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家の周りのさんぽで楽しく運動量が増えるあそび

コロナ禍で迎える2回目の夏。

感染拡大で宮崎県は県独自の「感染拡大緊急警報」が出されたほか、宮崎・東諸県圏域・西都・児湯圏域は「原則、外出自粛」が要請されています。

子どもは休みだし、お出かけにも行けないし、どうしたものかと頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
     
そこで本日は、私が子育てや足育クラスの活動の中で子どもと楽しんできた、「家の周りのさんぽで楽しく運動量が増えるあそび」についてお届けします。

外出自粛といっても、買い物、散歩など、日常生活の範囲内の外出はOKです。

日常生活の範囲での外出を楽しんで、なんとかこの夏を乗り切っていきましょう!

ピンポン競争

地面の上に、赤や青や白色のボタンのようなものがあるのをご存じですか?

金属鋲というもので、土地の境界や測量の基準点など、何かの目印として地面に打ち込まれているものです。

うちでは、外を歩いていてこれを見つけたら、先に「ピンポン」と言って足で踏んだ人が勝ち、というあそびをしています。

気を付けて見ていると、遠くからでもボタンがあるのがわかりますので、「あ~っ」と見つけた演技を大げさにしてみてください。

子どもが走ってボタンを踏みにいくので、運動量が増えます。


 
 
おまけですが、「じめんのボタン」について自由研究で調べた小学生がいます。

これを読んでからピンポン競争をすると、また新たな楽しみが生まれますよ。

「じめんのボタンのナゾ いちばんえらいボタンをさがせ」

側溝ラダー

 
サッカーなどのトレーニングで「ラダー」というはしごのようなものを地面において、その上を走ったりジャンプしたりするものがあります。
 
これと似たような形を描いているものが、実は家のすぐ近くに……そう、「側溝」です。
  
小学生くらいの子ども(特に男子)が、マス目に合わせて歩いたり走ったり、ジャンプしたりして遊んでいるところ、見たことがありませんか?

トレーニングをしなくても、子どもたちはこうやって自分で運動能力をアップさせてるんですね。

まだそういうあそびをしたことがない子も、大人がマス目に合わせて歩く様子を見せると、真似してやるようになります。

まずはマス目に合わせて歩くところから始めて、慣れてきたら「一つ飛ばし」「網の側溝は踏んじゃだめ」など難易度をアップすると楽しいです。 
       
     

マンホールジャンプ

マンホールを見つけたら、マンホールの上にジャンプイン! そして、マンホールの外へジャンプアウト! これだけです。
  
さんぽという「歩く」動きがメインの活動の中に、「跳ぶ」という動きが取り入れられます。
  
跳ぶ力がついてきた大きな子なら、マンホールを跳び越えるのもいいですね。
 

縁石渡り

どういうわけか、子どもは縁石を見ると、平均台のように上を歩きたがりますよね。
 
バランスをとって歩かないと落ちてしまうという”ちょっとだけ難しい挑戦”と、それを”やり切った達成感”がいいんです。

子どもは、このようなあそびを通して、運動能力と自己肯定感を高めていきます。

縁石以外では、白線の上を歩くというのも楽しい。

うちでは、歩道を表す白線の上を歩くほか、「とまれ」の字に沿って歩くあそびもやります。
  

お宝さがし

今日見つけたい宝物を決めてから、さんぽに出かけます。
 
たとえば…
・夏らしいものを3つ見つける
・丸いものを3つ見つける
・鳥を3種類見つける
という感じです。

年齢に応じて見つける数を増やしたり減らしたりすると良いと思います。

また、ルールのあるあそびが分かるようになる年長児以上では、ビンゴゲームにして宝物を探すのも面白いです。

紙に枠を書いて作ってもいいですし、「おさんぽビンゴ」という商品もあるそうです。

家の周りのさんぽでも運動量は増やせる!

なかなかお出かけができない中でも、家の周りでも楽しく運動量を増やせるあそびを5つご紹介しました。

  • ピンポン競争
  • 側溝ラダー
  • マンホールジャンプ
  • 縁石渡り
  • お宝さがし

園や学校に行かない時期に、外に出る機会が減ること、歩行を始めとする運動が少なくなることは、子どもの成長にとっていろいろな心配もあります。
 
朝や夕方のわずかな時間でも構いません。

親子でご近所散歩を楽しみ、運動量を確保しましょう。
(車には気を付けてくださいね)
    
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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