2月のすくすく足育クラスは、「歩く」をテーマにしました。
「やさしく学ぶ体の発達」(林万リ 全障研出版部)によると、歩く力は7歳頃までをかけて徐々に発達していくそうです。
歩き始めの足裏全体で支えるような歩き方が、2歳頃になると大人のように踵から足をつき、方向転換もスムーズにできるようになります。
スピードを調整することもできるようになる、早く歩いたり、逆にゆっくりと歩いたりすることもできるようになるとあります。
そこで、門くぐりのわらべうたに合わせて、歩く遊びをしてみました。
♪うめとさくらとあわせてみれば
うめのながめは ぴんこしゃんの しゃ、しゃ
うさぎがもちくって ほーいほい ♪
うたに合わせて歩き始める。うたに合わせて止まる。うたのテンポを変えて、その速さに合わせて歩く。歩く向きを変える。
大人も子どもも、うたに合わせて楽しく歩きました。
『フラフープに入りたくてしかたがない。リズムが変化するのがおもしろかったようです』
『ルールを理解している感じがしました。体や脳の成長をすごく感じた日でした』
『7歳まで歩き方は成長するというのを聞き、最近、娘の歩き方に気を付けていなかったことに気づきました。足育クラスに参加することで、娘を見つめることを意識できます』
道具を使ったあそびでは「布」を使いました。
♪うえからしたから おおかぜこい
こいこいこい ♪
このうたに合わせて、布を振って投げて、キャッチ。お母さん達には、「隣の人の投げた布をキャッチする」という少し難しいルールを加え、童心にかえって楽しみました。
次に、同じ布で今度はお洗濯ごっこ。
♪ももやももや ながれははやい
せんたくすれば きものがぬれる
ア ドッコイショ ♪
節に合わせて、昔々のお洗濯のように水場にしゃがんで、布をじゃぶじゃぶ洗います。そして「ドッコイショ」で立ち上がる。
洗った布は絞って、干して、洗濯ばさみで留める。手先の小さな動きにも繋げました。ごっこ遊びも工夫すると、たくさん体が使えます。
最近は、雑巾を縦に持って絞れない子どもが増えているとも聞きます。
遊びやお手伝いを通して様々な動きを子どもに体験させることを、親が意識して取り組むことが大事ではないかと思います。
『雑巾を絞る動きは、お風呂の中で身にタオルを使ってやってみます』
『洗濯ばさみは、家での毎日の洗濯の時に一緒にさせていたので、2週間前よりもつかめるようになっていました。毎日ほんの5分ほどが、こんなにも変化をもたらすのですね』
毎日の暮らしの中に、足を、からだを育てる機会は、たくさんあります。
すくすく足育クラスを続けているお母さん方は、クラスで得た知識を発展させて、ご自身の生活の中でできることを創意工夫していく力が高くて、私の方がアイディアを頂いているほどです。
足を育てて、子育てを楽しく楽にする「すくすく足育クラス」では、新しい仲間を募集しています。
子どもが小さい間は一緒にいたい。
子どもの成長を助けたい。
親も楽しく成長したい。
そんなあなたのご参加を心からお待ちしています。