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人生で2度役立つ、子どもの病気記録

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

義母が送ってくれた荷物の中に、
夫の母子健康手帳と幼稚園のお帳面が入っていました。

夫にメールで報告すると
「はしか、やってるかな?」と返事が来ました。

え? やっていないんだ。

はしかに罹っていないとすると、
今、ちょっと心配ですよね。

母子健康手帳を開いてみると、
残念ながらどこにも記録はありません。

夫に返事を送ると、
「あら……医療機関を受診してたら、
 書いてありそうなものだけど。
 まあ良いや、ありがとう」
とメールが返ってきました。
 

病気の記録は親が書かなければ残らない

医療機関で書いてくれるのは、
予防接種だけなんです。

予防接種は、母子手帳を持参して受けるので、
必ず記録が残ります。

しかし、病気をした記録は、
保護者自身が記入するようになっていて、
親が書いておかないと記録は残りません。

私の母は、母子健康手帳の中に、
私がかかった病気などを全て書いておいてくれました。

その記録に何度か助けられているので、
私も子ども達の記録を、
しっかりと残すようにしています。


 

予防接種法は改正されていく

私と夫は1973年生まれなのですが、
私たちは麻しん(はしか)の予防接種がない世代です。

麻しんの予防接種について確認してみたら、
定期接種が始まったのは1978年でした。

私は、5歳の時に麻しんにかかったと書いてあり、
その時のことを自分でも覚えています。

頭がぐゎんぐゎんして、
ベッドから見える風景がぐるぐる回っていました。
相当、高い熱が出たのでしょうね。

夫は、はしか(麻しん)にかかった記憶はなく、
「母さんに『かかった』と言われた気はする」
とあいまいです。

念のために実家に電話して聞いてみると、
「何歳でかかったかは覚えていないけれど、かかった」
ということでした。

予防接種法は、改正が重ねられています。

例えば、現在の麻しんの予防接種は
風疹との混合ワクチンになっていますし、
定期接種の回数が生まれた年によって
違っていることもあります。

予防接種を受けたか、受けていないか。
病気にかかった場合は、いつかかったのか。

母子健康手帳に記録をつけておくと、
その子の後の人生で、2度役に立つときが来ます。

病気の記録が役に立つとき(その1)

母子手帳には、予防接種のページの他に、
かかった病気を記録するページもあります。

このページにあげられている病気の感染の記録
(または予防接種の記録)が
役に立つ場面が大きく分けて2回あります。

最初に役に立つのが、入園・入学の時です。

学校に提出する保健関係の書類で、
これらの病気にいつかかったか、
いつ予防接種を受けたかを、
書いて提出することがあります。

「いつかかったか」を結構忘れるんですよね。

兄弟の数が多いと、かかったことすら忘れます。

改めてわが子の母子手帳も開いてみたら、
3人目の次男が2歳3カ月で水疱瘡にかかったことが、
私の字で書いてありました。
でも、その時の記憶がまるで思い出せません(苦笑)

記憶は当てになりません。
記録をつけておくことをおススメします。

病気の記録が役に立つとき(その2)

次に役に立つのが、結婚して子どもを育てる時です。

麻しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、風しんに
かかっていなくて、予防接種も打ったことがないと、
子どもから感染する可能性があるからです。

私は、おたふくかぜにかかったことがないのですが、
二番目の長女が生まれた直後に、
長男がおたふくかぜを発症しました。

それを聞いた助産師の先生が、
「子育て中に子どものおたふくかぜをもらい、
授乳中のおっぱいがカンカンに腫れたことがある」
と話されました。

「私もそんなことになっては大変」と、
すぐに私の布団を別の部屋に移し、
長男は絶対に部屋にいれないという、
厳戒態勢をとりました。

長男には寂しい思いをさせますが、やむを得ません。

そして、隔離政策が功を奏し、
私は感染することなく日常が戻ってきました。

その3か月後に、
今度は長男が水ぼうそうを発症しました。

まもなく3カ月の長女にも発疹が現れ、
続いて、夫にも発疹が…。

そう、夫は子どもの時に
水ぼうそうにかかっていなかったのでした。

「子どもがかかる感染症に、
 大人になってからかかると、すごい熱が出て大変」
という話をよく聞きますが、
夫は幸いなことに熱はなく、
発疹が出ているだけで至って元気です。

でも、流れからみて
水ぼうそうには違いないでしょうから、
外を出歩くのは避けるべきでしょう。
 
会社に電話をすると、
病院で確認をするように言われました。

近くの内科に行ってみると、
発疹を見ただけでは水ぼうそうか分からないようで、
事の経緯から「水ぼうそうでしょう」という診断になりました。
 
そして、薬が処方されたと言って帰ってきたのですが、
支払った金額を聞いてビックリ!

5,000円位はかかってたような記憶があります。

え~?健康保険で受診しているのに!!

どうやら、ヘルペスのための新薬らしいです。

大人になってからの感染症は、やっぱり少し厄介。

自分もその病気にかかるかもしれないと分かれば、
何らかの回避策も取れますよね。
 

女の子は初潮の時期も記録してあげてください

婦人科系の病院を初診するときって、
たいがい初潮が来た年齢を書く欄があるんです。

自分の記憶に頼ると
「中1か中2だったよね…」
とあいまいなのですが、
母が年齢と月日を記録しておいてくれたので、
いつも助かっています。

長女はまだこれからですが、
初潮が来たときには母子手帳に記録するつもりです。
 
そして、子ども達が成人するときにでも、
母子手帳を渡そうかなと思っています。

子どもの病気の記録と初潮の記録は、
親が書かなければ残りません。
 
お子さんの後々の人生のために、
ぜひ記録しておいてあげてください。

入園や入学の時、そして大人になってから、
きっと役に立ちます。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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