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2歳の娘が散歩の途中ですぐ「抱っこ抱っこ」と言います《メールde足育相談室vol.134》

2歳の女の子のお母さんからのご相談です。

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散歩の事で一つ相談したいことがあります。

家の中でも、遊びの集中がきれると抱っこ抱っこと言ってくるので、抱っこをよくするのですが、外を散歩中も、石をひろって 溝に落としてみたり、落ちている枝をひろったり、何か興味のあることをしているときはいいのですが、すぐ抱っこ抱っこといってくるので、十分な距離が歩けないでいます。

足のためには、年齢×1.0キロ歩くとよいと本で読んだこともありますが、とてもそんな距離歩けれないかんじです。

何かよい方法があれば、あわせて教えていただけたらと思います!

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ご相談をいただき、ありがとうございます!

外を歩いているとすぐ抱っこをせがまれるというご相談で、一番に私が確認するのは「靴」です。

靴のサイズは合っているか?
靴は歩きやすい靴か?
靴が足にフィットする履き方ができているか?
 
 
そして、実際に見てみると、やっぱり靴に原因があったことがとても多いです。
 
 
「靴のサイズは合っているか?」という原因は、小さいだけでなく、大きすぎていないかも確認します。
 
小さいと足が窮屈で嫌がるのは想像がつくと思いますが、大きくても靴の中で足がブカブカ動いてしまって、うまく歩けません。
 
靴を履いて歩くと、疲れやすくなってしまうので、抱っこをせがむんですね。
 
 
「靴は歩きやすい靴か?」という原因は、靴を脱いでもらって、構造をチェックします。
 
まずは、面ファスナー(マジックテープ・ベルクロ)で甲が固定できるか。 
面ファスナーで固定できないスリッポンタイプの靴などは、かかとが抜けやすいので、疲れやすくなります。
  
そして、靴底は、足指が曲がるところで曲がる構造になっているか。
足裏のかかと側2/3の靴底はしっかりしているか。
ここで引っかかる場合も多いですね。 
靴底が足指のところで曲がらないくらい固い靴は、足指の蹴り出しがうまくできないので、疲れやすくなります。
また、足裏のかかと側2/3の靴底がやわらかすぎる靴は、地面からの衝撃を吸収しにくいので、疲れやすくなります。

他にもチェックするところはありますが、とりあえずここまでにしておきますね。

最後に「靴が足にフィットする履き方ができているか?」という原因です。

せっかくサイズピッタリの良い靴を履いていても、丁寧に履けていないと靴が足にフィットせず、ゆるい靴を履いているのと同じ状態になってしまって、疲れやすくなってしまうことがあります。

新しいメルマガ読者の方も増えていますので、復習を兼ねて履き方をお伝えしますね。
 
 
〜靴の履き方〜

1)靴に足を入れたら、足のかかとを床にトントンと打ち付け、靴と足のかかとを合わせます。

2)面ファスナーを引っ張り上げて、足と靴が一体になるように、丁寧に止めます。
 
 
もし…もしも、どれも原因が思い当たらない場合は…
子供の気持ちに寄り添って、「歩きたい」という気持ちを作ってあげる声かけを考えてみてください。

「あれ? 向こうにある赤い物はなんだろう? 見に行ってみようか??」と誘うとか。

また2歳だと、時には抱っこして心の栄養補給も必要なときもあると思います。

私は、よく「そうか〜疲れたんだね。よーし!じゃあ、10秒チャージ」と言って、その場で10秒抱っこして、また歩かせていました。

年齢×1.0キロを歩くのにも、積み重ねが必要です。
少しずつ、距離を伸ばしていかれると良いと思います。

ご相談をいただき、ありがとうございました。


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このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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