こんにちは! 足育アドバイザー®で保育士の成田あす香です。
小さなお子さんがいると、靴を買いに行くのも一苦労ですよね。
また、靴屋さんが遠かったり、店舗の品揃えが限られていたりすると、欲しい靴がなかなか見つからないこともあるのではないでしょうか。
そんなときでも、インターネット通販を使えば、自宅でゆっくりと品揃え豊富な中から靴を選ぶことができます。
「サイズが合うかどうか心配」と思う方も多いでしょうが、室内での試し履きであれば、その後の返品や交換が可能な店舗も多くあります。
今回は、オンラインショッピングで靴を購入したことがない方でも、お子さんの足に合う靴を選べるように、「ネット通販で子ども靴を選ぶ流れ」を5つのステップに分けて解説し、靴が購入できるオンラインショップも紹介します。
この内容は、大人のスニーカー選びにもそのまま役立ちますよ。
これを守れば失敗しない!ネットで子ども靴を買う5つのステップ
1.靴のサイズの目安を知る
靴のサイズの目安を把握することは、失敗しないネットショッピングの第一歩です。
理想は靴屋さん、シューフィッター、足育アドバイザーなどに測ってもらうことですが、それが難しい場合は家庭でもおおよその目安を知ることはできます。
以下に、自宅でできるサイズの確認方法を紹介します。
いま履いている靴からサイズの目安を知る方法
いま履いている靴の中敷きを取り出し、中敷きの上に足を乗せて子どもを立たせてください。
このとき、かかとの位置がきちんと合っていること、左右均等に体重がかかっていることを確認しましょう。
足の指先から中敷きの先端の間にどれくらい余裕があるかを見ます。
サイズアウトの目安は、余裕が5mmを切る頃なので、ここから逆算してどのくらいサイズアップするか検討すればいいでしょう。
なお、下記の写真のように、なお、写真の例のように中敷の先端から足の指先がはみ出している場合は、靴からサイズの目安を得ることが難しいため、足の計測をおすすめします。
家庭で計測シートを使って目安を知る方法
「足 計測シート」「足 測定シート」などで検索すると、家庭で使えるサイズ計測シートが見つかります。
これを印刷して足の長さを測り、計測値に0.5cmから1.0cmをプラスした靴サイズを試してみましょう。
靴に表記されたサイズが同じであっても、メーカーやモデルによって実際のサイズ感が異なるため、「サイズはあくまでも目安」と思ってください。
足に合うサイズかどうかは、足に合わせてみないと判断ができないため、靴選びには「試着」が欠かせません。
2.試着後の返品・交換ができることを確認する
靴を購入する際は、必ず返品や交換が可能なショップを選ぶのが、失敗を避ける最大の秘訣です。
オンラインショップの「ヘルプ」や「ガイド」ページで、返品・交換の条件を事前に確認しておきましょう。
次の4つのポイントを確認し、納得できるところで購入してください。
- 返品、交換ができる期限はいつまで?
- 返品や交換の手順は?
- 返送料の負担は購入者? 事業者?
- 返品の場合は、どのように返金される?
3.靴を選ぶ
いま履いている靴でサイズアップする
現在履いている靴が足に合っている場合、その靴でサイズをアップするのが失敗が少ない方法です。
2つのサイズの間でどちらにするか迷う場合は、私は大きいサイズを注文することをおすすめします。
これは「大きめの靴を履く」という意味ではありません。
もし、届いた靴が小さい場合はサイズ交換をするしかないので、返送した靴が向こうに届く日数と、新たな靴が発送されてこちらに届くまでの日数が必要になります。
しかし、届いた靴が大きかった場合は、小さいサイズをすぐに追加注文し、大きかった靴は次のサイズアップの時まで保管しておけば、新たな靴が発送されるまでの日数を短縮でき、手続きの手間が少し減ります。(支出のタイミングが重なるというデメリットはありますが)
違うブランドやモデルを選びたい
違うブランドやモデルを選んでみたい場合は、私はAmazonの「Prime Try Before You Buy」をおすすめします。
Amazonのプライム会員(有料)になる必要がありますが、このサービスを利用すると、複数の靴を試着後に気に入ったものだけ購入することができます(2024年8月現在では1回に4点まで)。
返品も簡単で、商品が送られてきた箱に戻して返送するだけです。
4.返品、交換ができるように慎重に開封する
注文した商品が届いたら、慎重に取り扱いましょう。
開封する際には、商品を元の状態に戻せるように注意が必要です。
靴の箱を開けたら写真を撮っておくと、後で元の状態に戻す際に便利です。
タグや靴に入っている紙などを破ったりなくしたりしないように、気を付けて取り出しましょう。
5.サイズ確認と試し履きをする
サイズの確認と試し履きは、必ず室内で行います。
靴を傷めないように、丁寧に扱いましょう。
サイズが合っているかを確認する
まず、中敷きを取り出して足を乗せ、サイズが合っているか確認します。
つま先の余裕が適正か、足の幅が合っているかをチェックしてください。
- つま先の余裕
15cmまでの靴は5mm〜8mmくらい、15cm以上の靴は1cmくらいが目安 - 足の幅の適合
足が中敷きから大きくはみ出していたり、逆に中敷きが余り過ぎていたりしないこと
靴が足にフィットするかを確認する
次に、靴を履かせて、甲の部分や足首周りがフィットしているか確認します。
- 甲が窮屈だったり、ゆるすぎたりしていないか?
- 足首周りがフィットしているか?
(ベルトや紐を締めても、ゆるくて隙間ができるものはNG)
歩いて最終確認する
最後に、室内で歩かせてみて、自然な歩き方ができるか、違和感がないかを確認してください。
子ども靴が購入できるオンラインショップをご紹介!
子ども靴が購入できるオンラインショップをご紹介します。
AmazonPrime
有料のプライム会員では、1回に4点までファッションアイテム(靴を含む)が試着できるサービス「Prime Try Before You Buy」が利用できます。
試し履きをした後に、足に合ったものだけを購入、その他は返送ができます。
送料、返送料ともに無料です。
ASBee ONLINE SHOP(アスビーオンラインショップ)
3,278円(税込)以上の購入で送料が無料です。
試し履き後の返品、交換の送料も無料です。
測定用紙がダウンロードできる「お子さまの足のサイズをはかってみよう!」というページもあります。
楽天市場
送料や返品条件が各ショップによって違うので、よく確認してください。
古いモデルを安く売っているショップがたまにあり、買いたい商品が決まっている人は探してみると掘り出し物が見つかるかもしれません。
ベルメゾンネット
1回の注文が7,990円(税込)以上の場合に送料が無料のため、よくベルメゾンを使う人には他のものと合わせて買うと良いと思います。ただ、返品、交換は送料負担になります。
ニューバランス公式オンラインストア
キッズカテゴリーのシューズは送料が無料です。
返品は送料負担になります。交換の場合は、一度返品して改めて注文する形になります。
まとめ
ネット通販で靴を購入する際は、「試し履きが可能で、返品、交換ができるショップ」を利用することがポイントです。
足に合う靴かどうかは、実際に足に合わせてみないと判断ができないため、靴選びには試着が不可欠です。
試し履きをして足に合わない場合には返品、交換をするつもりで注文することで、失敗を避けることができます。
ネット通販のいいところを活用し、お子さんにぴったりの靴を見つけてください。
足育アドバイザーⓇ 保育士
成田 あす香