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本庄中学校の家庭教育学級にて足育講座

2017年11月9日、国富町立本庄中学校の家庭教育学級にて足育講座を行いました。
今回、写真を撮ることをすっかり忘れており、上の画像はイメージ写真です(写真ACより)
  
中学生の保護者向けの足育講座は初めてのご依頼で、足育アドバイザーとして学んできた知識と、
私自身が中学生の母親でもある経験から、お話をさせていただきました。
       
まずは、参加された皆様に関心・疑問を書き出していただき、一人ずつ発表をお願いしました。
  
「娘がヒールの高い靴を履きたがるが、どう対応するのがよい?」

「自分がピンヒールを履きたいけど、痛くて履けない」

「外反母趾の原因は? 遺伝はある? 子どもがなりつつある気がする…」

「足の親指のところがときどき痛む。外反母趾? このままでいい? 手術?」

「バスケをしている子どもが、スポーツをしていないときも足首を痛がる。気を付けることは?」

「子どもの足の同じ指に血豆ができるのはなぜ? サイズは合っていると思うのだけど…」

この他にも、多様な疑問が挙げられ、ほとんどの内容は用意していた講義に関わりのあることで、一緒に説明をしながら進めていきました。
  

  
~中高生の足育のポイント~

(1)筋骨格が急成長する時期
 部活などでスポーツをすることで、体の同じ部位に負荷がかかると、運動器トラブルを起こすことがある。
 子どもが痛みを訴えたら、速やかに整形外科を受診して。

(2)おしゃれ靴を履きたい時期
 骨格が完成するのに18歳頃までかかる。
 それまではスニーカーなどの足を守る靴でおしゃれを。

(3)反抗期・思春期
 なかなか親の言うことを聞いてくれない時期とは思うが、伝えることは伝える。
 やるかやらないかを決めるのは本人だが、親のやらないことは子どももやらない。
 親が足育を実践して見せて種をまく。「足元で語る」
 
 
~靴選びの3つのステップ~

(1)動きやすい靴を選ぶためのポイント
(2)足に合うかどうかをチェックするために中敷きを活用
(3)靴をきちんと履き、足とフィットするか歩いて確認

~爪の切り方~
足の指の爪は特にトラブルを起こしやすいため、切り方に注意

このほかに、姿勢や重心について疑問が寄せられたので、
私がいま習っている新保泰秀先生のウォーキング法による立ち方をご紹介しました。

講座の最後は、今日から取り組まれることを決めていただき、感想を記していただきました。

  

◎ 講座を受けられて、ご家庭で何に取り組まれますか?

* 仕事で立っていることが多いので、バランスポイントを意識してやっていきたい
* インソール、靴選びをもう一度見直します
* 爪切りのしかたをさっそく子ども達に伝えます
* 帰ってから子どもの足をちゃんと見てみようと思います
* 一緒に靴屋さんに行きたい
* 足にあった靴選びをする
* 爪の切り方を考える
* 姿勢に意識して、普段の歩き方・立ち方に気をつけたい
* 足のサイズを確かめてみる
* 足のサイズを測って、足に合った靴を選びたい(縦の長さばかりしか気にしていなかった)
* 爪の切り方を実践したい
* 靴ひもをよだきがらずに結びます
* 靴を選ぶ時、中敷きに合わせて選ぶ
* スリッパで過ごさない
* 靴を履くときにポイントに気を付けて履く

 

◎講座のご感想は?

* 子どものスポーツ(バスケット)靴は、新しいものを買うたびにきちんと足のサイズを測ってもらって選んでいたが、普段履く靴も同じようにすることが大切なんですね。我が家も兄弟が多いので、お下がりを履かせていました。
* バランスポイントにはびっくりしました。「足育とは?」と思いながら「へ~」と思い、考え方が変わりました。子ども達に話をしようと思います。おもしろかったです。
* 今までちゃんと足のことを見たり、考えたりしたことがなかったので、あしと向き合ってみたいです。犬の散歩のときに歩き方を意識してみようと思います。
* 初めて足育についてお聴きして、すごく為になったので、参加して良かったです。
* 「なるほど~」と納得する話ばかりでした。とにかく合う靴がなくて、あきらめてましたが、もういちど自分の足をみなおしてみようと思いました。そして息子らの靴も、正しいものを見つけてあげようと思います。
* 知らないことがたくさんありました。
* 普段、足を意識していなかったけど、かかとに重心とパランスポイントを意識しようと思いました。
* 靴の選び方を聞いて、きちんと履いて選んだほうがいいという事を初めて知りました。今までは、色・デザインなどで決めてましたが、これからは自分の足にあった靴を選びたいと思います。
* 初めて聞くことが多く、とても参考になりました。
* 日頃、あまり考えていなかった事が多かった事に気づかされました。「え、そうなんだ!」という事がありました。
* 「へえー、そうなんだ」と思うことばかりでした。自分にあった靴を見つけたいです(見つかるといいな~と思っています)。インソールよりも、靴をしっかり選びたいです。今日はためになるお話をありがとうございました。とても面白かったです。
* 足育という講座名を見て、普段気になることも多かったので参加しました。疑問に感じていることを知ることができて良かったです。大変勉強になりました。実践していこうと思います。

    
講座を依頼してくださった家庭教育学級役員の方の声も、ご紹介いたします。
 

家庭教育学級の開級式にいて、
何の講座がしたいかを確認した所、
「足育」と言われた為、興味がありました。

娘の通っている中央児童館で「足育」のニュースを見て資料をもらい、ネットで探して連絡をしました。

自分を含め、参加された方が興味深くうなづいて聞いており、足育の講座は大成功でした。
ありがとうございました。
また機会があればお願いします。

  
いま、人生の土台を築き上げている、子どもたちの「足」を守り育てていくこと。
私たち大人は、自分の足で一生を歩き切るために「足」にもっと心を寄せること。
 
足育講座を通して、足や靴の大切さを改めて認識し、今日からの生活に活かしていただきたいと願っています。

このたびの足育講座の機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
 
 

みやざき足育センター 成田あす香

 

宮崎県内の子育て支援センター、幼稚園、保育園、子育てサークル等へ、保護者向けの足育講座・足計測に伺っております。こちらのページよりお気軽にお問い合わせください。
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成田 あす香

みやざき足育センター 代表/NPO法人日本足育プロジェクト協会 理事

保育士/足育アドバイザー(R)/健康経営アドバイザー

子どもの体の健やかな成長と大人の健康づくりに欠かせない「足と靴の基礎知識」「体を動かす楽しさ」をテーマに、2013年より講演活動などを行っています。
これまでに、宮崎県内21市町村と全国5都県にて延べ300回以上の足育講座を開催し、受講者は5000人を超えました。

2024年には、幼少期の足の成長への貢献が評価され、「運動器の健康・日本賞」奨励賞を受賞。
また、宮崎日日新聞「からだの土台足育」連載や、UMKテレビ宮崎、MRT宮崎放送でのメディア出演の実績もあります。

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