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もしかしてウオノメでしょうか?《メールde足育相談室vol.199》

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、お母さんからの足についての質問に、
お答えします。

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☆ メールde足育相談室
「教えて!あす香さん」vol.199 ☆

足の裏の肉球みたいなところ、
人差し指と中指の下のあたりが細長く固くなります。
   
もしかして、ウオノメなのかなあと気になっています。  

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ウオノメって、
薬局に貼ってあるチラシとかで、
ちょっと痛くて怖いイメージも
ありますよね。
 
まずは、ウオノメについて説明します。

【ウオノメとタコのできるしくみは同じ】
 
足の重心が偏ってかかったり、
何かの原因で足の同じ部分が
いつもこすれたりしていると、
その刺激から身体を守ろうとして、
皮膚が防御反応を起こし始めます。
  
そして角質層が過剰に作られて、
厚くなったものがウオノメやタコです。

刺激を受けている場所が骨の上だとタコになり、
骨と骨の間だとウオノメになります。
 
ウオノメでは、
骨と骨の間の柔らかいところが
こすれたり押されたりしていて、
角質が内側に向かって巻くように増えていきます。
 
芯ができて神経に届くくらいになると、
立ったり歩いたりしたときに、
飛び上がるほど痛むこともあるそうです。
  
 
【タコやウオノメの原因は?】
 
タコやウオノメは、
足に合わない靴を履いていることや、
体の使い方の癖や足の変形などの原因が
重なって起こります。
  
ご質問をいただいた
「足の裏の肉球みたいなところ、
 人差し指と中指の下のあたり」
は、足の横アーチがあるところです。

足の人差し指と中指の間は、
アーチの高い部分になるはずですが、
そこの角質が厚くなるということは、
アーチが落ちているというサインです。
 

【ウオノメのケアは?】

ケアの方法として思いつくのが、
「削る」ではないかと思います。

しかし、皮膚を削ることで、
防御反応を起こして逆に角質が厚くなったり、
削った箇所から感染症を起こすリスクもあります。
  
足裏の角質ケアは自分で削ったりせず、
専門医やフットケアのプロにお任せするのが安心です。
  
自分でできるケアとしては、
お風呂上りに保水&保湿をすると良いです。
   
なお、せっかく足をケアしても、
原因がそのままだと、またウオノメはできます。

足に合わない靴を変え、
靴の履き方や歩き方を見直して、
ウオノメを防いでいきましょう。
   
靴は長さのサイズを合わせるだけでなく、
足幅や足囲を測って、
本来の足幅に合う靴幅のもの選ぶと良いです。
 
また、アーチを支える中敷きで、
骨格を整える方法もあります。
 
みやざき足育センターで、
靴選びのお手伝いや中敷き製作なども
手がけておりますので、ぜひご相談ください。

お読みいただき、ありがとうございました。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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