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足の指を痛がるときは、まずはこの2つをチェック

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、2歳の男の子のお母さんが、
「今の足のサイズをしっかり測ってほしいです。
 足の親指をよく痛がります」
とご相談に来られました。

爪を短く切っていませんか?

まずは足を見せていただくと、
爪の切り方が短すぎるようでした。

痛いという親指の爪が、
内側の際が少し尖ったようになっています。

どうやら、これまでの爪切りで、
端っこにわずかな切り残しがあり、
それがたび重なって、棘のように尖ってしまったようです。

足の指には全身の体重がかかるため、
手の爪に比べてトラブルが起きやすいのが特長です。

爪が皮膚に刺さって炎症を起こしたり、
巻き爪になったりしない、
爪の切り方を説明させていただきました。

爪は、指の長さと同じ長さの位置で、
まっすぐに切り、角をやすりなどで整え
トラブルを起こしません。

伸びるまでしばらく切るのを待ちましょう、とお伝えしました。

靴が小さかったり大きかったりしませんか?

次に足の計測と靴のサイズを確認させていただきました。

靴が小さい場合はもちろん、
靴が大きい場合も、足の指が痛くなる可能性があります。

なぜかというと、靴が大きいと、
足を踏み込んだときに、靴の中で足が前にずれて、
靴のつま先に足の指が当たってしまうからです。

中敷きを出して確認してみると、
サイズはすべて16.0cmですが、
2足は小さく、1足は大き過ぎました。

実は、靴に同じサイズが書いてあるからといって、
実際の靴が同じ大きさとは限りません。

だから、靴のサイズを見る時は、
中敷きを出してみることをおすすめしています。

今回も中敷きを重ねて大きさを見ると、
大きさが違っていることがわかりました。
 
小さかった2足の靴の中敷きは、
中敷きの先っぽの方に足指の跡がありました。

靴を履いたときには、
足指が当たっていたと思われます。

「この2足は、
 公園に行くとすぐ脱ぎたがるんですけど、
 サイズが合わなかったからなんですね」
とお母さんが話されていました。

爪が短い、靴のサイズが合っていない。

この2点は、すぐにチェックできることなので、
もしも、同じことがあった場合には、
ぜひ見てあげてほしいと思います。
  
  

体の使い方はどうですか?

まずはチェックしたい原因である爪と靴の他に、
体の使い方で親指が痛くなることも考えられます。

そこで、
「歩き方などはどうですか?」と伺いましたところ、
走り方が気になっているとお返事をいただきました。
 
膝下を体の外側へ跳ね上げるようにして、
走るのだそうです。

お母さんと私と、
その走り方をやってみましたところ、
親指の部分に負荷がかかるのを感じました。

これに爪や靴の問題が重なると
痛くなるかもしれません。

走り方については、
これからの発達で変わっていくと思いますが、
今できることを探るため、 
遊んでいるときの体の使い方を観察してみました。

足首を前や後ろに曲げる動きや、
股関節から脚を前に出す動きが、
少し苦手なようでしたので、
親子でできる体操をお伝えして相談を結びました。

それでは、ご感想を紹介いたします。

動いてみて、息子がきちんと
足を使えていないことが分かったので、
早速今日から意識して家でやってみます。
靴選びに今から行ってきます。

子どもが足を痛がる時には、
必ず何か原因があります。

まずは、
よくある原因の「爪」と「靴」を、
見直してみてください。

お読みいただき、ありがとうございました。
質問やご感想がありましたら、こちらまでお送り下さい。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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