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赤ちゃんの運動能力を高める親の関わり方

お読みいただきまして、ありがとうございます。

みやざき足育センターの成田あす香です。

今日は、宮崎日日新聞で毎週日曜日に連載中のコラム
《からだの土台「足育」》からお届けいたします。

2本の足で真っすぐに立てる秘密が足にある

「うちの子は、まだ歩かないから、足育はまだ先の話よね」
と思っている方。

実は、最も大事にしてほしいのが、
歩くまでの発達なんです。

2本の足でまっすぐに立ち、
歩いたり走ったりするのは、人間だけです。

それを可能にしているのが、
土踏まずなどに代表される足裏のアーチ構造、
全身の骨の数の約4分の1が足に集中しているほどの緻密な骨格、

そして
重力に負けずに頭や胴体を支えておく体の力です。
 
 

寝返りやはいはいの積み重ねで立てるようになる

人間は、生まれてから歩けるようになるまでに
1年から1年半もかかります。

それは、歩き出すまでの発達のステップを通して、
重力に抵抗して体を支えて持ち上げる力、
姿勢のバランスを調節する力、
目的に合わせて体を自由に動かす力を育てているからなのです。

生まれたばかりの赤ちゃんは
あおむけで手足をバタバタと動かすことしかできませんが、
この動きの積み重ねで首がすわります。

そして、寝返り、おなかをつけたはいはい(ずりばい)、
両手両膝で支えるはいはい、お座り、つかまり立ち、
伝い歩き、立ち上がりができるようになり、
一人で歩けるようになります。

さて、赤ちゃんはこれらの動きを
どうやって身に付けていくのでしょうか。

赤ちゃんの運動能力を高める親の関わり方

大人の場合は、運動能力を高めるといえば
トレーニングが思い浮かびそうですが、

「ほら、次ははいはいの練習をするわよ!」
と親に教えてもらって、
はいはいができるようになった人はいないですよね。

 

寝返りも、おなかをつけたはいはい(ずりばい)も、
両手両膝で支えるはいはいも、
お座りも、つかまり立ちも、
伝い歩きも、立ち上がりも、一人歩きも、
 
できるようになったきっかけは、
「あれが見たい」
「あれを触ってみたい」
「あそこに行きたい」
という、内から湧き上がってくる欲求です。

だから、赤ちゃんのうちに運動能力を高めたかったら、
赤ちゃんが興味をもったものに向かって、
自由に動き回ることができるように、
空間と時間を確保しましょう。

はいはいになったら、
土の上でも楽しく遊べますので、
広々としたところへ連れ出してあげてください。

また、赤ちゃんが一番興味をもっているのは、
お母さんとお父さんの動きです。

いつも赤ちゃんに目を配り、
いろいろな方向から声をかけて、
体をめいっぱい動かすをきっかけを
作ってあげましょう。

お読みいただき、ありがとうございました。

質問やご感想がありましたら、こちらまでお送り下さい。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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