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「子どもの足が扁平足気味」と言われましたが、どうすればよいでしょうか?《メールde足育相談室vol.191》

お読みいただきまして、
ありがとうございます。
 
みやざき足育センターの
成田あす香です。

本日は
メールマガジンのバックナンバーより
お届けします。
 
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☆ メールde足育相談室
「教えて!あす香さん」vol.191 ☆

お医者さんから、
「子どもの足が扁平足気味なので
 気を付けて」
と言われましたが、
どうすればよいでしょうか?

(2歳3カ月の男の子のお母さん)

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ご相談をいただき、
ありがとうございます。

きっと心配を
されていらっしゃいますよね。

でも、今は2歳ということで、
足のアーチができていくのは、
まだまだこれからです。
 
お医者さんも「気を付けて」と
おっしゃっていますしね。

では、どう気をつければいいか。

それをお話する前に、
改めて「扁平足」について、
確認しておきましょう。
 
  
【扁平足とは】
  
人間の足の裏は、
「3点アーチ」と呼ばれる
立体的な構造をしています。

3点とは、
・かかと
・足の親指の付け根
・足の小指の付け根
のことです。

それぞれを繋いだ3つのアーチが
板バネのように働いて、
足にかかる力を吸収・分散し、
次の一歩を推し進める役割を
果たしています。
 
扁平足は、
かかとと足の親指の付け根をつなぐ
足の内側のアーチ(土踏まず)が
充分に発達していない足の状態を言います。
    

【扁平足を防ぐためにできること】
       
足裏のアーチ構造は、
3歳頃から形が現れ始め、
6歳頃までに概ね発達すると
言われています。
     
土踏まずを含めた
足裏のアーチを育てるためには、
足裏の筋肉までしっかりと使った
全身運動の積み重ねが必要です。
    
足裏の筋肉までしっかり使うためには、
まず足に合った靴を履くこと。
   
できれば、
足のかかとの骨をまっすぐに保って、
足の機能を高めることのできる、
「かかとに芯の入った靴」
を選ぶことをおススメします。
    
そして、
全身運動を自然に引き出すのが、
「でこぼこ」「斜面」「段差」の多い環境や、
「想像力を使って遊べる遊具」です。

例えば、岩とか石とか、廃材とか、
縁石とか、木の棒とか…。
    
それから、
運動を多く積み重ねさせる秘訣は、
身近にいる大人が
楽しそうに体を動かしていることです。
 
 
【まとめ】
  
「足裏のアーチ構造は、
3歳頃から形が現れ始め、
6歳頃までに概ね発達する」
 
これを言い換えると、

「今から6歳までが
土踏まずを育てるチャンス」

ということですよね。

足に合う良い靴を履かせて、
外で一緒に楽しく遊ぶ機会をたくさん作る。

今日からこれを心がけて、
土踏まずを育てていきましょう。
  
 
それでは、
この文章を読んでくださった
あなたの足と心が、
軽く、柔らかく、温かく、
幸せを感じて日々を歩まれることを祈って、
今日のお話を結びます。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
   
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*この記事は、
2018年1月8日に発行したメールマガジンを
加筆再編したものです。

このサイトの管理人
成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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