お読みいただきまして、ありがとうございます。
足育アドバイザーで保育士の成田あす香です。
娘が通っていた小学校には合唱部があり、NHK全国学校音楽コンクール(通称Nコン)では毎年入賞、過去には金賞の実績もありました。
高校の時から長く合唱をやっていた私としては「3人の子どものうち、1人くらいは入部してくれないかな」と思っていたところ、娘が入部!
本当はステージママになりそうな気持をぐっと抑えて見守っていたのも、今となってはいい思い出です(笑)
合唱に欠かせない「足元」の話
コンクールなどの本番の衣装は、女子の場合「白ブラウスに黒いスカート、白い靴下に黒い靴」という衣装が定番です。
これまでの合唱部の子ども達を見ていると、ローファーやパンプスのような靴を履いている子が多いのですが、足育の視点で考えると、その選択はどうしても気になりました。
特に、娘は幅が狭く甲も薄い足なので、ローファーやパンプスでは歩くときに踵がパカパカと抜けてしまうことが予想されました。
そして、私自身が合唱をしていたから分かるのですが、足元の安定は声の出しやすさに大きく影響します。
大人の合唱団では、女性は本番にヒールの靴を履くので、私は本番前の1カ月ほどはヒール靴を持参し、立ち姿勢を安定させる練習をしていたくらい。
舞台に立つときの靴選びは、それほど大切です。
選んだのは黒の面ファスナータイプの子ども靴
そこで探したのは、黒の合皮素材で、面ファスナーでとめるタイプの靴。
主なメーカーの子ども靴をインターネットで調べてみると、アシックスとムーンスターにありました!
本当は店頭で試し履きをして買うのが一番ですが、宮崎では置いてあるお店が少ないため、写真で見比べて、靴の履き口が最も狭そうに見えたアシックスの靴を注文することにしました。
また、本来なら足に合うサイズを選ぶのが基本ですが、今回の靴は1年に2、3回の本番でしか履かない特別な用途の靴。
しかも、値段はムーンスターの約2倍…。
そこで「持っていって本番前に履き替える」という前提で、あえてワンサイズ上を取り寄せることにしました。
ちょうど良いサイズだと、次の本番で1回履いただけでサイズアウトしてしまう可能性がありますが、ワンサイズ大きめなら今年1年間の本番には使えるだろうと考えたからです。
実際に履かせてみて
届いた靴を試し履きすると、ワンサイズ大きいものの、思いのほか安定感がありました。
アシックスの靴はかかとに芯(ヒールカウンター)が入っているのに加えて、かかと周りにクッションもあるため、かかとをしっかりホールドしてくれていると感じました。
それが、安定感につながっているのかもしれません。
歩いてみても問題なく、これなら本番に臨めると判断しました。
母のひそかな楽しみ
NHKコンクールは、私も高校時代に毎年出場していた思い出の舞台です。
娘が家で歌っているソプラノのメロディーを聞きながら、「いかにもNコンって感じの曲!!」と心の中では盛り上がっていました。
NHKコンクール宮崎大会の会場は、宮崎が誇るクラシック音楽専用ホール「アイザックスターンホール」。
付き添いを口実に、子どもたちの合唱が丸一日聞けるあの時間は、合唱愛が高まる至福のひとときでした。
現在購入できるフォーマルシューズ
Asics
記事執筆時に購入したモデル(GD WALKER)は現在は販売終了しており、Amazonではサイズ限定で在庫のみ販売されています。
現在は「エフォルト」というモデルが登場し、デザインが以前よりすっきり洗練され、ローファーに近い見た目になりました。
合唱の舞台はもちろん、発表会、入学式や卒業式、結婚式や七五三など、さまざまなフォーマルな場面で、足育も大切にしながら活躍できる一足です。
ムーンスター
ムーンスターのフォーマルシューズは、価格がお手頃で、靴屋さんの店頭でも手に入れやすいのが魅力です。
また、サイズ展開が24.5cmまであるので、足のサイズが大きくなってきたときにはこちら一択。
わが家でも小学6年生では、この靴を選びました。


合唱と足元の大切なつながり
合唱の発声には、実は足元が大きく影響します。
足に合わない靴では、足裏の重心が不安定になり、姿勢が崩れたりして、歌うときの声にも影響します。
だからこそ、普段の練習でも本番でも、足元が安定する靴を選ぶことが大切です。
この記事が、同じように「本番用の靴をどうしようかな」と迷っている親御さんの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご感想やご質問がありましたら、こちらまでお送り下さい。