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ファーストシューズの選び方

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中のコラム
《からだの土台「足育」》からお届けいたします。

ファーストシューズはいつから履く?

赤ちゃんが歩き出しそうになると、
靴はいつから履かせるのか、
どんなものを選べばいいのかが気になりますね。

まず、靴を選ぶ時期は
「室内で10歩くらいの歩数を
 安定して歩けるようになったら」
が目安です。

「靴を履く時期が遅いほど、
足のトラブルの保有率が少ない」
というデータもあるそうですから、
慌てずに成長を待ちましょう。

ファーストシューズの選び方-まずは「つま先」をチェック

靴は、選び方によって、
足を守り助けるものにもなり、
足のトラブルを招くものにもなります。

靴を選ぶ時には、
「立つ」「歩く」という基本的な運動を
妨げないものを探しましょう。

それが見分けられるチェックポイントが、
靴のつま先とかかとです。

つま先は、足の指が自由に動かせる広さと
厚みがあるかを確認します。

そして、足の指の曲がる位置で、
靴底も曲がるかどうかをチェックしてください。

足は、歩くたびに、
指の付け根の関節のところで曲がります。

足の指の曲がるところで靴が曲がらないと、
間違った歩き方を身につけてしまいます。

つま先を靴底側から指で軽く押すようにすると、
曲がるかどうか確認できます。

ファーストシューズの選び方-「かかと」をチェック

つま先の確認ができたら、次にかかとを見てください。

かかとの部分に芯が入っているものを探しましょう。

歩き始めの子どもの足は、
かかとの骨が小さくて筋力も弱いので、
かかとの骨が外側に曲がりやすいという特徴があります。

靴のかかとに芯が入っていると、
不安定なかかとを支えることができます。

また、足元が安定するまでは、
ハイカット(くるぶしが隠れるくらいの高さ)の靴が良いでしょう。

ただ、ハイカットの靴は、足を守り支える力が高い反面、
足元で踏ん張る力を使わずに済むデメリットもあります。

歩き方が安定したら、
くるぶし程度の高さのミドルカットや、
くるぶしより下の高さのローカットの靴も
試してみましょう。

走る力がつく頃には、ローカットで大丈夫です。

裸足でも積極的に遊んで

ここまで靴の選び方の話をしてきましたが、
足の力を高めるには、裸足で遊ぶのもお勧めです。

アスファルトなどの上を歩くときには、
足を守るために靴を履かなければなりませんが、
足の自然な動きがしやすいのは裸足です。

裸足は、足裏に直接刺激を感じるため、
筋肉や神経をよく使います。

公園の芝生や砂場など、
裸足で安全に遊べるところに連れて行き、
足裏の力を育てましょう。

(みやざき足育センター 成田あす香)

お読みいただき、ありがとうございました。
質問やご感想がありましたら、こちらまでお送り下さい。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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