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靴擦れしにくいローファーの選び方

ローファーのイラストと記事のタイトル

 

高校入学を控え、憧れのローファーを楽しみにしているお子さんのいるご家庭もあるのではないでしょうか。

一方で「靴擦れがひどい」「足が痛い」などの悩みも多く聞かれるローファー。

今日は、新入学の娘さんのいるお母さんからいただいたメール相談への返信を、皆様にもお届けしたいと思います。

「学校のローファーを選ぶときに注意することは?」

娘が4月から高校生になるのですが、登下校時の靴がローファー指定になっているようです。

私自身、ローファーはかかとがパカパカして脱げてしまい、靴擦れになったり、歩きにくかったりした思い出があります。

足育を知るとローファー指定に疑問を感じますが、娘がローファーを履きたがっていることもあり、ローファーを履かせようと思っています。

ローファーを選ぶときのポイントや注意することなどを教えてください。

学校指定以外の選択肢も検討しよう

まずは、学校に「指定された靴以外のローファーを選んでも良いか」を確認しましょう。

かかとが脱げたり、靴擦れになったりするのは、そのローファーが足に合っていないのが原因です。

もし自由な選択が許されるなら、娘さんの足に合ったローファーを探しましょう。

サイズ選びのポイントとショップ3つを紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

足のサイズを測ってみよう|ローファー選びの基本ステップ

靴選びの基本は、まず足のサイズを計測することです。

足の長さだけでなく、足の幅と足の周径も測りましょう。

これらの情報が揃うと、より足に合う靴を見つけやすくなります。

足の周径をメジャーで計測している様子

靴擦れしにくいローファー選び(1)|幅のサイズをチェック

ローファーは、紐靴のように足に合わせて靴を調整する機能がないため、幅が合っていることが重要です。

幅が合っていないと、脱げやすくなったり、靴擦れが起きやすくなったりします。

計測したサイズをJIS規格の靴サイズ表に当てはめて、幅のサイズをチェックしましょう。

靴のサイズ表で幅がEEよりも左寄りになる場合は幅が細く、右寄りの場合は幅が広めです。

サイズ表で割り出されたサイズを目安にして、靴屋さんの実店舗またはオンラインショップでローファーを探していきましょう。

足と靴健康協議会ホームページの靴のサイズ表を開く

靴擦れしにくいローファー選び(2)|甲を覆う部分が広いものを

いろいろなデザインのローファーがありますが、できるだけ甲をおおう部分が広く、かかとが深めのものを選ぶと、脱げにくく歩きやすいです。

また、素材が固すぎると靴擦れを起こしやすいので、革が足になじむような柔らかさかどうかもポイントです。

実際に靴を試さないと足に合うかどうかは分かりませんので、必ず履いて歩いてみましょう。

「ハルタ」のローファーには3つの幅サイズがある

ローファーと言えば「ハルタ」のイメージを持つ人も多いと思いますが、ハルタのローファーは幅が1E(細め)、2E(標準)、3E(広め)の3つのサイズがあります。

ハルタのホームページを開く

幅が細くて合う靴がない人の救世主!?「パラマウント」

パラマウントは「健康を足元からサポート」をモットーに職人さんが一足ずつ革靴を作っているブランドで、コインローファーは幅の展開がA、C、3Eの3サイズがあります。

A幅はサイズ表に書いてある中で一番細いサイズで、C幅は標準EEより3サイズ細いサイズ。

「足の幅が細すぎて、今までゆるい靴しか履いたことがない!」「かかとがパカパカ抜けてしまう!」と悩む人の救世主ともいえる幅展開です。

パラマウントのホームページを開く

オンラインでシューフィッターさんに相談しながら選べる「靴のキング堂」

世田谷区奥沢にあるシューフィッターさんのいる靴屋さんで、通学靴に悩んでいる学生さんのお悩み解決実績が豊富です。

ハルタなどの既製品のローファーとオリジナルローファーを扱っておられ、店舗での購入はもちろん、オンラインや電話で相談しながらのネット購入もできます。

靴のキング堂のホームページには、家庭でできるサイズ計測の方法や、靴選び豆知識などの情報も豊富なので、ぜひ一度チェックしてみてください。

靴のキング堂のホームページを開く

履いているうちにゆるくなるのは「靴の履き方と脱ぎ方」が間違っているから!

「ローファーって履いているうちに、ゆるくなってきちゃう」という話も聞きます。

買ったときは足に合っていたのに、履いているうちにゆるくなってきてしまうのは、脱ぎ履きで靴を傷めている可能性があります。

靴を履く時に無理に足を押し込めたり、靴を脱ぐ時に両足で靴同士をもぞもぞして脱いだりすると、靴のかかとや履き口の形が崩れ、かかとがゆるくなってしまいます。

ひもやベルトのないローファーは靴そのものの形が物を言います。
いつも「靴べら」を携帯し、丁寧に脱ぎ履きをして靴の形を守ることが大切です。

先ほど紹介した靴のキング堂さんが、YouTubeで「正しい履き方、脱ぎ方」を紹介していますので、ぜひご覧ください。

ぴったりのローファーと出会い、軽やかな足もとで楽しい学校生活を送られますように。

 

足育アドバイザー(R)/保育士
成田あす香

足育アドバイザーは特定非営利活動法人日本足育プロジェクト協会の登録商標です。

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