お読みいただきまして、ありがとうございます。
みやざき足育センターの成田あす香です。
今日は、足育講座でいただいた質問への回答をお届けします。
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☆ メールde足育相談室
「教えて!あす香さん」vol.200☆
18歳になる娘のことなのですが、
足の骨が一つ多いと言われていて、
靴が触れると痛がります。
靴の選び方など、
どんなことができますか?
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足の骨が一つ多いというのは、
病院で言われたんですよね?
骨の場所はどこですか?
ああ、足の甲の内側のところですね。
【普通にはない余分な骨】
ご質問をいただいたような骨が一つ多い、
普通にはない余分な骨があるケースは、
意外と見られることだそうです。
足の甲の内側の余分な骨は、
外頸骨と呼ばれているもので、
日本人の約15パーセントに見られると
言われています。
普通よりも負荷がかかりやすく、
急激な運動やけがなどのきっかけで、
痛みが発生することもあります。
分かりやすくまとめられた資料を見つけましたので、ご紹介します。
(日本整形外科スポーツ医学会監修の資料)
【負荷を減らす工夫を】
足のアーチの力が弱く、
足裏の重心が内側に偏っていると、
外頸骨の部分の負荷も高まります。
靴選びに気をつけたり、
中敷きを使ってアーチをサポートすると、
負荷を軽くできます。
靴選びでは「かかと」を
より丁寧に見るといいと思います。
まず、かかとに芯が入っていて、
かかとの骨が傾かないように支えられること。
それから、足のかかとは丸いですから、
中敷きのかかとにも丸みがあると、
靴と足がフィットしやすくなります。
そして、靴の履き口が狭く、
内側にクッションが入っていると、
かかと周りの安定感も得られやすいです。
良さそうな靴が見つかったら、
必ず試し履きをして店内を歩き、
当たるところがないかを確認してから、
選んでください。
少しでも気になるところがある靴は、
買わないほうが賢明です。
靴が触れると痛がるという悩みは、
今履いている靴を見ないと何とも言えないので、
ご本人と一緒に靴をもって相談にきていただければ、
より詳しくアドバイスもできると思います。
【まとめ】
足の骨が一つ多いというのは、
意外とみられることですが、
靴が触れると痛かったりすると、
日常生活でもお困りのことと思います。
靴選びでは、かかと周りを
より大切にして選ぶといいと思います。
・かかとに芯が入っている
・中敷きのかかとに丸みがある
・靴の履き口が狭くクッションなどが入っている
・試し履きをして歩き、気になるところがない
また、足に合った中敷きをプラスして、
骨格を下から支える方法もあります。
それでは、
お読みいただきありがとうございました。