☆・…─メールde足育相談室「教えて!あす香さん」──・…☆
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
みやざき足育センターの成田あす香です。
毎週火曜日のメールマガジンは、皆様から寄せられた足育相談にお答えする
《メールde足育相談室「教えて!あす香さん」》をお送りしています。
1歳6ヶ月の男の子のお母さんからのご相談です。
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靴をどういう基準で選んでいいかわからないので、靴選びに時間がかかってしまいます。
だんだん子供が飽きてしまうので、合っているかどうか分からないままに買ってきてしまいます。
靴をどういう基準で選べばいいか、それから早く選べるコツもあったら教えてください。
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ご相談をいただき、ありがとうございます。
お子さんと一緒に靴を探しにいくのは、本当に大変ですね。
私も息子が1〜2歳台の頃は、靴売り場から逃走しないように…売り場の商品にいたずらをしないように…苦労しながら靴を選んだことを思い出します。
靴選びの基準は足育講座でもお伝えしているので、今日はポイントだけをまとめて、
苦労されている「早く選べるコツ」という視点でお話ししますね。
《子供の成長を守るための靴選びのポイント》
・足の指のつけ根のところで靴底が曲がる
・中敷がはずれる
・つま先に厚みと幅があり、足指を動かす事ができる
・マジックテープで甲を止められる
・かかとがしっかりサポートされる
・靴底のつま先が反り上がっていて、踵に丸みがある
・靴底が薄すぎず、適度な弾力がある
そして、苦労されている「早く選べるコツ」について。
あくまでも私流の方法なのですが、私は次の順番で靴の棚を見ています。
1)目で見てチェック
次の2点を目で見てチェックします。
「甲を止める面ファスナーがあるか」
「靴底が薄すぎず、適度な弾力がありそうか」
この時点でNGになる靴も、意外とありますね。
2)靴を手に取って「かかと」をチェック
ヒールカウンターの固さと大きさをチェックし「かかとがしっかりサポートされるかどうか」を考えます。
3)靴底をチェック
靴底の爪先側とかかと側に両手をそれぞれ添えて持ち、「足の指のつけ根のあたりで靴底が曲がるかどうか」をチェックします。
ここで靴底が曲がる靴の方が、歩きやすいです。
次に、靴底を軽く捻るようにして「靴底に適度な弾力があるか」をチェックします。
指の部分は曲がるけれど、靴底は捻れないような靴。
こういう靴は、固いアスファルトの衝撃を和らげて、歩きやすさもサポートしてくれます。
最後に靴を手に持ったまま横から見て、次の2点をチェックします。
「つま先に厚みと幅があり、足指を動かす事ができそうか」
「靴底のつま先が反り上がっていて、踵に丸みがあるか」
つま先の反り上がりとかかとの丸みがあると、歩くときの足運びをサポートしてくれます。
これは”あれば理想的” ですが、私は ”なくても◯” にしています。
なぜなら、ここまで満たす靴に絞ると、量販店の靴屋さんでは選択肢が少なくなりすぎるからです。
その方の足の状態によっては、このポイントも満たすことをおすすめしたい方もいます。
4)中敷をチェック
靴の中に指を入れ、「中敷が外れるかどうか」をチェックします。
中敷が外れるタイプの靴は、中敷を取り出して足裏を合わせ、目で見てサイズの確認ができます。
誰にでもサイズチェックがしやすい点がおススメです。
また、靴作りの話になるのですが、立体的な足裏と靴を合わせるためには、靴の本体と中敷を別々に作って組み合わせる必要があります。
中敷が外れるということは、丁寧に作られた靴であるという目安の一つにもなります。(パンプス・ビジネスシューズなどは、別の話になりますが)
シューフィッターさんなど靴の専門家の方は、もっと別の方法でされていると思います。
これは、あくまでも「私はこんな順番でチェックしながら我が子の靴を選んでいます」という参考にされてくださいね。
また、その他に早く靴を選ぶコツとしては、
ご主人がお休みの日などに一緒に来て頂いて、候補を絞り込む間はお子さんを見て頂くと楽ですね。その間に落ち着いて候補が絞り込めます。
それから、候補の靴を絞り込んだら、裸足で計測したサイズに+0.5センチ+1.0センチ+1.5センチの靴を用意してもらい、一気に試し履きをするのも、早く選ぶコツの一つです。
違うサイズの靴を出している間に、子どもが飽きてしまいますからね…。
試し履きのしかたは、過去のメールマガジンの記事に書いたものがあるので、ぜひ参考にされてください。
▽インターネットで靴を買うのはダメですか?《メールde足育相談室vol.124》
お子さんの足に合う靴が一度選べると、同じ靴のサイズアップで選べる間は楽です。
また、何回もしているうちに、だんだんと感覚もつかめてきて、早く選べるようになると思いますよ。
お子さんの足に合う良い靴が選べますように!
この記事は2016年3月29日(火)発行のメールマガジンのバックナンバーです。
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