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爪が棘みたいに刺さって足の親指が痛い《メールde足育相談室vol.131》

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足の親指の爪の角が棘みたいになっていて、
ときどき刺さって痛くなります。

この間は本当に痛くて歩けないくらいだったのですが、
何日かしたら大丈夫になったので、今はそのままです。

一度、話を聴いてみたいと思ってました。
ぜひ教えてください。

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歩けないほどの痛みとは大変でしたね。
ちょっと足を見せてくださいね。

なるほど〜。
爪の切り方が短すぎるんですね。

そして、爪の端っこが残ってしまっていて、それが尖って親指に刺さってしまうんです。

しばらくの間、がんばって爪を伸ばしましょう。

足は、立ったときに足指に対して床から押し上げられる圧力がかかるので、爪を短くしていると、足指の肉が爪に当たってしまいます。

だから、足の爪の長さは、足指と同じ長さに保っておくのが良いんです。

爪が伸びるまでの間、もしかすると、また爪が刺さって痛むことがあるかもしれません。

しかし、その爪を切ってしまうと、また同じことを繰り返してしまいます。

爪が当たらない工夫をいくつかお伝えしますので、それで乗り切りましょう。

◯痛みが出やすい靴を避ける

ヒールのあるパンプスなどは、足の指先側に体重がかかるので、痛みが出やすいです。
靴の中で足が前にずれにくいように、紐靴やストラップで足にフィットされられる靴がおススメです。

また、爪先の尖ったデザインの靴も、足指に靴が当たるので、痛みが出やすいです。
靴の中で足指が動かせるような爪先のデザインの靴がいいですね。

◯痛みが出るところを不織布を使って保護する

爪が当たってしまう部分の皮膚と爪の間に不織布を入れると、クッションの役割を果たして痛みを和らげることができます。

不織布は、使い捨てマスクが手に入りやすく便利です。

1センチ四方くらいに切った不織布を、ピンセットで小さく折りたたみ、爪が刺さっている部分の皮膚と爪の間に入れます。

◯テーピングで皮膚と爪の間をあける

テーピングに使うテープを1センチ幅で3〜4センチくらいの長さに切ります。
爪が当たる部分の際から貼りはじめ、足指の肉を軽く引っ張るようにして指の裏側に向かって貼ります。

こうすると、指と爪の間に隙間ができるので、痛みが出にくくなります。

最後に、大切な注意です。

痛みが強く炎症を起こしている場合などは、必ず病院に行って処置をしてもらってください。

爪の診療の専門は「皮膚科」です。整形外科でも一部診てくれるところがあります。

このウェブサイトは、医師向けの爪矯正具の製造・販売会社による取り扱い病院リストです。
http://tama-medical.com/
末っ子の親指の爪が刺さって炎症を起こしたことがあるのですが、そのときは、この病院リストから探して受診しました。

これを扱っているということは、爪の治療をよく行っている病院と予想されますからね。

そのときは、テーピングのケアと、炎症を抑える塗り薬を処方していただき、1週間ほどで治癒しました。

どうぞお大事になさってくださいね。


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このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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