大きさとは限らない

もう一つ、
同じサイズが書いてあっても、
メーカーやモデルによって、
靴の実寸のサイズが異なることもあります。

こちらは同じ21.0のミズノとイフミーの靴の中敷きです。

中敷きを重ねてみると、少し大きさが違うのが分かります。

また、メーカーが同じでも、
ベビーシューズとのシリーズと、
キッズシューズのシリーズなど、
ちょうど境目のあたりのサイズで
大きさが違うことがあります。

シリーズごとに使っている靴の木型が違って、
大きさの違いが出ることがあるようです。

だから、サイズ選びは、
中敷きを使って足を合わせて見るのが確実です。

靴のデザインで差を感じることもある

最後に、「足が甲高だから」
ということでしたので、
靴のデザインの話をさせていただきます。

靴の羽根のデザインに、
「内羽根式」と「外羽根式」という
二つの種類があります。

内羽根式は、羽根の部分が甲の前の部分に
潜り込んだような形になっています。

一方、外羽根式は、
羽根の部分が靴の甲に
乗っているような形になっています。

外羽根式は、内羽根式に比べて履き口が大きく開くため、
脱ぎ履きしやすく足に合わせやすい特長があります。

靴の履き口が大きく開くものは、
履かせやすいですが、
履き口があまり開かないものは、
やや履かせにくいと感じるかもしれません。

特に、足の甲が高めの場合は、
履き口の開きが狭いものだと、
甲がつかえて履かせにくくなるでしょう。

足のサイズと、
実際に入る靴のサイズが違うと感じたのは、
靴のデザインによる履かせやすさも、
あったかもしれません。

お読みいただき、ありがとうございました。
質問やご感想がありましたら、こちらまでお送り下さい。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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