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おまるからおろして少しすると、おむつにウンチ。これを続けてもいい?《メールde足育相談室vol.152》

☆・…─メールde足育相談室「教えて!あす香さん」──・…☆

今日もお読みいただき、ありがとうございます。
みやざき足育センター代表・JEFPA認定 足育インストラクターの成田あす香です。

毎週火曜日に発行しているメールマガジン
《メールde足育相談室「教えて!あす香さん」》
のバックナンバーをお届けします。

6/3に東京で開催した「赤ちゃんとお母さんのための足育講座」を
受講していただいた3人の子どものお母さんからご質問をいただいています。

9か月になる末の娘さんのおむつなし育児についてのご質問です。

・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚

おむつなし育児を上の子どもたちのときに実践した経験があるので、
だいたいの排尿&排便のタイミングがわかっていて、
娘をおまるに捧げるのですが、娘はまったく出しません。

ウンチの時は5分ほど粘るのですが、娘が出さないのでおまるからおろし、
私がそばを離れてほかのことをしだすと娘はおむつにウンチを出します。

タイミングを掴んでいるだけに毎度ガッカリするのですが、
これを続けてもいいのでしょうか?

それとも、なにか変えたほうが良いでしょうか?

・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚

ご質問をいただき、ありがとうございます。
 
ウンチのタイミングに合わせて、娘さんをおまるに座らせているのですね。
素晴らしい~!!
でも、5分ほど粘っても出ないのですね。なるほど…。
 
先日、受講したおむつなし育児アドバイザー養成講座で、
おむつと排便の関わりについても伺うことができました。
 
おむつという閉じられた空間になっていると、
赤ちゃんによっては、
一度に出し切らずに数回にわたってチョロチョロ排便したり、
排便そのものを我慢してしまうように見受けられることも、
おむつなし育児の実践を通じて観察されたのだそうです。
 
また、それをきっかけに、便秘につながってしまう赤ちゃんもいるのだそう。
 
できれば、おむつの外にウンチをするようにさせてあげたいですね。
   
   
5分ほど粘っても出ないということですが、
連れていくタイミングが少し早すぎたのか、
出そうなタイミングから実際に出るまでに時間がかかるのか…
どっちかなんでしょうね。
  
うちの3人目の次男は、時間がかかるタイプです(ちなみに夫がそう・笑)
   
次男が赤ちゃん時代のことは記憶がないのですが、
今はオマルに座って自分で本を読んでます。
まるで、新聞を持ってトイレにこもる親父です。
 
そういえば、おむつなし育児仲間では、
おまるに座らせた姿勢で本の読み聞かせをしながら、
待っているお母さんもいらっしゃいました。
    
      
もう一つ思いついたのが「姿勢」です。
  
おまるに座ったときに足の裏が床につくようにして、
上半身をまっすぐに起こした姿勢で、
腹圧がかけやすいように工夫してみるのはいかがでしょうか?
  
あと、おむつにウンチをだしているときは、どんな姿勢をしてますか?
もしかしたら、つかまり立ちの姿勢で気張ってませんか?
   
まだ座った姿勢では気張りにくいのかもしれません。
  
そうだとしたら、おまるに座らせなくてもいいので、
新聞紙やティッシュでキャッチする、というのもありです。
  
    
早稲田大学の前橋明教授による、
5歳児の睡眠時間と両手握力値の関わりの調査では、
朝の排便の有無が握力値に影響したという結果もあります。
  
毎朝の排便が、元気に活動できるかどうかに関わってくるといえます。
  
運動神経がみるみる発達していく乳幼児期に、
元気に活動できる環境を親が整えてあげることが、
健やかな足を育てることにつながります。
  
というわけで、足育の視点からも排便は大事です!
  
  
0歳から1歳の時期に大切なのは、おまるですることではなく、
「なるべく、おむつの外で自然な排泄をする」ということ。
  
なにか今とやり方を変えてみて、
おむつの外で、すっきりとウンチを出させてあげてくださいね。


この記事は2016年7月19日(火)発行のメールマガジンのバックナンバーです。
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このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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