価格の差は、工程数や素材の違い 〜アシックススポーツ工学研究所を見学して〜

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日本足育プロジェクト協会の勉強会で、
アシックススポーツ工学研究所を見学させて頂きました。

キッズシューズ「SUKU SUKU」の理念と、
足育プロジェクト協会の理念が共通していると
アシックスの方が共感してくださり、
今回はいつも公開していないところも、
ご案内をしてくださったそうです。

たくさんの驚きや発見があったのですが、
私がお母さん達に伝えたい!!と思ったこと3つに絞って、
レポートをお送りします。

◎価格の差は、工程数や素材の違いです

◎スポーツシューズを、普段履きにしたり、練習の行き帰りに履いてはいけません

◎素材やデザインの違いを知ると、子供の足に合う靴が自分で選べるようになります
   
今日のレポートは、
【価格の差は、工程数や素材の違いです】をお送りします。

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(写真提供:足育プロジェクト協会代表 玉島麻理さん)
   
   
  
カスタム生産部という、
プロスポーツ選手、オリンピック選手や、
インターハイにでるような高校生などのオーダーに応じて、
靴を創る部署で作業工程を見せて頂きました。
  
ミシンで縫ったアッパー(靴の上部)にソール(靴底)を貼る作業では、
ソールが剥がれないように2回糊付けを行い、
アッパーとソールをくっつけるために圧着機にかけます。
 
圧着方法が異なる圧着機が複数あり、
競技に応じて、真空・上下・左右・側面・十字の方法を、
いくつか組み合わせて圧着をします。
  
糊付けを2回すれば、それだけ時間がかかりますし、
種類の異なる圧着機が複数あれば機械にお金もかかり、
工程数も増えます。
 
 
  
いま小学校6年になる息子は、
小学校に上がるまでずっとアシックスを履いてきました。
 
その頃は、東京都荒川区に住んでいまして、
バスで北千住が近かったので、
北千住マルイでシューフィッターの高田さんに、
ファーストシューズからずっとお世話になっていました。

でも、宮崎に移住して、アシックスの靴が買えるお店がない…。

小学校に入ってから、
靴の扱いが荒っぽくなってきたこともあって、
だんだんと基本は3,000円位の靴になりました。

その靴が、3ヶ月も履いていないうちに、
いつも靴底が剥がれてきます。

これなら、値段の高い靴を買っても一緒と思い、
ネットでアシックスなどをまた買うようになった、
という経験があります。
 
   
靴の生産工程を実際に目にして、
安い靴はこういう工程を省いていくことで安さを実現している、
だから靴底が剥がれたりもするんだな、と分かりました。

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次に素材の研究室を見せて頂きました。
   
求める機能を満たす靴を創るためには、
どんな素材を創ったらいいのか?
  
瓶に入った化学物質が並んでいる部屋で
靴の素材を創り出すことから行っています。
  
創られた靴の素材は、
履いた状態を再現した機械で摩耗のテストをしたり、
引っ張ったり曲げたりしてたい旧テストをしたり、
洗濯・汗・日光などによる
色落ちや色移りをチェックしたりします。
  
こうして、初めて靴の素材ができます。
   
アシックスの靴は、素材から違うんですね。
  
 
  
小1の娘が最近履いている靴は、他メーカーの靴です。
 
娘はとにかく足が細くて甲が薄い。
 
どの靴を履いても靴の中で足が泳いでしまうのですが、
この靴は「きもちいい〜」と娘が絶賛したので選びました。
 
しかし、いつも3ヶ月も経たないうちに
靴底が減ってきてしまいます…
 
きっと素材の違いなんでしょうね。
 
商品開発部の方から、
靴の素材やデザインの違いを教えていただき、
娘に合う靴がまだ探せそうだと分かったので、
またアシックスも試してみようと思いました。
   
   
   
アシックスのキッズシューズの価格は、
多くのお母さん達の金銭感覚で考えると、
高い価格だと思うでしょう。
   
でも、ただ高いんじゃない。
  
工程数や素材が違うから高いんですね。
   
その理由を、
アシックススポーツ工学研究所の見学で体感しました。
 
 
   
またレポート第2弾をまとめます。どうぞお楽しみに♪♪
 
 
 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

みやざき足育センター代表
足育アドバイザーの成田あす香でした。

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